<独自>政府、今後5年の防衛費43兆円確保へ 2022/12/5 産経新聞
今後5年間の防衛費をめぐっては、当初、防衛省が現行の中期防衛力整備計画(中期防)の約27兆4700億円の約1・7倍にあたる48兆円が必要だと主張した。
政府が防衛費をGDP比2%に増額することを決定したことについては、素直に賛成したいと思います。条件を付けずにこれまで通りの算定基準で2%を達成していただきたいと思います。
ただGDP比はあくまで目安です。国民に対する説明としては、NATO基準だということで取敢えずは良しとしましょう。しかし、国の予算は、あくまで必要性から算定されるべきです。
特に防衛費は、国際情勢と自衛隊の現状とに鑑み、必要性を議論すべきでしょう。財源論や財政的問題は、最終的なものであり、そこは優先順位が必要であると思います。
しかし財源論に触れず、必要性についても説明しないまま、防衛省の当初要求48兆円を5兆円削減した理由は、奈辺にあるのでしょうか。そこが問題の焦点です。自衛隊は長年予算不足に苦しみ、隊舎や倉庫、装備品は老朽化し、耐用年数を大幅に超過しても使用し続けているのが現状です。
その現状を解決するだけでも48兆円は必要だと推測します。それほど現場は疲弊しているのです。その上で、防衛戦略上必要な装備その他を調達しようとしているのです。48兆円の積算根拠まで酒楽は知りません。しかし、日本全国の駐屯地、基地から生の声を聞き(業計要望)、長期見積もりから編成装備を導き、必要な予算を積み上げている自衛隊の説明に対し、政府・財務は何を根拠に削減したのかを国民の前に明らかにすべきでしょう。
航空自衛隊HPから引用
防衛省自衛隊が必要のない予算を要求することなど、凡そ考えられません。従って、財務省が必要性を認めなかった公算が高いと思います。しかし、防衛の専門家ではない財務官僚が、防衛省の必要性を論破できるとは思えません
鈴木俊一財務相は4日の閣議後会見で、防衛省が令和5年度からの5年間に必要な防衛費を総額48兆円程度と見積もったとする一部報道について、「防衛省自身も自己改革と合理化に取り組み、国民の理解と納得を得ることが大変重要」と述べ、規模ありきで予算編成の議論が進まないよう牽制(けんせい)した。(11月4日産経新聞)
これが理由なのでしょう。しかし、この記事を信用するなら鈴木財務大臣の見識を疑います。財務大臣の主張は「防衛省は無駄が多い、合理化されていない」ということなのですから、それを明らかにすべきです。国民の前に。防衛省が必要だと主張した48兆円から5兆円も減額したのですから、国民はその理由を知りたいのだ。
闇に埋もれさせてはなりません。丁寧に説明してもらいましょう岸田総理!何故5兆円減額したのかを。防衛省が必要だと主張した額を約9%に減額した理由は何でしょうか?防衛省が1割ほど余計なものを必要だと言ったのでしょうか?何故黙して語らないのでしょう。
防衛省の積算根拠に問題があるなら堂々と言えばいいではないか。無駄な要求だと断じたのなら何故説明しないのだ。9%、約1割減額するのは異常です。浜田防衛大臣、説明しなさいよ。鈴木財務大臣も。そして岸田総理大臣も。丁寧に説明するのが信条なんでしょ?なぜそこだけ逃げるのだ?
