水と油の立民・維新、思惑含みの共闘合意 2022/9/21
維新、立民と選挙協力否定 馬場氏「方向性全く違う」 2022年10月16日
維新、立民との共闘に潜むリスク 大阪社会部次長・清宮真一 2022年10月20日
立民・泉氏、憲法問題で維新に秋波 連携継続に意欲 2022年10月21日
泉氏、9条議論容認を修正 「立民主張変わらない」 2022年10月22日
立民・泉氏と共産・志位氏 維新との関係めぐり〝空中戦〟 2022年10月24日
維新幹事長「憲法で立民に寄せること一切ない」 2022年10月26日
維新・馬場氏、立民代表の憲法発言に高評価 2022年10月27日
立民、改憲議論で孤立回避 維新配慮で日程闘争せず 2022年10月27日
立民・泉氏、維新と「差がない」 憲法改正論議めぐり 2022年10月28日
維新と共闘、立民の地方組織は困惑 2022年10月28日
立維共闘「効果上がっている」 立民・岡田幹事長 2022年10月29日
ここに掲げたのは、産経ニュースで維新と立民の共闘に関する記事を時系列で並べたものです。一部省略していますが、9月に維新の会と立憲民主党が国会での6項目の共闘を行うと合意して以来、どういう経緯を辿っているのかを俯瞰できると思います。
維新と立民では立ち位置が異なります。特に憲法改正について。しかし、立民泉党首の発言を文字にすると、維新と立民の憲法に対する考え方は「差がない」そうです。
これを字面だけで読むと、維新と立民は、憲法改正まで同意したのか、と疑うような表題です。関連記事を丹念に読めば、依然として維新と立民の憲法に対する考え方は「水と油」で、決して差がないわけではなく、一緒になることは不可能だと理解できます。
しかし、各種メディアの報道を丹念に根気よく熟読する方は、稀でしょう。むしろ、泉党首の発言だけを捉えて「維新は、立民と同じになった」と考える方が多いのではないかと思います。
特に10月27日「維新・馬場氏、立民代表の憲法発言に高評価」という表題を見れば、維新の会は憲法改正を諦めたのか?あるいは「立民は憲法改正に同意したのか?」と疑わせるような表題になっています。
改憲を掲げる日本維新の会の馬場伸幸代表が27日の衆院憲法審査会で、立憲民主党の泉健太代表の憲法に関する最近の発言を高く評価する場面があった。
馬場氏は「泉氏は講演で憲法をめぐるわが党とのスタンスの違いについて『実は差があってないようなもの』『9条についても憲法審で議論すればいい』などと述べた。立民は『論憲』を掲げているが、泉氏が先頭に立って論議の活性化に努めていく決意を示されたものと受け止めている」と強調した。
これが10月27日付記事の主要な部分です。馬場党首は、泉党首の『9条についても憲法審で議論すればいい』という発言を評価しているのであって、立民が憲法9条を改正するつもりがない、と言う点については全く触れていません。
表題だけを見れば、立民が憲法改正に前向きのような感じを受けますが、そんなことはないでしょう。論議に同意しただけで、9条改正を阻止するのが立民の変わらぬ主張です。
つまり、維新は戦術を誤っているということです。岸田政権とパイプが細く、維新の主張を実現できないことから「敵(立民)と手を結んで味方(自民)を脅して主張を実現しよう」としているからです。
こういう手の込んだ維新の立ち位置を有権者が素直に理解するとは思えません。維新は、局所的な戦術とその成果にこだわり、大局(戦略)を見失っていると言うべきでしょう。保守を応援する酒楽としては非常に残念です。
維新は、立ち位置を明確にするべきなのです。癌である公明党を政権から遠ざけるためには、維新は保守の立ち位置を明確にし、選挙で保守の支持を得るようなスタンスを取ればいいのです。
公明党に雁字搦めにされている自民党は、本来の保守政策を実現できなくなっているのですから、維新は、自民党の右側に位置すればいいのです。自公連立にうんざりし、保守的性向の有権者は、喜んで維新に投票するでしょう。
その結果、自民も公明も支持率を減らすでしょう。選挙結果は自公大敗、維新躍進になる筈です。そこで自民に救いの手を差し伸べ、公明党と連立を解消するなら、維新の会は、自民党と連立を組む、その代わり憲法改正を推進せよ、と政策協議をすればいいのです。
