本日2件目の記事です。
日本酒聖 喜心
酒楽が何故酒楽なのかについては、実は今まで説明してきませんでした。説明しなくても拙稿の記事に日本酒の話が時々出てくるので、みなさんお気づきのとおり、酒楽は日本酒が大好きなのです。それで酒楽です。
札幌での一夜、自由な時間ができたので、妻と共に居酒屋に行くことになりました。事前にネットで検索して、何軒か対象があったのですが、日本酒仙・喜心(きごころ)という店に行くことにしたのでした。件の店は、雑居ビルと思われる建物の8階にあります。
妻は、ビルを見て不安に思ったようで、8階に到着すると、まず非常階段を確認しておりましたww酒楽はと言えば、お店の看板を見て「なかなかよさそう♪」とルンルン気分。

お店に入るとご主人に誘われてテーブル席に落ち着きました。するとご主人の速射砲が発射されたのです。
何でこの店に来た?どこで探した?みたいな質問が矢継ぎ早に発せられたのです。
実はこのお店、食べログなどの飲食店紹介サイトには登録されていません。お店の紹介だけはありますが、サイトへ登録されていないので、食べログなどでの予約はできません。何故酒楽がこの店を知ったかと言うと。お酒が好きな酒楽はグーグルマップで「居酒屋、日本酒」などで検索し、良さげな店を選んだりするのです。喜心はこうやって見つけました。予約は電話です。
評価は4.4です。高いでしょ。それでこの店にしたのです。それにしてもご主人の速射砲には驚きました。よほどお酒が好きでないとなかなかこの店には来ないのでしょうね。
お酒のメニューはありません。不思議です。日本酒が売りなのに。理由はすぐにわかりました。とにかく日本酒談議が好きで、当たり障りなく酒楽の日本酒好きを探ってくるのです。そして、これはと思うお酒をチョイスして出してくるのです。なるほど、こういうやり方もあるか。決してぼったくりはしないと最初に言われたとおり、おいしいお酒を驚くほどの値段で飲むことができました。

最初に出てきたのは、「天美(てんび)純米吟醸生原酒」というお酒です。すっきりしていてフルーティーです。ひとこと「旨い」お酒でした。下関の蔵で、杜氏は藤岡美樹さん、女性だそうです。初めて飲みましたが、ほんとにおいしいお酒です。お勧めします。女性の杜氏は珍しいですね。しかもラベルに杜氏の名前が書いてあるのはとても珍しいことです。

精米歩合60%ですから普通なら「まあ、こんなもんか」というレベルの精米歩合です。しかし、味は間違いありません。とても精米歩合60%のお酒とは思えない素晴らしいお酒でした。ご主人曰く、うちの店は、無濾過生原酒だけしか出さない、本当にうまい酒は、無濾過で生でないとだめだ、と熱く語るご主人なのです。蘊蓄に間違いはないようです。

次は、有名な鍋島です。「鍋島 きたしずく 純米大吟醸」です。精米歩合40%。更に旨いです♪酒楽がこれまで飲んだお酒では一番うまいと思いました。きたしずくというのは、北海道で栽培している酒米で、ご主人がいろいろな酒蔵に勧めていらっしゃると言うことでした。それにしても旨いです。重厚な味わいです。喉をするっと抜けていくようなお酒です。

ご主人のお話では、火を入れるたびに味は落ちるようです。しかし、無濾過生原酒というお酒は、日持ちがしない(これもご主人曰く、現在は保存技術が進化しているので、ある程度の期間は貯蔵可能だそうです)ので、酒屋も居酒屋もあまり取り扱いしたくないのだそうですが、現在は、それなりに流通しているということでした。とにかく生のおいしさを堪能してくれと、情熱的に話すご主人です♪

最後は七田でした。「七田 純米吟醸 生 無ろ過」精米歩合50%。酒米は雄町です。これも旨いです。飲んだ感じとしては、鍋島に劣らない旨さでした。3銘柄を飲んでみて思ったのは、ご主人の言うとおり、無濾過、生の日本酒は旨いということです。ちなみに原酒とは、醸したままのお酒のことで、製品にするために水で調整していないお酒のことを言います。なので、原酒は市販されているお酒の中では、一般的にアルコール度数が高めです。

