「迷彩服で歩かないで」 共産市議が発言、与党反発 3/18(土) YAHOOニュース
陸上自衛隊石垣駐屯地が16日開設されたことを巡り、17日の石垣市議会一般質問で共産の井上美智子氏は「(自衛隊員は)迷彩服でバイクや自転車に乗っている。まちの中では迷彩服で歩かないでほしい」と発言した。与党の長山家康氏が「職業差別だ」と発言の取り消しを求め、我喜屋隆次議長の預かりになった。
まあこういうのは今に始まったことではありません。職業差別と言う物言いは、間違ってはいないと思いますが、本質ではないですね。本質は、日本の弱体化です。
それはさておき、日本全体のことを言わせていただければ、街中で自衛官が制服や迷彩服で歩いているところを見かけることは少ないです。駐屯地が所在する周辺を除いては。駐屯地周辺、たとえば北海道には今も多数の自衛隊駐屯地が存在し、駐屯地周辺を自衛官が迷彩服で普通に歩いています。ただし駐屯地周辺です。北海道でも札幌みたいな大都市では、滅多に制服・迷彩服の自衛官を見かけることはないでしょう。
同じように東京でも制服自衛官を見かけることはまずないでしょう。では自衛官はいないのかと言うとそんなことはありません。普通に通勤電車に乗って通勤しています。私服で。そして、職場に到着してから制服や迷彩服に着替えるのです。だから巷の人が自衛官を見かけることはあまりないのです。
酒楽も北海道勤務のときや、地方の駐屯地勤務のときは、制服や迷彩服・戦闘服で通勤したことがあります。しかし、東京に勤務していた時は私服通勤でした。東京を制服で歩いたのは学生時代だけです。防衛大の1年生は、基本制服での外出しか許されていなかったからです。2年生以上は、校外の日曜下宿で私服に着替えての外出が許可されています。
横須賀周辺を制服で歩くのは普通ですが、東京を制服で歩くのは、相当に勇気が必要です。電車で座席に座ることはまずありません。いわれのない批判を浴びる可能性があるからです。これほど悲しいことはありませんでしたね。
制服で通勤しない理由がもう一つあります。身の危険があるからです。それは身体的危険もさることながら、言葉による暴力を受ける危険もあるのです。こちらは、心に傷を受けるのです。これも相当に危険です。心の傷は一生残る可能性があるからです。
一つ付け加えたいと思います。東京で制服通勤しないのは、家族を守るためでもあります。自分自身が傷を受けてもそれで済みますが(自衛官なので、ある程度覚悟ができているという意味です)、家族がその被害を受けるのはたまりません。間接的にですが。そういう危険を避けるために、忸怩たる思いで私服通勤にならざるを得ないと言うことです。
そういう意味で言うと、東京という日本を代表する都会で制服自衛官を見かけることは殆どありませんから、日本人のほとんどの方は街中で制服自衛官、迷彩服の自衛官が闊歩することに慣れていないでしょうね。いるんですよ、目の前に♪
昨年、青山繁晴氏が、各幕僚監部の制服自衛官を国会内に招いたときに、「制服で来てください」と依頼されたようです。結果、自衛官は私服で移動し、国会内で制服に着替えたそうです。青山さんは、少々がっかりされたとブログに書いてありました。
まあがっかりなさるのは理解できます。しかし、自衛官にも家族はいるのです。制服で移動すると言うことは、公的にも私的にもリスクが高いのです。家族を守るために、やむなく私服で移動したと言うことだと思います。青山さん、ご理解ください。
制服自衛官を街中で見かけないと言うことは、日常生活の中で、自衛官、自衛隊は日本国民の心の中に存在しない、ということなのです。これは相当に悲しい現実だと酒楽は思います。自衛官にとっても国民にとっても、です。
制服で街中を歩かないのではなく、歩けないという現実を皆様に知っていただきたいと思い、筆を執りました。
陸上自衛隊石垣駐屯地が16日開設されたことを巡り、17日の石垣市議会一般質問で共産の井上美智子氏は「(自衛隊員は)迷彩服でバイクや自転車に乗っている。まちの中では迷彩服で歩かないでほしい」と発言した。与党の長山家康氏が「職業差別だ」と発言の取り消しを求め、我喜屋隆次議長の預かりになった。
まあこういうのは今に始まったことではありません。職業差別と言う物言いは、間違ってはいないと思いますが、本質ではないですね。本質は、日本の弱体化です。
それはさておき、日本全体のことを言わせていただければ、街中で自衛官が制服や迷彩服で歩いているところを見かけることは少ないです。駐屯地が所在する周辺を除いては。駐屯地周辺、たとえば北海道には今も多数の自衛隊駐屯地が存在し、駐屯地周辺を自衛官が迷彩服で普通に歩いています。ただし駐屯地周辺です。北海道でも札幌みたいな大都市では、滅多に制服・迷彩服の自衛官を見かけることはないでしょう。
同じように東京でも制服自衛官を見かけることはまずないでしょう。では自衛官はいないのかと言うとそんなことはありません。普通に通勤電車に乗って通勤しています。私服で。そして、職場に到着してから制服や迷彩服に着替えるのです。だから巷の人が自衛官を見かけることはあまりないのです。
酒楽も北海道勤務のときや、地方の駐屯地勤務のときは、制服や迷彩服・戦闘服で通勤したことがあります。しかし、東京に勤務していた時は私服通勤でした。東京を制服で歩いたのは学生時代だけです。防衛大の1年生は、基本制服での外出しか許されていなかったからです。2年生以上は、校外の日曜下宿で私服に着替えての外出が許可されています。
横須賀周辺を制服で歩くのは普通ですが、東京を制服で歩くのは、相当に勇気が必要です。電車で座席に座ることはまずありません。いわれのない批判を浴びる可能性があるからです。これほど悲しいことはありませんでしたね。
制服で通勤しない理由がもう一つあります。身の危険があるからです。それは身体的危険もさることながら、言葉による暴力を受ける危険もあるのです。こちらは、心に傷を受けるのです。これも相当に危険です。心の傷は一生残る可能性があるからです。
一つ付け加えたいと思います。東京で制服通勤しないのは、家族を守るためでもあります。自分自身が傷を受けてもそれで済みますが(自衛官なので、ある程度覚悟ができているという意味です)、家族がその被害を受けるのはたまりません。間接的にですが。そういう危険を避けるために、忸怩たる思いで私服通勤にならざるを得ないと言うことです。
そういう意味で言うと、東京という日本を代表する都会で制服自衛官を見かけることは殆どありませんから、日本人のほとんどの方は街中で制服自衛官、迷彩服の自衛官が闊歩することに慣れていないでしょうね。いるんですよ、目の前に♪
昨年、青山繁晴氏が、各幕僚監部の制服自衛官を国会内に招いたときに、「制服で来てください」と依頼されたようです。結果、自衛官は私服で移動し、国会内で制服に着替えたそうです。青山さんは、少々がっかりされたとブログに書いてありました。
まあがっかりなさるのは理解できます。しかし、自衛官にも家族はいるのです。制服で移動すると言うことは、公的にも私的にもリスクが高いのです。家族を守るために、やむなく私服で移動したと言うことだと思います。青山さん、ご理解ください。
制服自衛官を街中で見かけないと言うことは、日常生活の中で、自衛官、自衛隊は日本国民の心の中に存在しない、ということなのです。これは相当に悲しい現実だと酒楽は思います。自衛官にとっても国民にとっても、です。
制服で街中を歩かないのではなく、歩けないという現実を皆様に知っていただきたいと思い、筆を執りました。
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