本日(令和2年8月5日)の産経抄から
「上皇さまが譲位の意向を示された際、参考にすべき先行例の一つとなったのが、スペイン王室である。2014年にフアン・カルロス1世が生前退位して、フェリペ6世が王位を継承した。とはいえ日本の皇室とは、まったく事情が違う。(以下略)」
以前から気になっていた上皇陛下の敬称であるが、本日の産経抄では、上記のように「上皇さま」と記述されている。上皇陛下が譲位され、今上天皇陛下が即位されて以降、上皇陛下の敬称については、当初混乱があったものの、現在、ほとんどのメディアは、「さま」で統一しているように認識している。しかし、これは明らかに間違っている。以下、根拠を示す。
天皇の退位等に関する皇室典範特例法(平成29年法律第63号)
第3条(上皇)
前条の規定により退位した天皇は、上皇とする。
上皇の敬称は、陛下とする。
第4条 上皇の后は、上皇后とする。
2 上皇后に関しては、皇室典範に定める事項については、皇太后の例による。
皇室典範
第23条 天皇、皇后、太皇太后及び皇太后の敬称は、陛下とする。
以上が上皇陛下、上皇后陛下の敬称に関する規定である。「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」は、平成29年に成立したが、敬称に関しては、ほとんど報道された記憶がない。そして、いつしか「上皇さま」という失礼な言い回しが定着してしまった。
ついでと言っては何だが、皇后陛下に対しても、「雅子様」という失礼な言い回しが、テレビ、新聞などのメディアでは当たり前になっている。ASAHIやMAINICHIなら、なんら違和感はないが、国内で唯一まともな新聞と思っていた産経新聞がこれだったので、いたく失望した。
いったい、いかなる理由で上皇陛下、上皇后陛下に対して敬称を使用しないのか?日本人としては、大変気になるところである。敬称を使用しないということは、敬う気持ちがないということであろう。産経新聞以下主要メディアは、上皇陛下、上皇后陛下を敬う気持ちがないのか?小生は、その理由が知りたい。
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「上皇さまが譲位の意向を示された際、参考にすべき先行例の一つとなったのが、スペイン王室である。2014年にフアン・カルロス1世が生前退位して、フェリペ6世が王位を継承した。とはいえ日本の皇室とは、まったく事情が違う。(以下略)」
以前から気になっていた上皇陛下の敬称であるが、本日の産経抄では、上記のように「上皇さま」と記述されている。上皇陛下が譲位され、今上天皇陛下が即位されて以降、上皇陛下の敬称については、当初混乱があったものの、現在、ほとんどのメディアは、「さま」で統一しているように認識している。しかし、これは明らかに間違っている。以下、根拠を示す。
天皇の退位等に関する皇室典範特例法(平成29年法律第63号)
第3条(上皇)
前条の規定により退位した天皇は、上皇とする。
上皇の敬称は、陛下とする。
第4条 上皇の后は、上皇后とする。
2 上皇后に関しては、皇室典範に定める事項については、皇太后の例による。
皇室典範
第23条 天皇、皇后、太皇太后及び皇太后の敬称は、陛下とする。
以上が上皇陛下、上皇后陛下の敬称に関する規定である。「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」は、平成29年に成立したが、敬称に関しては、ほとんど報道された記憶がない。そして、いつしか「上皇さま」という失礼な言い回しが定着してしまった。
ついでと言っては何だが、皇后陛下に対しても、「雅子様」という失礼な言い回しが、テレビ、新聞などのメディアでは当たり前になっている。ASAHIやMAINICHIなら、なんら違和感はないが、国内で唯一まともな新聞と思っていた産経新聞がこれだったので、いたく失望した。
いったい、いかなる理由で上皇陛下、上皇后陛下に対して敬称を使用しないのか?日本人としては、大変気になるところである。敬称を使用しないということは、敬う気持ちがないということであろう。産経新聞以下主要メディアは、上皇陛下、上皇后陛下を敬う気持ちがないのか?小生は、その理由が知りたい。
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