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日曜独語 遠泳本番

 さあ、遠泳当日です。それまで約2週間、東京湾で訓練を積み重ねてきました。伊勢町海岸から出発です。

 当日の天気をよく覚えていないのですが、雨は降っていませんでした。風も無かったと思います。つまり遠泳日和でした♪

 それまでの訓練で、2時間~3時間くらいは経験していました。猿島までの往復8キロは、概ね6時間くらいのようです。泳力のある白帽組から出発します。酒楽の所属する赤帽組は最後でした。

 写真にあるように、コース上に点々とボートやらなにやら船が浮かんでいて、救助体制は万全でした。そして、いざ出発。

 訓練の成果でしょうか、遠泳は上々の滑り出しでした。天気もいいし、これは楽勝だな、と思っていました。事実、申し分のない天気で、順調に泳いでいました。

 猿島の前でUターンです。これで半分泳ぎ切ったということです。この時点で、酒楽はもう終わったような気分でしたが、甘かったですね。復路は、右手に陸地を見ながら泳ぐのですが、いつまでたっても景色に変化がありません。やはり、体力を消耗し、いつの間にか速度が落ちていたのですね。

 遠泳では、途中何か所かで休憩があります。立ち泳ぎしながら。乾パンとかを支給されて、エネルギーを補給します。思いのほか体力を消耗していました。3時間以上の遠泳は未知の体験です。

遠泳3
防大瓦版から写真を引用しました。あまり鮮明ではありませんがご容赦下さい。写真は、東京湾側から小原台を撮影していますね。おそらく馬堀海岸あたりかなと思います。猿島まで3分の一くらいの距離でしょう。

 潮の流れがあったようで、岸から遠ざかっているように感じました。そして、大回りで伊勢町海岸を目指します。赤帽組は一番泳力がない組なので、泳ぐスピードも遅いのです。この日、クラゲが降ってくることはありませんでした。

 みんな無言です。必死に泳いでいたのですね。酒楽も必死でした。泳ぎ切る自信はありましたが、時間はゆっくり進み、相変わらず伊勢町海岸が遠くに見えるのです。

 何度目の休憩かは覚えていませんが、海岸が近くに見えたのです。いよいよゴールは近いです。赤帽組は、一人の脱落者もなく必死で泳ぎます。所々で、船の上から、先輩の応援の声が聞こえます。そうです、校外訓練を終えた上級生が応援に来てくれていたのでした。ゴールは近い!

 少しずつ海岸が近づいてきます。少しずつ。そして、到着しました。教官は「すぐに立ち上がるな、胸がつくくらいまで泳げ!」と指示が来ました。これはですね、長い時間泳いでいると、思った以上に体力を消耗していて、立ち上がれずに数十センチの深さでも溺れることがあるからなのです。なので、もうこれ以上は泳げないという浅いところまで泳いで、ようやく立ち上がることが許されるのです。

 立ち上がりました。ふらふらでした。立つのもやっとという感じです。重力をこれ程感じたのは、後にも先にもこのときだけでした。宇宙空間から帰還した宇宙飛行士と同じです♪

 遂に達成です!今思うとですね、よくも8キロ泳いだもんだなと。自分をほめてやりたい気分です。かかった時間は6時間半でした。ひゃー!

 こうして8キロ遠泳は無事終了しました。泳げるようになって3週間後に8キロの遠泳に成功しました。普通に考えると無謀ですね(笑)だから教官が「希望する者は挙手」と言ったのですね。常識的には、ちょっと前にやっと泳げるようになったのに、8キロ泳がせるわけにはいかないのですよ。それでも泳がせてくれた教官には今でも感謝しています。これで8キロ泳いだ達成感と充実感と、なにより自信が付いたからです。翌々日、夏休み開始です。やっほー!

 後日譚。

 数年後、酒楽を含む幼馴染4人で、とある湖に湖水浴にいきました。事件はそこで起きました。ボートで遊泳禁止の場所まで行って、湖岸で休んでいたのですが、幼馴染の一人が水に入っていき、岸から10メートルの所で突然溺れたのです。

 実は4人の中で泳げるのは酒楽一人でした。幼馴染の弟が助けてやってくれ!と叫んだのです。酒楽は、飛び込みました。そして、水中深く潜って、下から幼馴染の足を掴んで顔が水の上に出るようにし、足を抱えたまま岸まで運んだのです。酒楽はずっと水の中でしたが、距離は近いので、大丈夫だったのです。

 救助のコツはテレビを見て知っていました。溺れる者は藁をもつかむのです。不用意に近づくと抱き付かれて、救助者まで溺れてしまいます。そこで、下から抱きかかえて、幼馴染が呼吸できるようにし、同時に抱き付かれるのを防いだのでした。水に入ってから岸に戻るまでおおよそ30秒くらいだったと思います。幼馴染は無事でした。

 いろいろ経験は積むものだなと思います。キツイ厳しい環境の防大でしたが、得るものも大きかったのです。
 
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