プーチン失脚の可能性はある

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2023年

03月

20日 12:00

政治

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プーチン失脚の可能性はある

3月20日付産経抄から

▼ガーシー容疑者は国に戻ればお縄になるが、国を出ればお縄になりかねないのが、ロシアのプーチン大統領である。ウクライナからの子供連れ去りを戦争犯罪と認定した国際刑事裁判所（ＩＣＣ）は、いい仕事をした。

　いつも辛口で知られる産経抄ですが、今日の産経抄は傑作です。プーチンと習近平は凶状持ちだと断定しているからです。

　それはともかくＩＣＣがプーチンに対して逮捕状を出したと言うのはいい報せだと酒楽も思います。プーチンが逮捕される可能性は低い、と産経抄入っていますが、必ずしもそうではないと思います。

前大統領を国際刑事裁判所へ　スーダン、引き渡しを決定　2021年8月12日　朝日新聞

　これがその根拠です。ただし実現はしませんでしたが。

スーダンの元独裁者オマル・バシール氏の病院での様子に怒りの声　21 Apr 2022　日本語で読むアラビアのニュース

　実際は送致されなかったのですね。朝日のガセネタでした♪♪しかし、クーデーターでプーチンが失脚すれば、国内で裁かれるか、ＩＣＣに身柄を送致されて裁判にかけられるかのいずれかになるのは間違いないでしょう。これはプーチンにとっては、相当なプレッシャーになるはずです。

　まず、ＩＣＣに加盟している国に行くことは、大変危険なので、事実上それらの国に行くことはできません。もう一つは、ロシア国内でのクーデーターに正当性を与えたので、クーデーターの可能性が高まったということです。

　これから先、ウクライナ侵略が長引き、国民が塗炭の苦しみを味わうことになれば、クーデーターは現実味を帯びるでしょう。プーチンはクーデーターを恐れて、国民を弾圧したり、逮捕したりすることが多くなると思います。そういう行動は、ますますプーチンの支持率を落とし、クーデーターや革命の温床になると思います。ただし、ロシアの歴史を振り返れば、プーチンが失脚したとしても、ロシアの民主化は難しいでしょう。ですが、プーチンが失脚すれば、ウクライナ侵略は終了し、ロシアの経済的低迷と、国力の低下は否めず、核を持つだけの小国に成り下がるのだけは間違いないと思います。早くそうなってほしいものです。