高速道路の無料化、事実上棚上げ 有料2115年まで 2023/1/28 産経ニュース
塩野七生氏の大著「ローマ人の物語」は実に素晴らしい著作です。酒楽は、この小説を読んで、ヨーロッパ史に与えたローマの偉大さを実感したのでした。
ローマの偉大さを示すのが道路です。アッピア街道などに代表されるように、歴代の為政者、成功者はイタリア半島に重要な街道を作りました。そして、その道路は、名のある富豪や為政者によって、定期的にメンテナンスされ、現代にいたっているのです。道路の維持補修こそ、文明国の証なのです。
政府は先般、高速道路の無料化を事実上棚上げし、2115年まで有料を継続することを決めました。それでよいと思います。ローマの道路補修は、有為な者、富める者が行い、貧者を雇って行いました。それは慈善事業の一環でもあったのです。
アッピア街道
道路は作っただけではだめで、不断に維持補修する必要があるのです。それには、国家の意志と国民の理解が欠かせません。今回、政府が無料化を延期したのは正解なのです。むしろ、無料化を廃止すべきだったと酒楽は思います。
世の中に無料の道路など本来ないのです。地域の生活道路は、地域住民の道普請で維持補修されてきました。それは共同体を維持する当然の行為なのです。果実を得るためには、それ相応の対価が必要なのは、洋の東西を問わず真実なのです。
ローマの道は、軍用道路でもありました。軍用道路を作ったのはローマ軍です。ローマ軍は現代の工兵を兼ねていたのです。四方に蛮族がいて、内線作戦を余儀なくされるローマにあって、域内の通行を確保するのは、政府の至上命題だったのです。それが最終的には「全ての道はローマに通ず」という国内を縦横無尽に走る街道を作る原動力だったのです。
只ほど高いものは無い、のです。道路の維持補修は、国家にとっても国民にとっても生命線なのですから、自ら維持補修すべきでしょう。無料の道路などないのです。
塩野七生氏の大著「ローマ人の物語」は実に素晴らしい著作です。酒楽は、この小説を読んで、ヨーロッパ史に与えたローマの偉大さを実感したのでした。
ローマの偉大さを示すのが道路です。アッピア街道などに代表されるように、歴代の為政者、成功者はイタリア半島に重要な街道を作りました。そして、その道路は、名のある富豪や為政者によって、定期的にメンテナンスされ、現代にいたっているのです。道路の維持補修こそ、文明国の証なのです。
政府は先般、高速道路の無料化を事実上棚上げし、2115年まで有料を継続することを決めました。それでよいと思います。ローマの道路補修は、有為な者、富める者が行い、貧者を雇って行いました。それは慈善事業の一環でもあったのです。

道路は作っただけではだめで、不断に維持補修する必要があるのです。それには、国家の意志と国民の理解が欠かせません。今回、政府が無料化を延期したのは正解なのです。むしろ、無料化を廃止すべきだったと酒楽は思います。
世の中に無料の道路など本来ないのです。地域の生活道路は、地域住民の道普請で維持補修されてきました。それは共同体を維持する当然の行為なのです。果実を得るためには、それ相応の対価が必要なのは、洋の東西を問わず真実なのです。
ローマの道は、軍用道路でもありました。軍用道路を作ったのはローマ軍です。ローマ軍は現代の工兵を兼ねていたのです。四方に蛮族がいて、内線作戦を余儀なくされるローマにあって、域内の通行を確保するのは、政府の至上命題だったのです。それが最終的には「全ての道はローマに通ず」という国内を縦横無尽に走る街道を作る原動力だったのです。
只ほど高いものは無い、のです。道路の維持補修は、国家にとっても国民にとっても生命線なのですから、自ら維持補修すべきでしょう。無料の道路などないのです。
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