プロフィール

酒楽

Author:酒楽
 自衛隊を応援するとともに真正保守政治を確立し、日本人の誇りを取り戻すブログ。

最新記事

プライバシーポリシー

当サイトに掲載されている広告について 当サイトでは、第三者配信の広告サービス(Googleアドセンス、A8.net、Amazonアソシエイト、バリューコマース、iTunes アフィリエイトプログラム)を利用しています。 このような広告配信事業者は、ユーザーの興味に応じた商品やサービスの広告を表示するため、当サイトや他サイトへのアクセスに関する情報 『Cookie』(氏名、住所、メール アドレス、電話番号は含まれません) を使用することがあります。 またGoogleアドセンスに関して、このプロセスの詳細やこのような情報が広告配信事業者に使用されないようにする方法については、こちらをクリックしてください。 当サイトが使用しているアクセス解析ツールについて 当サイトでは、Googleによるアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」を利用しています。 このGoogleアナリティクスはトラフィックデータの収集のためにCookieを使用しています。 このトラフィックデータは匿名で収集されており、個人を特定するものではありません。 この機能はCookieを無効にすることで収集を拒否することが出来ますので、お使いのブラウザの設定をご確認ください。 この規約に関して、詳しくはこちら、またはこちらをクリックしてください。 当サイトへのコメントについて 当サイトでは、スパム・荒らしへの対応として、コメントの際に使用されたIPアドレスを記録しています。 これはブログの標準機能としてサポートされている機能で、スパム・荒らしへの対応以外にこのIPアドレスを使用することはありません。 また、メールアドレスとURLの入力に関しては、任意となっております。 全てのコメントは管理人であるハルトが事前にその内容を確認し、承認した上での掲載となりますことをあらかじめご了承下さい。 加えて、次の各号に掲げる内容を含むコメントは管理人の裁量によって承認せず、削除する事があります。 •特定の自然人または法人を誹謗し、中傷するもの。 •極度にわいせつな内容を含むもの。 •禁制品の取引に関するものや、他者を害する行為の依頼など、法律によって禁止されている物品、行為の依頼や斡旋などに関するもの。 •その他、公序良俗に反し、または管理人によって承認すべきでないと認められるもの。
0 コメント

徴兵制と志願制

 先般、村井教授の論考を2件ほど引用させていただいた。どちらも、さすがに安全保障の専門家が書いた、素晴らしい論考である。

 ただし、小生には、若干の違和感がある。

一 米国が敗北したベトナム戦争について、ジョンソン米大統領は次のように述べていた。「国内に分裂と悲観論が広がり、国民の戦意が崩壊することが北ベトナムの頼みの綱であった」。
戦争は軍隊の戦闘能力と国民の戦う意志によって支えられている。国民の戦う意志が崩壊すれば戦争に負ける。米国より戦闘能力に劣る北ベトナムの戦略は、戦争を長期化して米国民の戦う意志を挫くことであった。但し、米軍と戦えば大損害を被ることは避けられず、大損害に耐えられる体制であることが前提になる。ベトナム戦争に負けた米軍の死者は5万8000人、勝ったベトナムの死者は300万人を超えた。

二 但し、もうひとつ重要な側面がある。それは日本国民の損害許容限度である。もし、日中両国が局地戦争を戦い、日本側に100人、中国側に200人の死傷者が発生し、日本が勝利して尖閣諸島を日本が確保した場合、200人の死傷者は中国にとって恐らく許容限度内であるのに対して、日本国民が100人の死傷者に耐えられなければ、中国が200人の死傷者を覚悟して戦争すると日本を脅迫すれば、日本政府はたとえ局地戦争に勝利できても100人の死傷者を避けるために中国に屈服するだろう。勝敗のカギは日本人の覚悟である。

 この件だ。当時の考え方としては当然だろうと思料する。ただし、当時のと言う条件が必要と考える。では、現在と何が違うのか。

 それは、米国も、戦前の帝国陸海軍も徴兵制だったが、現在は志願制に変わっていることだ。(米国の場合、徴兵制が完全に無くなったわけではないが、本稿の主旨ではないので、説明は省略する)。

