本日2件目の記事です。
【「日本の尊厳と国益を護る会」(護る会)創立1周年記念総会における安倍晋三・元内閣総理大臣の講演】 ( 令和2年10月 ) 2022-07-23 22:06:49 青山繁晴の道すがらエッセイ
令和2年10月に、青山議員が主催する日本の尊厳と国益を護る会 創立1周年記念総会における安倍晋三・元内閣総理大臣の講演全記録が、7月23日、青山繁晴の道すがらエッセイに全文公開されました。
酒楽は、安倍さんの講演を読んで、涙が流れました。これほど偉大な政治家を失ったのだな、と改めて思ったからです。冒頭にURLを貼り付けましたので、是非、ご一読をお勧めします。青山さん、公開ありがとうございます。
この講演で、安倍さんはいくつかの重要な考えを披歴しています。その一つが、村山談話、河野談話についてです。
冒頭、安倍さんはこう言っています。村山談話、河野談話を上書きする、否定はしない、と。ここが非常に重要なポイントですね。両談話とも、戦後日本の自虐史観を象徴するものとして、左翼に、中韓にさんざん悪用されてきました。我が国は悪い国だというための手段として。
両談話を否定せずに、上書きすることによって、左翼・中韓に反論するすべを与えなかったということです。否定すれば、これら反日勢力は、日本の歴史認識を徹底的に攻撃したと思いますが、否定していないことで、攻撃する手段を断ったのです。戦い上手な安倍さんならでは、と思います。
村山談話の上書きについては、主語を日本から「世界」に変えたことが非常に重要です。これによって、わが国だけが自虐史観に陥ることを防いだからです。植民地支配を行った主要国は痛いところを突かれたでしょう。安倍談話を攻撃すれば、これら植民地支配を行った主要国まで敵にまわすことになるからです。日本は、これで救われました。
「それともう一点は、河野談話に終止符を打つということでございました。
( 護る会幹事長の ) 山田さんにも、当時は野党で質問をして頂き、その質問に答える形で我々は、河野談話がどういう経緯でもって形作られたのかということを政府としてもう一度検証させていただきました。
まさにこれは、事実の探求ではなく外交的な努力だったということを明確にさせていただいたというところでございます。
その後、安倍政権においては村山談話とか河野談話という言葉は一切使っておりません。河野太郎 ( さん ) ( ※ 安倍内閣当時の外相 ) も使っていないわけであります」
この部分は、日韓慰安婦合意の経緯を語ったものと思います。これによって、河野談話を葬ったということです。ここでも我々日本人は、救われました。ユン政権は、日韓慰安婦合意を尊重する、と発言しているからです。慰安婦合意を反故にすれば、韓国は、我が国の反撃を覚悟せねばなりません。
三点目は、スパイ防止法についてです。「今は特定秘密保護法ができましたから、10年の懲役というものが事実上スパイ活動を行った人に対しては科すことはできるのでございます。」これが安倍さんの発言です。そして、スパイ防止法について、護る会がスパイ防止法を必要と考えるなら、検討してください、と結んでいます。
酒楽は、スパイ防止法が必要だと思いますが。限定的ながら、スパイ活動を防止できる法律ができたことを喜んでいます。あとは、護る会に期待したいと思います。
最後は、拉致被害者に言及されています。なんともやるせない、むなしい事実を知って、怒りと涙を禁じえない酒楽です。拉致被害者の件を継続して主要な政治活動としてきた安倍さんは、まさに「救国の士」だったのだと思う次第です。
表題は、「安倍さんの遺言」といたしました。総理を退いてからも精力的に活動していた安倍さんですが、こういう形で、自身の政策について敷衍されていたことを知りませんでした。青山さんに感謝申し上げたいと思います。併せて、拙稿を通じてこの事実をお知りになった方には、是非とも青山繁晴の道すがらエッセイから当該箇所を読んでいただきたいと願う所存です。
文末に、安倍さんの戦後70年談話を産経ニュースから引用しました。ご参考までに。
戦後70年談話 首相談話全文 2015/8/14 産経ニュース