お酒は、ご主人の勧めるままに飲みました。ぐい飲みで。ぐい飲みは100ccほどだったと思います。チェイサーで水を飲みながら、約3時間。至福の時間でした。ちらっとメニューが写っていましたが、肴のメニューです。実は、この肴もなかなかに手の込んでいるものが多く、これだけでも行く価値はあると思います。
面白かったのは、喜心さんのお客さんには、当然日本酒好きのお客さんばかりらしいのですが、ご主人からお店の宣伝をしてくれと言われているのに、あまりしないのだそうです。何故かと言うと、こんな旨い酒を飲ませる店を宣伝したら、自分たちの席が埋まってしまうので、なるべく秘密にしたいのだそうで、ご主人はひとしきり嘆いておられました♪でも酒楽は、札幌在住ではないので、こうして皆さんに紹介しているわけです。(お店の紹介は、ご主人の許可をいただいています)
読者様の中で、日本酒が好きで、札幌に行く機会があったら是非喜心さんに行かれることをお勧めします。期待を裏切らないと思いますよ♪
もちろん、札幌在住の皆様、あるいは、札幌近郊の皆様、是非一度行ってみてください。おいしいお酒が飲めますよ。
大事なことを忘れていました。二人で3時間、いろいろなお酒を飲み、肴を食べ、お勘定です。酒楽の予想は、1万2~3千円から1万5千円くらいを予想していました。何しろ、飲んだお酒が有名なお酒ばかり、しかもグレードも高いのです。
1万円でした!安いです。東京だったら、この倍でも驚きません。酒楽は思いましたね、こういう店が東京にあったらいいのにな、とww
最初に「喜心」さんのWebサイトを紹介しています。そこには、喜心さんの日本酒愛が赤裸々に綴られています。なかなか読み応えのあるブログになっていますので、一読をお勧めします。酒楽は、その原稿を戴いてしまいました。宝物です♪
日本酒聖 喜心
酒楽が何故酒楽なのかについては、実は今まで説明してきませんでした。説明しなくても拙稿の記事に日本酒の話が時々出てくるので、みなさんお気づきのとおり、酒楽は日本酒が大好きなのです。それで酒楽です。
札幌での一夜、自由な時間ができたので、妻と共に居酒屋に行くことになりました。事前にネットで検索して、何軒か対象があったのですが、日本酒仙・喜心(きごころ)という店に行くことにしたのでした。件の店は、雑居ビルと思われる建物の8階にあります。
妻は、ビルを見て不安に思ったようで、8階に到着すると、まず非常階段を確認しておりましたww酒楽はと言えば、お店の看板を見て「なかなかよさそう♪」とルンルン気分。

お店に入るとご主人に誘われてテーブル席に落ち着きました。するとご主人の速射砲が発射されたのです。
何でこの店に来た?どこで探した?みたいな質問が矢継ぎ早に発せられたのです。
実はこのお店、食べログなどの飲食店紹介サイトには登録されていません。お店の紹介だけはありますが、サイトへ登録されていないので、食べログなどでの予約はできません。何故酒楽がこの店を知ったかと言うと。お酒が好きな酒楽はグーグルマップで「居酒屋、日本酒」などで検索し、良さげな店を選んだりするのです。喜心はこうやって見つけました。予約は電話です。
評価は4.4です。高いでしょ。それでこの店にしたのです。それにしてもご主人の速射砲には驚きました。よほどお酒が好きでないとなかなかこの店には来ないのでしょうね。
お酒のメニューはありません。不思議です。日本酒が売りなのに。理由はすぐにわかりました。とにかく日本酒談議が好きで、当たり障りなく酒楽の日本酒好きを探ってくるのです。そして、これはと思うお酒をチョイスして出してくるのです。なるほど、こういうやり方もあるか。決してぼったくりはしないと最初に言われたとおり、おいしいお酒を驚くほどの値段で飲むことができました。

