米国との軍事協力推進で地域の安全と安定を脅かす日本 人民網日本語版 2022年11月08日
■共同作戦能力を強化
日本は米国との共同作戦能力も強化し続けている。1つは統合司令部の創設の加速だ。統合司令部の創設は起こり得る「ハイブリッド戦争」への対処が主な目的だとされている。統合司令官が陸海空自衛隊の指揮を専門に担い、首相や防衛大臣に直接活動を報告し、上層部の決定を実行することで、決定に要する時間を大幅に短縮し、緊急事態下の自衛隊の対処能力を一層高める。統合司令部は米軍との情報交換と戦略協力も担い、米軍との戦略調整を強化する。
記事から最も重要な部分を抜粋しました。ソースは人民網です。そしてカッコ書きで中国国防部とあります。なかなか興味深い記事です。国防部は日本で言うなら防衛省でしょう。
中共が警戒しているのは、日米が共同作戦能力を強化し続けているということです。単なる軍事力の強化だけではなく、共同作戦能力の強化、と言う視点は重要です。自衛隊と米軍は共に戦うことを前提としていますが、部隊の指揮権はそれぞれの国家に属します。例えば、自衛隊の部隊が、米軍のある部隊に配属されることはありません。逆も然り。
一つの地域目標を共同で奪取するため、中間目標や、最終目標の奪取の要領は、綿密に調整されます。そして、相互に調整・連携しながら戦いを進め、所望の軍事的成果を達成するのです。
なぜこういう話をするかと言うと、純軍事的に言えば、軍隊は統一指揮官の下で作戦・戦闘を行うのが当然だからです。統一指揮官は、指揮下部隊をすべて指揮し、目標を達成するのです。それが最も効果的だからです。
ですが、同じ自衛隊ならば配属すれば済みますが、異なる軍種の場合は、(陸と海、空と海、陸と空等)統合司令官が任命されます。東日本大震災の災害派遣では、統合任務部隊が編成され、陸自東北方面総監が統合任務部隊司令官に任命されました。これによって、陸海空自衛隊の災害派遣活動は、統合任務部隊司令官によって、統一運用され、効果的・効率的な活動が可能となったのです。
しかし、日本と米国のように別々の国家が共同で作戦を行う場合(連合作戦と言います)は、連合部隊を編成し、連合部隊司令官を任命する場合(第2次大戦のアイゼンハワー将軍)と、それぞれの軍が共同して作戦し、連合司令官を置かない場合があります。日米は後者です。理由は、日米双方の法律です。
純軍事的には、連合司令官を置いた方がいいのです。それができないため、日米は、連合作戦を円滑に行えるよう、日頃から統・連合作戦のための訓練を様々なレベルで行っている、ということなのです。
中国国防部がそこに注目しているのはさすがです。プロはプロの目で見ているということですね。人民解放軍を軽視してはなりません。
ちなみに、表題は「プロの本領」としましたが、この表題を見て気が付いた方は、さすがですwwこれはですね、ゴルゴ13:第108話『帝王の罠』の部分的表題なのです。罠に嵌められ、ドーソンビルに閉じ込められたゴルゴが、ドーソンビルから脱出するシーンが「プロの本領」という副題になっているのです。
軍事力を測る指標の一つは、指揮官の能力と司令部の幕僚機能です。特に統合作戦や、連合作戦と言うのは、異なる軍種、異なる国家の軍隊が共同で作戦を行うため、指揮幕僚活動は複雑であり、部隊を効果的に運用するのは大変なのです。だから、日頃から様々なレベルで共同訓練を行っているのです。そこに目を付けた中国国防部はさすがと言うべきなのです。プロはプロを知るですね。
ゴルゴ13はスナイパーとして有名ですが、自衛隊にも同じようにスナイパーはいます。専用の狙撃銃があります。ウクライナ戦争でロシアの高官が何人も狙撃されて戦死していますが、すべてスナイパーの仕業でしょうね。高官は不用意に前線に出かけると危ないのです。特に銃ではなく拳銃を持っていたり、姿格好で高官と分かるのは、致命的です。将軍閣下といえども兵士と同じ格好でなければ、戦場では生き残れません。これだけでもロシア軍の軍紀が乱れ、精強でないのは明らかです。
最後に。陸上自衛隊の3佐(少佐)以上の個人装備火器は拳銃です。速やかに小銃に改めるべきです。そうしないと命を落とすことになります。
