「感動を届けたい…」3年ぶりの「さっぽろ雪まつり」強調文陸上自衛隊の雪像づくりに密着 隊員の奮闘記 北海道 2/3(金) HBC 北海道放送
今日は、文字通り酒楽の独り言です。つらつらと現役時代から疑問に思っていたことを語りたいと思います。
雪まつりを支援するため、札幌市と11旅団は、協定書を結んでいるので、法的な問題は何もありません。自衛隊には民生支援活動という立派な任務があるからです。
しかし、雪まつり支援は、行き過ぎだと酒楽は思います。札幌駐屯地所在のとある部隊は、かれこれ半世紀近く雪まつりを支援する部隊です。毎年のことなので、制作する雪像の設計図を書き、制作計画を作り、部隊を動かして雪像を作ります。
設計は、専門的能力を要するため、専属の隊員がいます。設計は、何か月もかかります。早く言えば、専属です。雪まつりをご覧になった方はご存知かと思いますが、とても素人が製作できるような代物ではありません。とても立派な雪像なのです。

それはそうでしょう、もう半世紀以上雪像づくりに携わっているのですから。職人のような彼らの存在無くして、雪まつりは存在し得ません。
しかし、それらのほぼ専属的な要員は、自衛隊の主たる任務である防衛に携わる期間が著しく限られます。また、担当する部隊も、数か月の期間、訓練はできません。
おかしいでしょう。札幌市は、この立派な雪像を作る自衛隊なしではもはや存続できません。自衛隊の支援がなかったら、雪まつりの価値は著しく下がるでしょう。自衛隊は、体よく札幌市に利用されているのです。札幌の観光支援のために。
本来なら、札幌市と観光協会あたりが、予算を拠出して行うべきものだと酒楽は思います。いつまで自衛隊をタダ働きさせるのだ?自衛隊の首脳陣は、雪まつり支援が、部隊の訓練を圧迫しているのを、見て見ぬふりをするのか?
もはや札幌市の自衛隊に対する依頼は、民生支援の範疇を超えています。即刻依頼を断るべきだと思います。そうでないというなら、当該部隊の実情をじっくりと調査すべきです。悲惨な実態が明らかになるでしょう。自衛隊首脳の不作為の罪を弾劾したいと思います。
当該部隊長もその上司も、陸幕も防衛省も放置したまま。問題意識の欠片もないのです。こういう積み重ねが、自衛隊を腐敗させ、実力の低下を招く原因です。問題を感じている方もいらっしゃるでしょうが、声を挙げる勇気がないのでしょう。そういうことを言えば、人事的な不利益を被るのは明らかだからです。
これは組織的には、非常に危ういと思います。これらの問題意識を酒楽は現役時代から持っていました。当事者ではないので、発言はしませんでしたが。当事者からは、何度も同じような話を聞いたことがあります。訓練ができなくて困っていると。そりゃそうでしょう。何カ月も部隊の主力が支援に駆り出されるのですから。はっきり言えば、当該部隊の冬季における作戦戦闘能力は、非常に低い、と言わざるを得ないでしょうね。見て見ぬふりをしていると、しっぺ返しを食らいますよ。しっかりしてください。
今日は、文字通り酒楽の独り言です。つらつらと現役時代から疑問に思っていたことを語りたいと思います。
雪まつりを支援するため、札幌市と11旅団は、協定書を結んでいるので、法的な問題は何もありません。自衛隊には民生支援活動という立派な任務があるからです。
しかし、雪まつり支援は、行き過ぎだと酒楽は思います。札幌駐屯地所在のとある部隊は、かれこれ半世紀近く雪まつりを支援する部隊です。毎年のことなので、制作する雪像の設計図を書き、制作計画を作り、部隊を動かして雪像を作ります。
設計は、専門的能力を要するため、専属の隊員がいます。設計は、何か月もかかります。早く言えば、専属です。雪まつりをご覧になった方はご存知かと思いますが、とても素人が製作できるような代物ではありません。とても立派な雪像なのです。

それはそうでしょう、もう半世紀以上雪像づくりに携わっているのですから。職人のような彼らの存在無くして、雪まつりは存在し得ません。
しかし、それらのほぼ専属的な要員は、自衛隊の主たる任務である防衛に携わる期間が著しく限られます。また、担当する部隊も、数か月の期間、訓練はできません。
おかしいでしょう。札幌市は、この立派な雪像を作る自衛隊なしではもはや存続できません。自衛隊の支援がなかったら、雪まつりの価値は著しく下がるでしょう。自衛隊は、体よく札幌市に利用されているのです。札幌の観光支援のために。
本来なら、札幌市と観光協会あたりが、予算を拠出して行うべきものだと酒楽は思います。いつまで自衛隊をタダ働きさせるのだ?自衛隊の首脳陣は、雪まつり支援が、部隊の訓練を圧迫しているのを、見て見ぬふりをするのか?
もはや札幌市の自衛隊に対する依頼は、民生支援の範疇を超えています。即刻依頼を断るべきだと思います。そうでないというなら、当該部隊の実情をじっくりと調査すべきです。悲惨な実態が明らかになるでしょう。自衛隊首脳の不作為の罪を弾劾したいと思います。
当該部隊長もその上司も、陸幕も防衛省も放置したまま。問題意識の欠片もないのです。こういう積み重ねが、自衛隊を腐敗させ、実力の低下を招く原因です。問題を感じている方もいらっしゃるでしょうが、声を挙げる勇気がないのでしょう。そういうことを言えば、人事的な不利益を被るのは明らかだからです。
これは組織的には、非常に危ういと思います。これらの問題意識を酒楽は現役時代から持っていました。当事者ではないので、発言はしませんでしたが。当事者からは、何度も同じような話を聞いたことがあります。訓練ができなくて困っていると。そりゃそうでしょう。何カ月も部隊の主力が支援に駆り出されるのですから。はっきり言えば、当該部隊の冬季における作戦戦闘能力は、非常に低い、と言わざるを得ないでしょうね。見て見ぬふりをしていると、しっぺ返しを食らいますよ。しっかりしてください。
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