【「日本の尊厳と国益を護る会」(護る会)創立1周年記念総会における安倍晋三・元内閣総理大臣の講演】 ( 令和2年10月 ) 2022-07-23 22:06:49 青山繁晴の道すがらエッセイ
令和2年10月に、青山議員が主催する日本の尊厳と国益を護る会 創立1周年記念総会における安倍晋三・元内閣総理大臣の講演全記録が、7月23日、青山繁晴の道すがらエッセイに全文公開されました。
酒楽は、安倍さんの講演を読んで、涙が流れました。これほど偉大な政治家を失ったのだな、と改めて思ったからです。冒頭にURLを貼り付けましたので、是非、ご一読をお勧めします。青山さん、公開ありがとうございます。
この講演で、安倍さんはいくつかの重要な考えを披歴しています。その一つが、村山談話、河野談話についてです。
冒頭、安倍さんはこう言っています。村山談話、河野談話を上書きする、否定はしない、と。ここが非常に重要なポイントですね。両談話とも、戦後日本の自虐史観を象徴するものとして、左翼に、中韓にさんざん悪用されてきました。我が国は悪い国だというための手段として。
両談話を否定せずに、上書きすることによって、左翼・中韓に反論するすべを与えなかったということです。否定すれば、これら反日勢力は、日本の歴史認識を徹底的に攻撃したと思いますが、否定していないことで、攻撃する手段を断ったのです。戦い上手な安倍さんならでは、と思います。
村山談話の上書きについては、主語を日本から「世界」に変えたことが非常に重要です。これによって、わが国だけが自虐史観に陥ることを防いだからです。植民地支配を行った主要国は痛いところを突かれたでしょう。安倍談話を攻撃すれば、これら植民地支配を行った主要国まで敵にまわすことになるからです。日本は、これで救われました。
「それともう一点は、河野談話に終止符を打つということでございました。
( 護る会幹事長の ) 山田さんにも、当時は野党で質問をして頂き、その質問に答える形で我々は、河野談話がどういう経緯でもって形作られたのかということを政府としてもう一度検証させていただきました。
まさにこれは、事実の探求ではなく外交的な努力だったということを明確にさせていただいたというところでございます。
その後、安倍政権においては村山談話とか河野談話という言葉は一切使っておりません。河野太郎 ( さん ) ( ※ 安倍内閣当時の外相 ) も使っていないわけであります」
この部分は、日韓慰安婦合意の経緯を語ったものと思います。これによって、河野談話を葬ったということです。ここでも我々日本人は、救われました。ユン政権は、日韓慰安婦合意を尊重する、と発言しているからです。慰安婦合意を反故にすれば、韓国は、我が国の反撃を覚悟せねばなりません。
三点目は、スパイ防止法についてです。「今は特定秘密保護法ができましたから、10年の懲役というものが事実上スパイ活動を行った人に対しては科すことはできるのでございます。」これが安倍さんの発言です。そして、スパイ防止法について、護る会がスパイ防止法を必要と考えるなら、検討してください、と結んでいます。
酒楽は、スパイ防止法が必要だと思いますが。限定的ながら、スパイ活動を防止できる法律ができたことを喜んでいます。あとは、護る会に期待したいと思います。
最後は、拉致被害者に言及されています。なんともやるせない、むなしい事実を知って、怒りと涙を禁じえない酒楽です。拉致被害者の件を継続して主要な政治活動としてきた安倍さんは、まさに「救国の士」だったのだと思う次第です。
表題は、「安倍さんの遺言」といたしました。総理を退いてからも精力的に活動していた安倍さんですが、こういう形で、自身の政策について敷衍されていたことを知りませんでした。青山さんに感謝申し上げたいと思います。併せて、拙稿を通じてこの事実をお知りになった方には、是非とも青山繁晴の道すがらエッセイから当該箇所を読んでいただきたいと願う所存です。
文末に、安倍さんの戦後70年談話を産経ニュースから引用しました。ご参考までに。
戦後70年談話 首相談話全文 2015/8/14 産経ニュース
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