■共同作戦能力を強化
日本は米国との共同作戦能力も強化し続けている。1つは統合司令部の創設の加速だ。統合司令部の創設は起こり得る「ハイブリッド戦争」への対処が主な目的だとされている。統合司令官が陸海空自衛隊の指揮を専門に担い、首相や防衛大臣に直接活動を報告し、上層部の決定を実行することで、決定に要する時間を大幅に短縮し、緊急事態下の自衛隊の対処能力を一層高める。統合司令部は米軍との情報交換と戦略協力も担い、米軍との戦略調整を強化する。
記事から最も重要な部分を抜粋しました。ソースは人民網です。そしてカッコ書きで中国国防部とあります。なかなか興味深い記事です。国防部は日本で言うなら防衛省でしょう。
中共が警戒しているのは、日米が共同作戦能力を強化し続けているということです。単なる軍事力の強化だけではなく、共同作戦能力の強化、と言う視点は重要です。自衛隊と米軍は共に戦うことを前提としていますが、部隊の指揮権はそれぞれの国家に属します。例えば、自衛隊の部隊が、米軍のある部隊に配属されることはありません。逆も然り。
一つの地域目標を共同で奪取するため、中間目標や、最終目標の奪取の要領は、綿密に調整されます。そして、相互に調整・連携しながら戦いを進め、所望の軍事的成果を達成するのです。
なぜこういう話をするかと言うと、純軍事的に言えば、軍隊は統一指揮官の下で作戦・戦闘を行うのが当然だからです。統一指揮官は、指揮下部隊をすべて指揮し、目標を達成するのです。それが最も効果的だからです。
ですが、同じ自衛隊ならば配属すれば済みますが、異なる軍種の場合は、(陸と海、空と海、陸と空等)統合司令官が任命されます。東日本大震災の災害派遣では、統合任務部隊が編成され、陸自東北方面総監が統合任務部隊司令官に任命されました。これによって、陸海空自衛隊の災害派遣活動は、統合任務部隊司令官によって、統一運用され、効果的・効率的な活動が可能となったのです。
しかし、日本と米国のように別々の国家が共同で作戦を行う場合(連合作戦と言います)は、連合部隊を編成し、連合部隊司令官を任命する場合(第2次大戦のアイゼンハワー将軍)と、それぞれの軍が共同して作戦し、連合司令官を置かない場合があります。日米は後者です。理由は、日米双方の法律です。
純軍事的には、連合司令官を置いた方がいいのです。それができないため、日米は、連合作戦を円滑に行えるよう、日頃から統・連合作戦のための訓練を様々なレベルで行っている、ということなのです。
中国国防部がそこに注目しているのはさすがです。プロはプロの目で見ているということですね。人民解放軍を軽視してはなりません。
ちなみに、表題は「プロの本領」としましたが、この表題を見て気が付いた方は、さすがですwwこれはですね、ゴルゴ13:第108話『帝王の罠』の部分的表題なのです。罠に嵌められ、ドーソンビルに閉じ込められたゴルゴが、ドーソンビルから脱出するシーンが「プロの本領」という副題になっているのです。
軍事力を測る指標の一つは、指揮官の能力と司令部の幕僚機能です。特に統合作戦や、連合作戦と言うのは、異なる軍種、異なる国家の軍隊が共同で作戦を行うため、指揮幕僚活動は複雑であり、部隊を効果的に運用するのは大変なのです。だから、日頃から様々なレベルで共同訓練を行っているのです。そこに目を付けた中国国防部はさすがと言うべきなのです。プロはプロを知るですね。
ゴルゴ13はスナイパーとして有名ですが、自衛隊にも同じようにスナイパーはいます。専用の狙撃銃があります。ウクライナ戦争でロシアの高官が何人も狙撃されて戦死していますが、すべてスナイパーの仕業でしょうね。高官は不用意に前線に出かけると危ないのです。特に銃ではなく拳銃を持っていたり、姿格好で高官と分かるのは、致命的です。将軍閣下といえども兵士と同じ格好でなければ、戦場では生き残れません。これだけでもロシア軍の軍紀が乱れ、精強でないのは明らかです。
最後に。陸上自衛隊の3佐(少佐)以上の個人装備火器は拳銃です。速やかに小銃に改めるべきです。そうしないと命を落とすことになります。
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