 徴兵制の場合、文字通り、徴兵可能な国民は、徴兵される。そして、戦うのだ。だから、全国民の戦う意志が、戦争遂行と勝敗に直結する重要な要素なのだ。

 だが、志願制は違う。戦闘に参加するのは、「志願した者」なのだ。国民全員ではない。国民は、ある意味、傍観者なのだ。もちろん、自衛官が戦死したり、負傷したりするのは、国民の士気に大きく影響するだろう。だが、それが、戦争遂行に直結するかと言えば、しないだろう。

 求められるのは、国民の覚悟ではない。政府の覚悟だ。国民は、戦争の結果についてのみ、賛否を明らかにするだろう。もちろん、結果についての賛否は、戦争の結果、全てについてだ。

 自衛官の戦死、負傷、装備の損失、かかった費用及び戦争による国土、国民(非戦闘員)の被害だ。また、戦争の結果得た国益。たとえば、領土を守り切った。あるいは、奪われた領土を回復した。などが、戦争の結果得られる国益だ。

 この損失と、利益(国益)について、国民は判断し、賛否を明らかにする。損失と利益をどのように認識するかは、政府と国民とで一緒になるとは考えにくい。そこにこそ、政府の政治的判断が必要なのだ。政府の覚悟とはこれだ。

 志願制下の戦争による損失を国民はどこまで許容するか、利益(国益)をどこまで求めるか、非常に難しい判断になるだろう。どこまで国民に説明できるのかが問われべきであって、国民の覚悟ではないところが、判断を難しくしている。むしろ、国民全員が戦争に「参加」していないということは、純粋に国益の確保を最優先に、最後まで追求させる原因になってもおかしくはない。

 両方を天秤にかけ、重さを判断する。志願制下の戦争とは、政府と国民に難しい判断を要求することだろう。なにせ、主権者とは国民に他ならないからだ。

 結論だ。大東亜戦争の教訓の一つは、大日本帝国の究極の国益とは何なのか?ということについて、政府も国民も真剣に考えなかったところにあると、小生は考える。

 つまり、戦後日本の、日本国憲法下における、我が国の国益とは何かをあらかじめ考え、国民のコンセンサスを得ておく必要があるということだ。戦争になってからでは遅い。憲法改正や、その他の戦争準備が間に合っていないからと言って、戦争は待ってはくれない。我が国が置かれている安全保障環境下において、法的制約の中で、追求すべき国益と、可能性、および予想される損失を冷静に判断し、大まかな国民の同意を得るプロセスが、今、一番求められていることだと、小生は考えるものである。

↓ブログを読んでいただき有難うございます。ぽちっとしていただけると励みになります。

政治ランキング
よろしければお気に入り登録もお願い申し上げます。
関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

検索フォーム

QRコード

QR

最新記事

台湾の優先順位
男系男子尊重 有識者会議
愛される中国
対韓外交はガラス張りが必須
中国巨大需要の破壊力
大臣が参加しないと意味がない
防衛費を準戦時予算とせよ
台湾における米軍のプレゼンス
予定されている未来
菅総理防衛隊を編成せよ
帝王学を授けよ
自衛官の矜持
少年法の欺瞞
韓国人のレゾンデートル
まさかのときの友こそ真の友
韓国との協議は必要なし
オリンピック阻止連合 
参与を慰留しない総理
菅総理大臣を応援する
歴史について
座して死を待つわけにはいかない
爆笑ハリス拭く大統領
優先順位が間違っている
インドのジレンマ
岸防衛大臣1%枠にこだわらず
陛下を侮辱する外務大臣
首相経験者の責務
報道機関の使命という傲慢
戦わない自民 国民を愚弄する政府
旗幟を鮮明にしないものの運命
戦略予備としての自衛隊医療
まだいたのか?自称次期駐日韓国大使
為政者の言葉
中共対外強硬策の自縄自縛
インドネシアの艦艇受注構想 
自称元徴用工 韓国現金化か
土地規制法案
金帰月来 官僚の悲哀
朝日新聞の世論調査
国民投票法と言論の自由
慰安婦など存在しない
国会改革案
軽キャンパー
健康オタク
戦わない政府に国は守れるのか?
華春瑩報道官
号外 菅総理憲法改正公約
逆さまのハンコ
台湾産パイナップルのその後
北京裁判