米国の学校ではどのように「中国」を教えているのか―米大学の専門家が指摘 中国新聞社 2023年1月24日(火) レコードチャイナ
中国系米国人で教育学などを専門とするカリフォルニア州立大学のジャック・リウ(劉敬輝)教授はこのほど、中国メディア・中国新聞社の取材に応じて、米国の教育で中国がどのように扱われているかを紹介した。以下はリウ教授の言葉に若干の説明内容を追加するなどで再構成したものだ。
〇西洋式の価値感に基づいて教えるために生じる弊害
〇米国社会の形成に影響及ぼした中国系移民については言及せず
〇中国についてきちんと教えるためには新たな教材が必要
中国系米人に対する中国新聞社のインタビュー記事です。主題は、米国の学校ではどのように「中国」を教えているのか、というものです。
これはなかなか興味深い記事です。華人と日本人のものの考え方、行動様式の違いがよくわかります。というか、この記事を読んで思うのは、日本人の特異性というものでしょうか。拙い経験しかない酒楽ですが、記事が伝える華人の行動様式は、割と普遍的なものだと思うのです。
移民国家である米国では、出自は大変重要です。特に後発の移民である日中などは。ですが日本人の考え方は「郷に入れば郷に従え」という意識が強いのではないでしょうか。今回の記事のように米国社会が日本をどのように見ているのか、日本社会は米国で正しく教育されてされているのか、という視点そのものが欠けているような気がしてならないのです。
郷に従っている日本人は、米国社会に溶け込むことを重視し、結果として日本人コミュニティと言えるほどの強固な集団を形成することなく、米国と言う社会に溶け込んでしまっていると思うのですね。結果、日系米国人は、いることはいるが米国社会に確固たる地位を確立していない、と言っていいのではないかと思います。
華人は違いますね。いや、華人だけではなく、その他の国々の人々も多かれ少なかれ出身国のコミュニティを形成しないと、米国社会の中で生きていくのは困難だという外的要因が大きいのでしょう。だから必要に迫られて相互扶助会的にコミュニティが形成されているのだろうと思います。
日本人は、生真面目すぎて、どのような差別にもめげず個人の努力の結果、米国社会に溶け込む方向で生きているのだと思います。米国社会における日系の政治的発言力が弱いのは、その辺に理由があるのでしょう。
華人は米国においても華人です。酒楽の印象は。その印象は強烈で、華人グループは、しっかりと米国社会に根を張っていると思います。それがいいか悪いかではなく、強かだなと酒楽は思います。でなければ、米国社会において、中国はどう教えられているのか、などという発想自体、生まれる筈がないからです。日系集団にも、日本国にもそのような発想が生まれる余地はないでしょう。良くも悪くもそれが日本人だからです。
いい意味では警戒されない、まじめな集団でしょう、日本人は。南米とは違い、比較的生きやすかった米国社会に素直に適応したのが日本人だと思います。ブラジルのように固まらなければ生きていけない世界ではなかったことが幸いしたのだと思います。戦前はともかく。
ただ、日系米国人は、それでは根無し草になってしまうのではないか、と酒楽は思います。米国社会は、そんなに公平ではないはずです。這い上がるためにはコミュニティの後ろ盾は、ないよりはあった方がいいに決まっています。同盟国米国で、発言権を得ることは、日米同盟を利することになる筈だからです。日系同胞の活躍を期待したいと思います。
訓練で一か月余りアメリカに滞在したことがあります。日系米国人とも話す機会がありました。上記のとおりです。2世、3世となると完全にアメリカ人です。日系と言う意識さえあるかどうか不明です。アメリカ社会にすっかり溶け込んでいます。それはそれでいいことなのでしょうが、日本人から見ると、少々物足りないのです。アメリカ陸軍の参謀総長になったシンセキ陸軍大将や太平洋軍司令官になったハリス海軍大将とか、米軍で栄達を遂げた日系人もおられます。でも彼らとて、強力な日系社会がバックにいたとは思えません。個人の才能と努力の結果でしょう。日系米人が優秀である証拠でしょう。だからと言って、彼らが日米同盟にプラスに働いたわけではないでしょうね。日本人のいい面とそうでない面が象徴的に表れていると思います。余談でしたww