最初に出てきたのは、「天美(てんび)純米吟醸生原酒」というお酒です。すっきりしていてフルーティーです。ひとこと「旨い」お酒でした。下関の蔵で、杜氏は藤岡美樹さん、女性だそうです。初めて飲みましたが、ほんとにおいしいお酒です。お勧めします。女性の杜氏は珍しいですね。しかもラベルに杜氏の名前が書いてあるのはとても珍しいことです。

精米歩合60%ですから普通なら「まあ、こんなもんか」というレベルの精米歩合です。しかし、味は間違いありません。とても精米歩合60%のお酒とは思えない素晴らしいお酒でした。ご主人曰く、うちの店は、無濾過生原酒だけしか出さない、本当にうまい酒は、無濾過で生でないとだめだ、と熱く語るご主人なのです。蘊蓄に間違いはないようです。

次は、有名な鍋島です。「鍋島 きたしずく 純米大吟醸」です。精米歩合40%。更に旨いです♪酒楽がこれまで飲んだお酒では一番うまいと思いました。きたしずくというのは、北海道で栽培している酒米で、ご主人がいろいろな酒蔵に勧めていらっしゃると言うことでした。それにしても旨いです。重厚な味わいです。喉をするっと抜けていくようなお酒です。

ご主人のお話では、火を入れるたびに味は落ちるようです。しかし、無濾過生原酒というお酒は、日持ちがしない(これもご主人曰く、現在は保存技術が進化しているので、ある程度の期間は貯蔵可能だそうです)ので、酒屋も居酒屋もあまり取り扱いしたくないのだそうですが、現在は、それなりに流通しているということでした。とにかく生のおいしさを堪能してくれと、情熱的に話すご主人です♪

最後は七田でした。「七田 純米吟醸 生 無ろ過」精米歩合50%。酒米は雄町です。これも旨いです。飲んだ感じとしては、鍋島に劣らない旨さでした。3銘柄を飲んでみて思ったのは、ご主人の言うとおり、無濾過、生の日本酒は旨いということです。ちなみに原酒とは、醸したままのお酒のことで、製品にするために水で調整していないお酒のことを言います。なので、原酒は市販されているお酒の中では、一般的にアルコール度数が高めです。

お酒は、ご主人の勧めるままに飲みました。ぐい飲みで。ぐい飲みは100ccほどだったと思います。チェイサーで水を飲みながら、約3時間。至福の時間でした。ちらっとメニューが写っていましたが、肴のメニューです。実は、この肴もなかなかに手の込んでいるものが多く、これだけでも行く価値はあると思います。
面白かったのは、喜心さんのお客さんには、当然日本酒好きのお客さんばかりらしいのですが、ご主人からお店の宣伝をしてくれと言われているのに、あまりしないのだそうです。何故かと言うと、こんな旨い酒を飲ませる店を宣伝したら、自分たちの席が埋まってしまうので、なるべく秘密にしたいのだそうで、ご主人はひとしきり嘆いておられました♪でも酒楽は、札幌在住ではないので、こうして皆さんに紹介しているわけです。(お店の紹介は、ご主人の許可をいただいています)
読者様の中で、日本酒が好きで、札幌に行く機会があったら是非喜心さんに行かれることをお勧めします。期待を裏切らないと思いますよ♪
もちろん、札幌在住の皆様、あるいは、札幌近郊の皆様、是非一度行ってみてください。おいしいお酒が飲めますよ。
大事なことを忘れていました。二人で3時間、いろいろなお酒を飲み、肴を食べ、お勘定です。酒楽の予想は、1万2~3千円から1万5千円くらいを予想していました。何しろ、飲んだお酒が有名なお酒ばかり、しかもグレードも高いのです。
1万円でした!安いです。東京だったら、この倍でも驚きません。酒楽は思いましたね、こういう店が東京にあったらいいのにな、とww
最初に「喜心」さんのWebサイトを紹介しています。そこには、喜心さんの日本酒愛が赤裸々に綴られています。なかなか読み応えのあるブログになっていますので、一読をお勧めします。酒楽は、その原稿を戴いてしまいました。宝物です♪
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