
酒楽の元の職場です。情けない限りです。懲戒免職は当然でしょう。被害女性の気持ちを思うと怒りがこみ上げます。
記事によると中隊長は、訓練の多忙を理由に十分な調査をしなかった、と記事にはあります。
ほんとか?と思いますね。やる気があれば、たとえ多忙であっても調査はするでしょう。それに、中隊長が1日24時間1年365日多忙なはずがあるまい。言い訳にしても稚拙ですね。この言葉が事実なら、それだけで中隊長失格だ。
自衛隊のために少々の弁護をお許しいただきたい。自衛官は、聖人君子の集まりではありません。普通の日本人と何も変わるところはありません。従って、世間で起きる犯罪は、自衛隊でも普通に発生します。どんなに服務教育を徹底したとしても、こういう事実を防ぐことは困難です。よく、自衛隊内部の教育や指導が徹底されていないと批判されることがありますが、それは不可能とお考え下さい。
人間は、いくら教育しようと、指導しようと、人間であることに変わりがなく、自衛官だけが聖人君子になることなどあり得ないのです。もし、そのようなことが可能なら、あなたがやってみればいい。そういうことです。些か自戒を込めて、自衛隊のために弁護させていただきました。
指揮官の責任の重さ、適任者を指揮官にする、これが解決策の一つでしょうが、これもまた世間と変わらず、全ての人材が指揮官として相応しいとは限らず、厳選しようとすれば、自衛隊は崩壊するかもしれません。組織とはそういうものだと思います。
与えられた環境の中で、最大限の努力を継続する、これが辿り着く平凡な答えでしょう。そして、それ以外の答えはないと思料致します。
自衛隊は反省する必要があるでしょう。しかし委縮してはなりません。個人にも組織にも誤りや失敗はつきものです。委縮せず、国家と国民のために引き続き任務にまい進していただくことを願うばかりです。頑張れ自衛隊!
老兵
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