<独自>自衛隊施設4割が旧耐震基準、改修進まず 2022/7/5 産経ニュース
自衛隊創設以来の問題ということですね。全国に散らばる自衛隊の駐屯地・基地は、老朽化しています。先日、久里浜駐屯地の築80年の木造隊舎が注目を浴びました。しかし、それだけではありません。
詳細は記事に譲りますが、現場は酷いものです。廠舎(しょうしゃ)「屋根だけで、四方に囲いのない仮の小屋。特に、軍隊が演習場などで宿泊するための簡単な兵舎をいう。(コトバンク)というものがあります。演習場に。
数日から場合によっては数週間、廠舎に寝泊まりして訓練・演習を行います。コトバンクでは屋根だけで四方に囲いがない、とありますが、囲いはありますww木造の建物です。これがほとんどの場合、年代物の建物で、富士演習場でも、九州の大矢の原・大野原演習場でも、北海道の演習場でも、それは酷い建物でした。
夏は暑く(エアコンはありません)、冬は寒いです。どう見ても築4~50年は経過していたと思います。それを大事に使っているのです。そして、風呂を沸かすのに、隊員が自ら沸かします。こういうところが、訓練に充当できる時間を制約し、訓練練度の維持を困難にしている理由です。
横道にそれました。駐屯地の隊舎は、どこも古くて、旧軍の建物を使用しているところが普通にあります。美幌駐屯地の雪中廊下は見事なものでしたが、旧軍、美幌航空隊が使用していたもので、現在使われていれば、築80年は経過しているでしょう。
こういうのが全国にあるのです。そして、部隊は、これら老朽隊舎・器材庫・廠舎の建て替えを毎年要求しています。しかし・・・
政府は今年の経済財政運営の指針「骨太の方針」で、「防衛力を5年以内に抜本的に強化する」と明記。重点政策に「隊舎・宿舎の老朽化対策」と書き込み、来年度予算での対応を図る。防衛省幹部は「『今年も使える』と言って対策を取らずにいる。災害時に真っ先に駆け付けるべき自衛隊が被災して動けないこともあり得る」と危機感を募らせる。
怒りが怒髪天を突いています、酒楽は。 嘘です!防衛省幹部がそう言っているわけではありません、たぶん。そう言わざるを得ないのです。何故なら、そのほかに優先順位の高い予算要求項目が一杯あるからです。
今年も使える?ふざけんな!です。予算要求はですね、畢竟、「優先順位」なのです。F35やイージス艦や戦車が優先なのです。隊舎や廠舎や器材庫は何千とある要求の最後列にならざるを得ないのです。今年も使える、と言うのは、そう言わざるを得ないというだけの話です。
現場の隊員は泣いています。黙って。夏の暑さも冬の寒さも我慢して。いつ倒れるかわからない器材庫で整備をしているのです。これは嘘ではありません。酒楽は、赴任した部隊、駐屯地で嫌というほど現実を見てきました。そして、出来る範囲で予算要求しようとしました。
でも、載りません、要求書に。優先順位は最後列だから。現場の涙を知っている各幕僚監部の担当者は必死に要求しているのです。しかし、シーリングに入らないので、要求できないのです。今年も使えるから要求しないわけではないのです!財務省が、要求させないのです。コノヤロー!
おーいけません、またやってしまいました。ご容赦ください。
「国の為 重き努を 果し得で 矢弾尽き果て 散るぞ悲しき」
これは硫黄島守備隊司令官、栗林忠道中将の辞世です。何故引用したのか?現状、自衛隊は、矢弾尽きているからです。これが悲しき自衛隊の現実です。皆様、自衛隊の現状を改善し、職責を果たせるように、防衛費の増大を求めていただきたいと思う次第です。
自衛隊創設以来の問題ということですね。全国に散らばる自衛隊の駐屯地・基地は、老朽化しています。先日、久里浜駐屯地の築80年の木造隊舎が注目を浴びました。しかし、それだけではありません。
詳細は記事に譲りますが、現場は酷いものです。廠舎(しょうしゃ)「屋根だけで、四方に囲いのない仮の小屋。特に、軍隊が演習場などで宿泊するための簡単な兵舎をいう。(コトバンク)というものがあります。演習場に。
数日から場合によっては数週間、廠舎に寝泊まりして訓練・演習を行います。コトバンクでは屋根だけで四方に囲いがない、とありますが、囲いはありますww木造の建物です。これがほとんどの場合、年代物の建物で、富士演習場でも、九州の大矢の原・大野原演習場でも、北海道の演習場でも、それは酷い建物でした。
夏は暑く(エアコンはありません)、冬は寒いです。どう見ても築4~50年は経過していたと思います。それを大事に使っているのです。そして、風呂を沸かすのに、隊員が自ら沸かします。こういうところが、訓練に充当できる時間を制約し、訓練練度の維持を困難にしている理由です。
横道にそれました。駐屯地の隊舎は、どこも古くて、旧軍の建物を使用しているところが普通にあります。美幌駐屯地の雪中廊下は見事なものでしたが、旧軍、美幌航空隊が使用していたもので、現在使われていれば、築80年は経過しているでしょう。
こういうのが全国にあるのです。そして、部隊は、これら老朽隊舎・器材庫・廠舎の建て替えを毎年要求しています。しかし・・・
政府は今年の経済財政運営の指針「骨太の方針」で、「防衛力を5年以内に抜本的に強化する」と明記。重点政策に「隊舎・宿舎の老朽化対策」と書き込み、来年度予算での対応を図る。防衛省幹部は「『今年も使える』と言って対策を取らずにいる。災害時に真っ先に駆け付けるべき自衛隊が被災して動けないこともあり得る」と危機感を募らせる。
怒りが怒髪天を突いています、酒楽は。 嘘です!防衛省幹部がそう言っているわけではありません、たぶん。そう言わざるを得ないのです。何故なら、そのほかに優先順位の高い予算要求項目が一杯あるからです。
今年も使える?ふざけんな!です。予算要求はですね、畢竟、「優先順位」なのです。F35やイージス艦や戦車が優先なのです。隊舎や廠舎や器材庫は何千とある要求の最後列にならざるを得ないのです。今年も使える、と言うのは、そう言わざるを得ないというだけの話です。
現場の隊員は泣いています。黙って。夏の暑さも冬の寒さも我慢して。いつ倒れるかわからない器材庫で整備をしているのです。これは嘘ではありません。酒楽は、赴任した部隊、駐屯地で嫌というほど現実を見てきました。そして、出来る範囲で予算要求しようとしました。
でも、載りません、要求書に。優先順位は最後列だから。現場の涙を知っている各幕僚監部の担当者は必死に要求しているのです。しかし、シーリングに入らないので、要求できないのです。今年も使えるから要求しないわけではないのです!財務省が、要求させないのです。コノヤロー!
おーいけません、またやってしまいました。ご容赦ください。
「国の為 重き努を 果し得で 矢弾尽き果て 散るぞ悲しき」
これは硫黄島守備隊司令官、栗林忠道中将の辞世です。何故引用したのか?現状、自衛隊は、矢弾尽きているからです。これが悲しき自衛隊の現実です。皆様、自衛隊の現状を改善し、職責を果たせるように、防衛費の増大を求めていただきたいと思う次第です。
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