維新と立民との共闘は最悪です。有権者からは「維新の会は立民に魂を売った」と思われると思います。それは我が国にとって不幸です。維新が公明の代わりに自民と連立を組むのが最もいい形です。馬場さんは目的を見失っていますね。早く気が付いてほしいと思います。
維新、立民と選挙協力否定 馬場氏「方向性全く違う」 2022年10月16日
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ここに掲げたのは、産経ニュースで維新と立民の共闘に関する記事を時系列で並べたものです。一部省略していますが、9月に維新の会と立憲民主党が国会での6項目の共闘を行うと合意して以来、どういう経緯を辿っているのかを俯瞰できると思います。
維新と立民では立ち位置が異なります。特に憲法改正について。しかし、立民泉党首の発言を文字にすると、維新と立民の憲法に対する考え方は「差がない」そうです。
これを字面だけで読むと、維新と立民は、憲法改正まで同意したのか、と疑うような表題です。関連記事を丹念に読めば、依然として維新と立民の憲法に対する考え方は「水と油」で、決して差がないわけではなく、一緒になることは不可能だと理解できます。
しかし、各種メディアの報道を丹念に根気よく熟読する方は、稀でしょう。むしろ、泉党首の発言だけを捉えて「維新は、立民と同じになった」と考える方が多いのではないかと思います。
特に10月27日「維新・馬場氏、立民代表の憲法発言に高評価」という表題を見れば、維新の会は憲法改正を諦めたのか?あるいは「立民は憲法改正に同意したのか?」と疑わせるような表題になっています。
改憲を掲げる日本維新の会の馬場伸幸代表が27日の衆院憲法審査会で、立憲民主党の泉健太代表の憲法に関する最近の発言を高く評価する場面があった。
馬場氏は「泉氏は講演で憲法をめぐるわが党とのスタンスの違いについて『実は差があってないようなもの』『9条についても憲法審で議論すればいい』などと述べた。立民は『論憲』を掲げているが、泉氏が先頭に立って論議の活性化に努めていく決意を示されたものと受け止めている」と強調した。
これが10月27日付記事の主要な部分です。馬場党首は、泉党首の『9条についても憲法審で議論すればいい』という発言を評価しているのであって、立民が憲法9条を改正するつもりがない、と言う点については全く触れていません。
表題だけを見れば、立民が憲法改正に前向きのような感じを受けますが、そんなことはないでしょう。論議に同意しただけで、9条改正を阻止するのが立民の変わらぬ主張です。
つまり、維新は戦術を誤っているということです。岸田政権とパイプが細く、維新の主張を実現できないことから「敵(立民)と手を結んで味方(自民)を脅して主張を実現しよう」としているからです。
こういう手の込んだ維新の立ち位置を有権者が素直に理解するとは思えません。維新は、局所的な戦術とその成果にこだわり、大局(戦略)を見失っていると言うべきでしょう。保守を応援する酒楽としては非常に残念です。
維新は、立ち位置を明確にするべきなのです。癌である公明党を政権から遠ざけるためには、維新は保守の立ち位置を明確にし、選挙で保守の支持を得るようなスタンスを取ればいいのです。
公明党に雁字搦めにされている自民党は、本来の保守政策を実現できなくなっているのですから、維新は、自民党の右側に位置すればいいのです。自公連立にうんざりし、保守的性向の有権者は、喜んで維新に投票するでしょう。
その結果、自民も公明も支持率を減らすでしょう。選挙結果は自公大敗、維新躍進になる筈です。そこで自民に救いの手を差し伸べ、公明党と連立を解消するなら、維新の会は、自民党と連立を組む、その代わり憲法改正を推進せよ、と政策協議をすればいいのです。
維新と立民との共闘は最悪です。有権者からは「維新の会は立民に魂を売った」と思われると思います。それは我が国にとって不幸です。維新が公明の代わりに自民と連立を組むのが最もいい形です。馬場さんは目的を見失っていますね。早く気が付いてほしいと思います。
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