ウクライナへ米独戦車供与、地上戦一変の可能性…高火力・弾薬補給を容易に 2023/01/26 読売新聞
ドイツはいよいよレオパルト2を供与することを決めたようです。そして、アメリカは、M1供与を決断しました。先にチャレンジャー供与を決めた英国を筆頭に、西側主要国の高性能戦車がウクライナに供与されます。戦力化には相当の日数が必要でしょうが、戦力化されれば、ウクライナは地上戦で相当有利になるでしょう。
レオパルト2は、ヨーロッパで標準戦車と呼ばれるほど西側主要国で採用されている高性能な戦車です。さすが電撃戦でソ連を追い詰めたドイツです。
レオパルト2
機動力、装甲防御力、主砲の威力、どれをとっても世界最高性能を誇ります。アメリカのM1エイブラムズと比肩する最強戦車と言っていいでしょう。
ロシアにも最新の戦車はありますが、予算不足で量産化されていないようです。従って、ロシアの戦車は、T-72、T-80、T-90が主体となっています。これらは、基本的にT-72とその派生型です。主砲は125ミリ滑空砲ですが、設計が古く、機動力、装甲防護力はレオパルトに比べれば圧倒的に劣っています。
レオパルト2が戦場に登場すれば、ロシア軍の戦車は敵ではないでしょう。ロシア軍のアタックヘリは、遮るものの無いウクライナの地形では性能を発揮できないようで、最近は前線での戦闘に参加していないようです。これでは、ロシア軍は地上戦で不利になるのは明らかです。
代表的な爆発反応装甲「コンタークト1」を装着したジョージア軍のT-72
レオパルト2の主砲は120ミリ滑空砲ですが、T-72よりも先進的で、命中率も高いです。T-72は装甲が薄く、それを爆発反応装甲で補っています。戦車の周りにべたべたと張り付けられている箱型の物体のことです。(上の写真)対戦車ロケットなどには効果があると言われていますが、戦車の徹甲弾やAPDSFS(装弾筒付翼安定徹甲)弾には効果が薄いと言われているのです。戦場では、レオパルト2やエイブラムズの敵ではないと思います。それは、湾岸戦争でイラク軍戦車が壊滅したことで証明されています。イラク軍の戦車T-72は、M1エイブラムズにコテンパンにやられ、砂漠の藻屑と消えました。
マインプラウを装備した海兵隊のM1A1(マインブラウ=地雷処理鋤:酒楽)(Wikipedia)
どうですか?見るからに厚い装甲ですね。T-72の薄っぺらい装甲とは全く違いますね。T-72は鉄の棺桶ですww
チャレンジャー2(Wikipedia)
西側で最初にMBT(主力戦車)供与を発表したのは英国です。チャレンジャー2を供与すると。上の写真がチャレンジャー2です。いかにも重戦車ですね。チャレンジャー2の最大の特徴は、ライフル砲を採用していることです。ライフル砲とは、ライフル銃と同じく砲内に施線を施し、砲弾を回転させることによって、弾道の安定と高い命中精度を誇ります。現在、主砲を滑空砲に換装するとWikipediaには書かれています。
以上、ウクライナに供与される西側の戦車を紹介いたしました。西側の戦車が数百両単位でウクライナに供与されれば、地上戦は圧倒的にウクライナに有利になる筈です。ロシアがいくら動員兵を増加させても挽回するのは困難だと思います。
ロシアは、戦略核戦力の維持、ステルス戦闘機の開発など、最先端の装備開発と維持を図っていますが、長引く経済の低迷により、地上戦力の近代化には着手できていません。それが今回のウクライナ侵略の現状に繋がっています。西側のMBTが多数配備されたウクライナは、じわじわと戦勢を回復するものと思われます。
ロシアは、このままではじり貧となり、侵攻した地域の維持は困難となり、クリミアの維持さえ危ういと思います。もちろん、すぐというわけではないですが。戦勢が不利になれば、プーチン大統領の地位は危うくなるでしょう。
戦車の話は大好きです。戦車の話だけでいくらでも記事が書けそうです。でもそれはあれですね、酒楽のオタク的世界なので、これだけにしときます。うーん残念。
ドイツはいよいよレオパルト2を供与することを決めたようです。そして、アメリカは、M1供与を決断しました。先にチャレンジャー供与を決めた英国を筆頭に、西側主要国の高性能戦車がウクライナに供与されます。戦力化には相当の日数が必要でしょうが、戦力化されれば、ウクライナは地上戦で相当有利になるでしょう。
レオパルト2は、ヨーロッパで標準戦車と呼ばれるほど西側主要国で採用されている高性能な戦車です。さすが電撃戦でソ連を追い詰めたドイツです。