防衛省が無駄な要求をしているとは思えません。自己改革と合理化が不足しているとも思えません。財務は、現場に下りて、指摘してみたまえ。これが無駄だと。おそらく一つとしてないだろう、無駄なことなど。
産経新聞は、突っ込みが足りないぞ。5兆円と言う巨額な要求がなぜ消えたのか、取材して、国民の前に知らしめよ、それが報道機関の存在価値ではないか。
<上> 首相「財源ありき」退ける 基盤的構想の呪縛 2022/12/7 産経新聞
産経の続報です。突っ込んでくれました、産経が。
48兆円が満額で確保できたとしても、予算を執行することは難しいと見られていたからだ。例えば、十分な弾薬確保を目指すとしても、弾薬庫を建設するためには地元自治体の理解を得なければならず、このプロセスが5年間で終わる保証はない。
48兆円から43兆円の減額について、削減項目と額、その理由を詳細に説明できなければ、「必要な内容」を求めた首相の指示は「口先だけ」と非難を浴びるのは必至となる。
産経にはこう書かれています。やるじゃないか産経。その通りです。きちんと、丁寧に説明してもらいたいものです。
今後5年間の防衛費をめぐっては、当初、防衛省が現行の中期防衛力整備計画(中期防)の約27兆4700億円の約1・7倍にあたる48兆円が必要だと主張した。
政府が防衛費をGDP比2%に増額することを決定したことについては、素直に賛成したいと思います。条件を付けずにこれまで通りの算定基準で2%を達成していただきたいと思います。
ただGDP比はあくまで目安です。国民に対する説明としては、NATO基準だということで取敢えずは良しとしましょう。しかし、国の予算は、あくまで必要性から算定されるべきです。
特に防衛費は、国際情勢と自衛隊の現状とに鑑み、必要性を議論すべきでしょう。財源論や財政的問題は、最終的なものであり、そこは優先順位が必要であると思います。
しかし財源論に触れず、必要性についても説明しないまま、防衛省の当初要求48兆円を5兆円削減した理由は、奈辺にあるのでしょうか。そこが問題の焦点です。自衛隊は長年予算不足に苦しみ、隊舎や倉庫、装備品は老朽化し、耐用年数を大幅に超過しても使用し続けているのが現状です。
その現状を解決するだけでも48兆円は必要だと推測します。それほど現場は疲弊しているのです。その上で、防衛戦略上必要な装備その他を調達しようとしているのです。48兆円の積算根拠まで酒楽は知りません。しかし、日本全国の駐屯地、基地から生の声を聞き(業計要望)、長期見積もりから編成装備を導き、必要な予算を積み上げている自衛隊の説明に対し、政府・財務は何を根拠に削減したのかを国民の前に明らかにすべきでしょう。

防衛省自衛隊が必要のない予算を要求することなど、凡そ考えられません。従って、財務省が必要性を認めなかった公算が高いと思います。しかし、防衛の専門家ではない財務官僚が、防衛省の必要性を論破できるとは思えません
鈴木俊一財務相は4日の閣議後会見で、防衛省が令和5年度からの5年間に必要な防衛費を総額48兆円程度と見積もったとする一部報道について、「防衛省自身も自己改革と合理化に取り組み、国民の理解と納得を得ることが大変重要」と述べ、規模ありきで予算編成の議論が進まないよう牽制(けんせい)した。(11月4日産経新聞)
これが理由なのでしょう。しかし、この記事を信用するなら鈴木財務大臣の見識を疑います。財務大臣の主張は「防衛省は無駄が多い、合理化されていない」ということなのですから、それを明らかにすべきです。国民の前に。防衛省が必要だと主張した48兆円から5兆円も減額したのですから、国民はその理由を知りたいのだ。
闇に埋もれさせてはなりません。丁寧に説明してもらいましょう岸田総理!何故5兆円減額したのかを。防衛省が必要だと主張した額を約9%に減額した理由は何でしょうか?防衛省が1割ほど余計なものを必要だと言ったのでしょうか?何故黙して語らないのでしょう。
防衛省の積算根拠に問題があるなら堂々と言えばいいではないか。無駄な要求だと断じたのなら何故説明しないのだ。9%、約1割減額するのは異常です。浜田防衛大臣、説明しなさいよ。鈴木財務大臣も。そして岸田総理大臣も。丁寧に説明するのが信条なんでしょ?なぜそこだけ逃げるのだ?
防衛省が無駄な要求をしているとは思えません。自己改革と合理化が不足しているとも思えません。財務は、現場に下りて、指摘してみたまえ。これが無駄だと。おそらく一つとしてないだろう、無駄なことなど。
産経新聞は、突っ込みが足りないぞ。5兆円と言う巨額な要求がなぜ消えたのか、取材して、国民の前に知らしめよ、それが報道機関の存在価値ではないか。
<上> 首相「財源ありき」退ける 基盤的構想の呪縛 2022/12/7 産経新聞
産経の続報です。突っ込んでくれました、産経が。
48兆円が満額で確保できたとしても、予算を執行することは難しいと見られていたからだ。例えば、十分な弾薬確保を目指すとしても、弾薬庫を建設するためには地元自治体の理解を得なければならず、このプロセスが5年間で終わる保証はない。
48兆円から43兆円の減額について、削減項目と額、その理由を詳細に説明できなければ、「必要な内容」を求めた首相の指示は「口先だけ」と非難を浴びるのは必至となる。
産経にはこう書かれています。やるじゃないか産経。その通りです。きちんと、丁寧に説明してもらいたいものです。
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