
人生の先達であり、実際に大東亜戦争に参加した千玄室氏の寄稿です。千玄室氏は、裏千家前家元です。月に一度、「一服どうぞ」という一文を産経新聞に寄稿されています。デジタル版産経新聞から切り取って紹介させていただきます。
紹介した理由は表題を見ていただければご理解いただけると思います。酒楽などとても及ばぬ、実体験と長き人生を歩まれてきた、千玄室氏の説得力のあるお考えが披歴されています。ご一読をお勧めします。
さて、千氏も「敗戦の日」とおっしゃられています。これが歴史と向き合う勇気というものだと思います。終戦の日は、確かに終戦の詔勅から来ているのは、酒楽とて理解しないわけではありません。しかし、大日本帝国は、負けたのです。一敗地に塗れたのです。
戦後の復興は見事であり、日本人の気概を世界に見せつけたと思います。しかし、それは国家の全てではありません。明治維新以後、初めて日本は世界史に登場し、プレイヤーとして参加しました。しかし、大東亜戦争敗北後、日本は世界史のプレイヤーではありません。これは冷厳なる現実です。
米国の庇護のもとに生きる属国、これが日本です。この事実を事実として認識しなければ、日本は、いつまでたっても世界史のプレイヤーにはなれません。戦争を望んでいるわけではありません。真の独立国を目指すべきだと言っているのです。
すぐに実現することが困難なのは事実です。しかし、その意志すら失っているのが、現在地の日本です。問題の本質は、日本人の目が曇っていることです。現在地の日本の立場を理解している人は少ないと思います。
理解したくない人が多いのでしょうね。日本がアメリカの属国であることを。日米安全保障条約は、日本の安全を保障していますが、アメリカの保護があるからです。アメリカは、日本の政治的軍事的独立を望んでいません。日本がアメリカの属国である所以です。
核兵器を保有できない、NPTにより。つまり、日本は、自前で国を守ることができないのです。独立国家とは言えませんね。
それでよし、と国民全員が考えるならば、酒楽の主張は無駄ですが、そうではないでしょう。少なからぬ勇気ある士が存在していますから。たとえば青山繫晴氏とか。亡くなった安倍晋三さんとかですね。そういうことなので酒楽は希望を失っておりません。独立を達成するまで主張し続けたいと思います。皆様のご支援を賜りながら。
敗戦の日に思う 酒楽
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