プロフィール

酒楽

Author:酒楽
 自衛隊を応援するとともに真正保守政治を確立し、日本人の誇りを取り戻すブログ。

最新記事

プライバシーポリシー

当サイトに掲載されている広告について 当サイトでは、第三者配信の広告サービス(Googleアドセンス、A8.net、Amazonアソシエイト、バリューコマース、iTunes アフィリエイトプログラム)を利用しています。 このような広告配信事業者は、ユーザーの興味に応じた商品やサービスの広告を表示するため、当サイトや他サイトへのアクセスに関する情報 『Cookie』(氏名、住所、メール アドレス、電話番号は含まれません) を使用することがあります。 またGoogleアドセンスに関して、このプロセスの詳細やこのような情報が広告配信事業者に使用されないようにする方法については、こちらをクリックしてください。 当サイトが使用しているアクセス解析ツールについて 当サイトでは、Googleによるアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」を利用しています。 このGoogleアナリティクスはトラフィックデータの収集のためにCookieを使用しています。 このトラフィックデータは匿名で収集されており、個人を特定するものではありません。 この機能はCookieを無効にすることで収集を拒否することが出来ますので、お使いのブラウザの設定をご確認ください。 この規約に関して、詳しくはこちら、またはこちらをクリックしてください。 当サイトへのコメントについて 当サイトでは、スパム・荒らしへの対応として、コメントの際に使用されたIPアドレスを記録しています。 これはブログの標準機能としてサポートされている機能で、スパム・荒らしへの対応以外にこのIPアドレスを使用することはありません。 また、メールアドレスとURLの入力に関しては、任意となっております。 全てのコメントは管理人であるハルトが事前にその内容を確認し、承認した上での掲載となりますことをあらかじめご了承下さい。 加えて、次の各号に掲げる内容を含むコメントは管理人の裁量によって承認せず、削除する事があります。 •特定の自然人または法人を誹謗し、中傷するもの。 •極度にわいせつな内容を含むもの。 •禁制品の取引に関するものや、他者を害する行為の依頼など、法律によって禁止されている物品、行為の依頼や斡旋などに関するもの。 •その他、公序良俗に反し、または管理人によって承認すべきでないと認められるもの。
0 コメント

米国製中距離弾道弾の配備が最善の政策

米のINF全廃条約破棄で沈む中国 2018/11/13 産経ニュース

エスパー米国防長官、中距離ミサイルのアジア配備に前向き 2019年8月5日 ロイター

米国による中距離ミサイルの日本配備に中国国防部がコメント人民網日本語版 2022年07月29日

 酒楽は、米国とロシアの間で結ばれていたINF全廃条約の行方を継続的に追ってきました。何故かというと、我が国の安全保障に直結する重大問題だからです。

 そもそもINF全廃条約は、アメリカ合衆国とソ連との間で結ばれた条約です。それは、アメリカのパーシングⅡ中距離弾道弾の欧州配備に伴うものです。アメリカが欧州にパーシングⅡを配備したのは、その前にソ連が欧州向けに中距離弾道弾SS-20を配備したことが発端でした。

 当時も米国は、欧州諸国(NATO加盟国)に拡大抑止(核の傘)を提供していました。しかし、ソ連のSS-20は、中距離弾道弾です。アメリカには届きません。これに欧州諸国は動揺したのです。何故なら、アメリカに届かない中距離弾道弾で核威嚇されたら、米国は、核ミサイルによる報復攻撃をしないかもしれないと疑念を抱いたのです。

 それはそうでしょう。戦略核兵器は、米ソ双方を狙っているので、撃たれたら撃ち返すというのがセオリーです。米ソが双方を狙うことを前提としているためです。しかし、INFは違います。ソ連がSS-20を発射したとき、それは米国には届きません。方向も違います。米国に向いていない、届かないミサイルに対し、米国は危険を冒して報復攻撃をするだろうか、と考えるのは理解できます。これが欧州の疑念だったわけであり、ソ連はそれを狙ってSS-20を配備したわけです。

 そのため米国は、欧州にパーシングⅡを配備し、発射ボタンを押す権限の一部を配備国に委ねたのです。これで困ったのはソ連です。SS-20を発射すれば、欧州は、配備されたパーシングⅡで報復してくるでしょう。被害を受けるのは、ソ連と欧州諸国で、米国は無傷です。これは割に合いません。ソ連は、SS-20の撤去と引き換えにパーシングⅡの撤去を米国に呼び掛け、成立したのがINF全廃条約です。

 冷戦たけなわの頃、このINF全廃条約は、核兵器の抑止力、拡大抑止の考え方を知る格好の教科書でした。酒楽は、その経過を現役時代に見て知っています。だから、中距離弾道弾は極めて有効な抑止力なのです。

 現在、戦略3文書「国家安全保障戦略(国家安保戦略)」「防衛計画の大綱(防衛大綱)」「中期防衛力整備計画(中期防)」の改正に向けて、自公両党による改定作業が進められています。この結果は、次年度以降の防衛費の内容に直接影響します。