中国系米国人で教育学などを専門とするカリフォルニア州立大学のジャック・リウ(劉敬輝)教授はこのほど、中国メディア・中国新聞社の取材に応じて、米国の教育で中国がどのように扱われているかを紹介した。以下はリウ教授の言葉に若干の説明内容を追加するなどで再構成したものだ。
〇西洋式の価値感に基づいて教えるために生じる弊害
〇米国社会の形成に影響及ぼした中国系移民については言及せず
〇中国についてきちんと教えるためには新たな教材が必要
中国系米人に対する中国新聞社のインタビュー記事です。主題は、米国の学校ではどのように「中国」を教えているのか、というものです。
これはなかなか興味深い記事です。華人と日本人のものの考え方、行動様式の違いがよくわかります。というか、この記事を読んで思うのは、日本人の特異性というものでしょうか。拙い経験しかない酒楽ですが、記事が伝える華人の行動様式は、割と普遍的なものだと思うのです。
移民国家である米国では、出自は大変重要です。特に後発の移民である日中などは。ですが日本人の考え方は「郷に入れば郷に従え」という意識が強いのではないでしょうか。今回の記事のように米国社会が日本をどのように見ているのか、日本社会は米国で正しく教育されてされているのか、という視点そのものが欠けているような気がしてならないのです。
郷に従っている日本人は、米国社会に溶け込むことを重視し、結果として日本人コミュニティと言えるほどの強固な集団を形成することなく、米国と言う社会に溶け込んでしまっていると思うのですね。結果、日系米国人は、いることはいるが米国社会に確固たる地位を確立していない、と言っていいのではないかと思います。
華人は違いますね。いや、華人だけではなく、その他の国々の人々も多かれ少なかれ出身国のコミュニティを形成しないと、米国社会の中で生きていくのは困難だという外的要因が大きいのでしょう。だから必要に迫られて相互扶助会的にコミュニティが形成されているのだろうと思います。
日本人は、生真面目すぎて、どのような差別にもめげず個人の努力の結果、米国社会に溶け込む方向で生きているのだと思います。米国社会における日系の政治的発言力が弱いのは、その辺に理由があるのでしょう。
華人は米国においても華人です。酒楽の印象は。その印象は強烈で、華人グループは、しっかりと米国社会に根を張っていると思います。それがいいか悪いかではなく、強かだなと酒楽は思います。でなければ、米国社会において、中国はどう教えられているのか、などという発想自体、生まれる筈がないからです。日系集団にも、日本国にもそのような発想が生まれる余地はないでしょう。良くも悪くもそれが日本人だからです。
いい意味では警戒されない、まじめな集団でしょう、日本人は。南米とは違い、比較的生きやすかった米国社会に素直に適応したのが日本人だと思います。ブラジルのように固まらなければ生きていけない世界ではなかったことが幸いしたのだと思います。戦前はともかく。
ただ、日系米国人は、それでは根無し草になってしまうのではないか、と酒楽は思います。米国社会は、そんなに公平ではないはずです。這い上がるためにはコミュニティの後ろ盾は、ないよりはあった方がいいに決まっています。同盟国米国で、発言権を得ることは、日米同盟を利することになる筈だからです。日系同胞の活躍を期待したいと思います。
訓練で一か月余りアメリカに滞在したことがあります。日系米国人とも話す機会がありました。上記のとおりです。2世、3世となると完全にアメリカ人です。日系と言う意識さえあるかどうか不明です。アメリカ社会にすっかり溶け込んでいます。それはそれでいいことなのでしょうが、日本人から見ると、少々物足りないのです。アメリカ陸軍の参謀総長になったシンセキ陸軍大将や太平洋軍司令官になったハリス海軍大将とか、米軍で栄達を遂げた日系人もおられます。でも彼らとて、強力な日系社会がバックにいたとは思えません。個人の才能と努力の結果でしょう。日系米人が優秀である証拠でしょう。だからと言って、彼らが日米同盟にプラスに働いたわけではないでしょうね。日本人のいい面とそうでない面が象徴的に表れていると思います。余談でしたww
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