ふるとく TOP 基礎知識 自分の住む自治体へのふるさと納税は損?返礼品の有無やメリットを調査
毎年のことですが、この時期になるとふるさと納税のCMが目白押しです。
半年ほど前、後輩K君と飲む機会があり、いろいろと話しているうちに、ふるさと納税が話題になりました。K君は、ふるさと納税に大変詳しく、いろいろ貴重な知識を教えてもらいました。
酒楽は、ふるさと納税について、今まで検討したことがなかったので、それを機に少々知識の習得に励んだのです。そして、ふるさと納税には、基本的な問題点があることに気づくと同時に、改善すべきだと思ったので、今回皆様に紹介したいと思った次第です。
ふるさと納税の問題は、基本的に住んでいる自治体ではなく、他自治体に寄付することを前提にした制度だということです。引用したサイトでは、住んでいる自治体に寄付することも可能だが、返礼品はもらえない、と言うことになっているようです。総務省のサイトでは、そこまで詳しく紹介されていなかったので、ふるとくというサイトから関連記事を引用しました。住んでいる自治体にふるさと納税しても返礼品をもらえない理由は、地方税法だそうです。
ふるさと納税の基本的な問題は、住んでいる自治体の税収が減るということです。ある自治体は、多数の住民がふるさと納税したことにより、自治体の税収が減り、住民サービスの質が低下したと指摘されています。
何故そうなったかと言うと、外国人居住者に対する住民投票を制度化した自治体で、日本人居住者が自治体の政策に反対しているからです。
住民投票への外国人住民の権利を認めた自治体(Wikipedia)
投票条例に反対する住民は、自治体に様々な意見を主張したようですが、自治体側は投票条例を撤回することはできないと回答したようです。そのため、自治体に不信感を抱いた住民が大量に他自治体にふるさと納税したことが原因だということです。
ここには、在日外国人の投票条例の当否、住んでいる自治体に対するふるさと納税(寄付)に返礼品はない、という二つの問題があります。住民投票については、本稿の主題ではないので、今回は触れません。(いずれそれについても触れたいと思っています)
問題は、地方税法のために、住んでいる自治体に対してふるさと納税しても返礼品がもらえないということです。ならば地方税法を変えればいいではないですか。何故変えようとしないのでしょうか。
何故そう言うかと言うと、上記問題のように、他自治体にふるさと納税すれば、住んでいる自治体の税収が減るのは当然で、他自治体に納税した本人は得するかもしれませんが、住んでいる自治体の税収が減るので、当然、住民へのサービスは低下するのです。この点について、総務省のふるさと納税の理念では何も触れていないのです。これっておかしいでしょ?ふるさと納税を推奨すればするほど、主として都会の自治体の税収が減る、のです。
得をしたと思っているのは本人だけで、税収の減った自治体はサービスを低下せざるを得ないので、常識的に考えれば損してると酒楽は思います。税収の少ない自治体には、地方交付税交付金という制度があるので、使途について、住民に意見を申し述べる制度を作れば済むと思います。
そして、住んでいる自治体へのふるさと納税(寄付)についても他自治体同様返礼品を設けるべきで、かつ、使途について選択できるようにすべきです。これにより、自治体首長及び議会だけではなく、直接住民による使途の指定ができるので、大変いい制度になると思います。
しかし結論は異なります。酒楽は、ふるさと納税の返礼品そのものも廃止すべきだと思料します。
ふるさと納税は返礼品によって、日本人の健全な納税意識を阻害するからです。同時に住んでいる自治体のサービス低下と言う目に見えない損失を生んでいるわけです。それはあまり目に見えませんが、いずれ顕現することでしょう。納税とは、国民の義務であり権利です。それは国政と自治体を支える有権者の権利と義務なのです。そこに損得勘定(感情)を設けることは、日本人の健全な精神を蝕むことになるでしょう。
酒楽は、ふるさと納税は居住自治体に限るべきであり、使途を指定できるようにすべきであると考えます。それは、住民の地方自治への健全な参画意識を育み、健全な地方自治を育成する原動力となるからです。
ふるさと納税が喧伝されればされるほど、損得勘定に長けた日本人が増大し、損得勘定で税金を考えるようになるでしょう。行きつく先はそうなるのです。それでいいとは酒楽は思いません。
納税とは、住んでいる国と地域をよくするために行う行為だと思うからです。
PS ワールドカップ
グループリーグの勝敗表と、ノックアウトステージのトーナメント表をじっと見ていると、なかなか厳しいなと思いました。初戦の相手は、クロアチア。強豪です。簡単に勝てる相手ではないですね。でも、仮に勝ったとして…。
次の対戦相手は、ブラジルでしょうね。世界最強の。運が悪い?でもですね、お隣を見るとアルゼンチンがいます。反対側を見れば、ポルトガル、フランスです。どう転んでもノックアウトステージの初戦を勝ち抜き、ベストエイトに進んでも、これら強豪国のうちどれかと必ず対戦することになります。
ノックアウトステージの舞台で、日本は勝ったことがありません。今回、初戦を突破できる可能性は高いと思います。でも、準々決勝からは、常勝軍団が相手なので、厳しい戦いが続くのでしょうね。ただ、日本は、優勝経験のあるスペインとドイツを破っているのですから、臆することはないのです。相手がブラジルでも人間です、所詮。永遠のチャンピオンはいないのです。
ワールドカップに衝撃を与えている森保ジャパンの活躍に期待したいと思います。