国家安全保障戦略(概要) 内閣官房 令和4年10月19日引用

 戦後一貫して平和国家としての道を歩み、専守防衛に徹し、他国に脅威を与えるような軍事大国とはならず、非核三原則を守るとの基本方針を堅持してきた。

 内閣官房から国家安全保障戦略(概要)を引用しました。そこには、重要なことが記述されています。専守防衛と非核三原則です。この二つは、日本滅亡の政策とも言うべき歴史に残る悪政の典型です。

 専守防衛は、せめて「戦略守勢」の概念に変更するべきです。自ら他国を攻撃しないと。しかし、他国が我が国を攻撃する蓋然性が高い場合は、相応の対応をする、ことを明記すべきです。他国からの先制攻撃を受けた場合に致命的な損害を被る可能性があるからです。座して死を待つべきだとは思われない、と鳩山一郎元首相が述べたように、専守防衛は、座して死を待つ政策の典型なのですから、速攻廃止すべきです。

 次に非核三原則を修正し、米国製中距離弾道弾の配備を容認すべきです。配備は、我が国の抑止力を劇的に向上させるでしょう。3つ目に引用した記事にあるように、人民解放軍はヒステリックな反応を示しています。それは、米国製中距離弾道弾の配備が中国に対し、極めて有効な抑止力になることを示しているからです。

 米国製中距離弾道弾の配備は、北朝鮮による拉致被害者の解放に直結するでしょう。昨日も申した通りです。米国製中距離弾道弾の配備後、金正恩に対する斬首作戦を行えば、北朝鮮は、拉致被害者解放のテーブルに着かざるを得ません。着かなければ、斬首作戦は継続され、いずれ命を落とすことになるでしょう。我が国に対して核ミサイルを発射すれば、我が国による中距離弾道弾の報復攻撃を受けて、北朝鮮は滅亡します。席に着かざるを得ず、拉致被害者は解放されることになるでしょう。

 これでご理解いただけたと思います。昨日「拉致被害者救出作戦」では触れなかった基礎的条件を今回説明させていただきました。

 荒唐無稽な話ではないことを証明するため、ロイターによるエスパー国防長官の発言を2番目の記事として引用しました。

 INF全廃条約に降れた産経の記事は2018年11月。エスパー国防長官による中距離弾道弾のアジア配備の記事が2019年8月。人民網のヒステリックな反応記事が本年7月です。全ては一貫した背景に基づく記事になります。

 そもそも戦略3文書の改定に公明党を参加せることが間違いです。早速「必要最小限」と釘を刺しています。防衛力は相手がいるのですから、我が国を守るために必要な防衛力とすべきです。必要最小限にして喜ぶのは我が国の敵だからです!
 
 ご清聴ありがとうございました。ぽちっとしていただけると励みになります。フォローバナーもよろしくお願いします。

政治ランキング
にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村

酒楽独語 - にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

検索フォーム

QRコード

QR

最新記事

韓国が日韓オールスターを打診 お断りどす
メディアの独善
滑り込みセーフ!確定申告
日米野球文化に見る日米同盟
三原則と言えば国家は無事なのか?
自衛隊を軍隊にしなければ、国を守るのは困難だ
日本も韓国に対し裁判を起こすべきだ
速報 侍ジャパン勝利!
春風駘蕩
プーチン失脚の可能性はある
菅氏の日韓議連会長就任を憂う
ChatGPTが「幻覚を見ている」
本人のサインの無い行政文書は信用できない
尹氏は本気だ~そういうことじゃない
野球小僧 大谷
後ろから鉄砲を撃つ奴と一緒には戦えない
自国代表の労をねぎらうべきだ
総理大臣は現場に来て隊員を鼓舞せよ
中国人にとって日本は天国
日本人ていいなあ 佐々木朗希とホームランボール 
大江健三郎の死去に際し
ソウルで君が代~屈辱的な光景♪
伝統と格式の信任状奉呈式
リニア水問題は政府が解決すべきだ
刑務所考
爆笑:白髪三千丈
中国経済の先行きは暗い?
装備調達の根本的問題を解決せよ
中国に阿(おもね)る朝日新聞
いでよ、次の安倍晋三
在外同胞庁とパチンコ屋の関係
やっと気が付いた?核兵器はあったほうがいい
徴用工 産経・朝日それぞれの主張
徴用合意の様々な問題点
役に立たない外務大臣と外務省
法治国家の対極にある国家
米台同盟にヤマトも参加せよ
日曜の午後 海上自衛隊
日曜独語 嘘もここまでくると芸術だ♪
恥を知れ維新
韓国のボイコットを歓迎する/自称元徴用工
公明党の「加憲」を暴く
外務省解体論
突っ込みどころ満載の朝日社説
予算衆院通過・実行あるのみ
朝日新聞は日本国が憎いのだ
誠意ある対応とは何か
ロシア製戦闘機を丸裸に
韓国に美術品を貸したら帰ってこない
メディアに客観的な報道を求める愚