機動力、装甲防御力、主砲の威力、どれをとっても世界最高性能を誇ります。アメリカのM1エイブラムズと比肩する最強戦車と言っていいでしょう。
ロシアにも最新の戦車はありますが、予算不足で量産化されていないようです。従って、ロシアの戦車は、T-72、T-80、T-90が主体となっています。これらは、基本的にT-72とその派生型です。主砲は125ミリ滑空砲ですが、設計が古く、機動力、装甲防護力はレオパルトに比べれば圧倒的に劣っています。
レオパルト2が戦場に登場すれば、ロシア軍の戦車は敵ではないでしょう。ロシア軍のアタックヘリは、遮るものの無いウクライナの地形では性能を発揮できないようで、最近は前線での戦闘に参加していないようです。これでは、ロシア軍は地上戦で不利になるのは明らかです。

レオパルト2の主砲は120ミリ滑空砲ですが、T-72よりも先進的で、命中率も高いです。T-72は装甲が薄く、それを爆発反応装甲で補っています。戦車の周りにべたべたと張り付けられている箱型の物体のことです。(上の写真)対戦車ロケットなどには効果があると言われていますが、戦車の徹甲弾やAPDSFS(装弾筒付翼安定徹甲)弾には効果が薄いと言われているのです。戦場では、レオパルト2やエイブラムズの敵ではないと思います。それは、湾岸戦争でイラク軍戦車が壊滅したことで証明されています。イラク軍の戦車T-72は、M1エイブラムズにコテンパンにやられ、砂漠の藻屑と消えました。

どうですか?見るからに厚い装甲ですね。T-72の薄っぺらい装甲とは全く違いますね。T-72は鉄の棺桶ですww

西側で最初にMBT(主力戦車)供与を発表したのは英国です。チャレンジャー2を供与すると。上の写真がチャレンジャー2です。いかにも重戦車ですね。チャレンジャー2の最大の特徴は、ライフル砲を採用していることです。ライフル砲とは、ライフル銃と同じく砲内に施線を施し、砲弾を回転させることによって、弾道の安定と高い命中精度を誇ります。現在、主砲を滑空砲に換装するとWikipediaには書かれています。
以上、ウクライナに供与される西側の戦車を紹介いたしました。西側の戦車が数百両単位でウクライナに供与されれば、地上戦は圧倒的にウクライナに有利になる筈です。ロシアがいくら動員兵を増加させても挽回するのは困難だと思います。
ロシアは、戦略核戦力の維持、ステルス戦闘機の開発など、最先端の装備開発と維持を図っていますが、長引く経済の低迷により、地上戦力の近代化には着手できていません。それが今回のウクライナ侵略の現状に繋がっています。西側のMBTが多数配備されたウクライナは、じわじわと戦勢を回復するものと思われます。
ロシアは、このままではじり貧となり、侵攻した地域の維持は困難となり、クリミアの維持さえ危ういと思います。もちろん、すぐというわけではないですが。戦勢が不利になれば、プーチン大統領の地位は危うくなるでしょう。
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