毎年のことですが、この時期になるとふるさと納税のCMが目白押しです。
半年ほど前、後輩K君と飲む機会があり、いろいろと話しているうちに、ふるさと納税が話題になりました。K君は、ふるさと納税に大変詳しく、いろいろ貴重な知識を教えてもらいました。
酒楽は、ふるさと納税について、今まで検討したことがなかったので、それを機に少々知識の習得に励んだのです。そして、ふるさと納税には、基本的な問題点があることに気づくと同時に、改善すべきだと思ったので、今回皆様に紹介したいと思った次第です。
ふるさと納税の問題は、基本的に住んでいる自治体ではなく、他自治体に寄付することを前提にした制度だということです。引用したサイトでは、住んでいる自治体に寄付することも可能だが、返礼品はもらえない、と言うことになっているようです。総務省のサイトでは、そこまで詳しく紹介されていなかったので、ふるとくというサイトから関連記事を引用しました。住んでいる自治体にふるさと納税しても返礼品をもらえない理由は、地方税法だそうです。
ふるさと納税の基本的な問題は、住んでいる自治体の税収が減るということです。ある自治体は、多数の住民がふるさと納税したことにより、自治体の税収が減り、住民サービスの質が低下したと指摘されています。
何故そうなったかと言うと、外国人居住者に対する住民投票を制度化した自治体で、日本人居住者が自治体の政策に反対しているからです。
住民投票への外国人住民の権利を認めた自治体(Wikipedia)
投票条例に反対する住民は、自治体に様々な意見を主張したようですが、自治体側は投票条例を撤回することはできないと回答したようです。そのため、自治体に不信感を抱いた住民が大量に他自治体にふるさと納税したことが原因だということです。
ここには、在日外国人の投票条例の当否、住んでいる自治体に対するふるさと納税(寄付)に返礼品はない、という二つの問題があります。住民投票については、本稿の主題ではないので、今回は触れません。(いずれそれについても触れたいと思っています)
問題は、地方税法のために、住んでいる自治体に対してふるさと納税しても返礼品がもらえないということです。ならば地方税法を変えればいいではないですか。何故変えようとしないのでしょうか。
何故そう言うかと言うと、上記問題のように、他自治体にふるさと納税すれば、住んでいる自治体の税収が減るのは当然で、他自治体に納税した本人は得するかもしれませんが、住んでいる自治体の税収が減るので、当然、住民へのサービスは低下するのです。この点について、総務省のふるさと納税の理念では何も触れていないのです。これっておかしいでしょ?ふるさと納税を推奨すればするほど、主として都会の自治体の税収が減る、のです。
得をしたと思っているのは本人だけで、税収の減った自治体はサービスを低下せざるを得ないので、常識的に考えれば損してると酒楽は思います。税収の少ない自治体には、地方交付税交付金という制度があるので、使途について、住民に意見を申し述べる制度を作れば済むと思います。
そして、住んでいる自治体へのふるさと納税(寄付)についても他自治体同様返礼品を設けるべきで、かつ、使途について選択できるようにすべきです。これにより、自治体首長及び議会だけではなく、直接住民による使途の指定ができるので、大変いい制度になると思います。
しかし結論は異なります。酒楽は、ふるさと納税の返礼品そのものも廃止すべきだと思料します。
ふるさと納税は返礼品によって、日本人の健全な納税意識を阻害するからです。同時に住んでいる自治体のサービス低下と言う目に見えない損失を生んでいるわけです。それはあまり目に見えませんが、いずれ顕現することでしょう。納税とは、国民の義務であり権利です。それは国政と自治体を支える有権者の権利と義務なのです。そこに損得勘定(感情)を設けることは、日本人の健全な精神を蝕むことになるでしょう。
酒楽は、ふるさと納税は居住自治体に限るべきであり、使途を指定できるようにすべきであると考えます。それは、住民の地方自治への健全な参画意識を育み、健全な地方自治を育成する原動力となるからです。
ふるさと納税が喧伝されればされるほど、損得勘定に長けた日本人が増大し、損得勘定で税金を考えるようになるでしょう。行きつく先はそうなるのです。それでいいとは酒楽は思いません。
納税とは、住んでいる国と地域をよくするために行う行為だと思うからです。
PS ワールドカップ
グループリーグの勝敗表と、ノックアウトステージのトーナメント表をじっと見ていると、なかなか厳しいなと思いました。初戦の相手は、クロアチア。強豪です。簡単に勝てる相手ではないですね。でも、仮に勝ったとして…。
次の対戦相手は、ブラジルでしょうね。世界最強の。運が悪い?でもですね、お隣を見るとアルゼンチンがいます。反対側を見れば、ポルトガル、フランスです。どう転んでもノックアウトステージの初戦を勝ち抜き、ベストエイトに進んでも、これら強豪国のうちどれかと必ず対戦することになります。
ノックアウトステージの舞台で、日本は勝ったことがありません。今回、初戦を突破できる可能性は高いと思います。でも、準々決勝からは、常勝軍団が相手なので、厳しい戦いが続くのでしょうね。ただ、日本は、優勝経験のあるスペインとドイツを破っているのですから、臆することはないのです。相手がブラジルでも人間です、所詮。永遠のチャンピオンはいないのです。
ワールドカップに衝撃を与えている森保ジャパンの活躍に期待したいと思います。
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