防衛財源確保法案」で国会参考人に 建設国債や外為特会など活用で「増税は回避できる」と陳述した 2023.5/9 ZAKZAK
酒楽は経済は門外漢なので、高橋氏の主張を敷衍して皆様に解説することはできません。しかし、高橋氏の主張はもっともだと思います。これを国会で説明されたと言うことですから、野党は反論できなかったのではないでしょうか。関連する要記事がないので如何ともしがたいのですが。
さて、高橋氏の言う通りならば、本年度の防衛予算は、もっと増やすことが可能でした。それをしなかったのは、政府自民党に、財源を理解できる人材がいなかった可能性があります。これは、政権政党としては致命的です。速やかに、高橋氏を自民党に招聘し、次の選挙に立候補させるべきと考えます。
次に、防衛増税を回避しつつ、防衛費が捻出できるなら、防衛予算の問題を近々解決できる可能性があると言うことです。では、今の自衛隊の何が問題なのでしょうか。
第一点は、人員の充足が不十分だと言うことです。自衛隊の定員は自衛隊法で定められています。それは、各自衛隊の編制表に基づいています。通称「青本(あおほん)」と言います。この編制表は、政府の定めた3文書に基づき、各自衛隊が持つべき部隊編成を事細かに定めたものです。しかし、編制表はあくまで編制表であり、実際の隊員数、装備数が定数通りに充足されているわけではありません。
実際の部隊の隊員の配置は、充足率で定められているのです。充足率は、予算の裏付けがあって示されます。予算を示すのは、防衛省と財務省の予算折衝の中で決められるのです。そして、長年自衛隊の充足率は低く抑えられてきました。予算不足を理由に。
ウクライナの現状を見れば分かるように、戦場で戦うのは自衛官なのですから、自衛官の数が少ないと言うことは、戦力が十分に発揮されないことを意味します。現状の充足率がどのくらいなのかは知りませんが、酒楽の現役時代とさほど変わらないでしょう。ざっと80%程度ではないかと思います。しかし、この数字に騙されてはなりません。例えば、統幕以下各幕僚監部、方面総監部、師団司令部など上級司令部の充足は高いのです。その代わり、部隊の充足は反比例するように低いのです。
現場の隊員が少なければ、装備品を運用できないのです。まあ、装備そのものも100%充足されているわけではないのが救いですが、ブラックジョークですね。
部隊指揮官も部隊も100%充足で訓練したことがありません。これはなかなか困難な状況です。充足が低いことで、雑用に追われ、十分な訓練時間も確保できていません。
加えて、補給整備費も十分ではないため、故障装備品が多く、第一線部隊の装備状況は悲惨なことになっています。加えて、弾が足りません。とても長期間の戦闘に耐えられる兵站物資は達成されていないと思います。それほど、自衛隊の現場は危機的なのです。
増税せずに防衛予算を確保できるなら、速やかに予算を増やし、危機的な自衛隊の現場の問題点を解決してもらいたいと思います。とにかく、時間がかかるのです、問題点を解決するには。もたもたしている余裕はないのです。
岸田さん、頼みますよ。
酒楽は経済は門外漢なので、高橋氏の主張を敷衍して皆様に解説することはできません。しかし、高橋氏の主張はもっともだと思います。これを国会で説明されたと言うことですから、野党は反論できなかったのではないでしょうか。関連する要記事がないので如何ともしがたいのですが。
さて、高橋氏の言う通りならば、本年度の防衛予算は、もっと増やすことが可能でした。それをしなかったのは、政府自民党に、財源を理解できる人材がいなかった可能性があります。これは、政権政党としては致命的です。速やかに、高橋氏を自民党に招聘し、次の選挙に立候補させるべきと考えます。
次に、防衛増税を回避しつつ、防衛費が捻出できるなら、防衛予算の問題を近々解決できる可能性があると言うことです。では、今の自衛隊の何が問題なのでしょうか。
第一点は、人員の充足が不十分だと言うことです。自衛隊の定員は自衛隊法で定められています。それは、各自衛隊の編制表に基づいています。通称「青本(あおほん)」と言います。この編制表は、政府の定めた3文書に基づき、各自衛隊が持つべき部隊編成を事細かに定めたものです。しかし、編制表はあくまで編制表であり、実際の隊員数、装備数が定数通りに充足されているわけではありません。
実際の部隊の隊員の配置は、充足率で定められているのです。充足率は、予算の裏付けがあって示されます。予算を示すのは、防衛省と財務省の予算折衝の中で決められるのです。そして、長年自衛隊の充足率は低く抑えられてきました。予算不足を理由に。
ウクライナの現状を見れば分かるように、戦場で戦うのは自衛官なのですから、自衛官の数が少ないと言うことは、戦力が十分に発揮されないことを意味します。現状の充足率がどのくらいなのかは知りませんが、酒楽の現役時代とさほど変わらないでしょう。ざっと80%程度ではないかと思います。しかし、この数字に騙されてはなりません。例えば、統幕以下各幕僚監部、方面総監部、師団司令部など上級司令部の充足は高いのです。その代わり、部隊の充足は反比例するように低いのです。
現場の隊員が少なければ、装備品を運用できないのです。まあ、装備そのものも100%充足されているわけではないのが救いですが、ブラックジョークですね。
部隊指揮官も部隊も100%充足で訓練したことがありません。これはなかなか困難な状況です。充足が低いことで、雑用に追われ、十分な訓練時間も確保できていません。
加えて、補給整備費も十分ではないため、故障装備品が多く、第一線部隊の装備状況は悲惨なことになっています。加えて、弾が足りません。とても長期間の戦闘に耐えられる兵站物資は達成されていないと思います。それほど、自衛隊の現場は危機的なのです。
増税せずに防衛予算を確保できるなら、速やかに予算を増やし、危機的な自衛隊の現場の問題点を解決してもらいたいと思います。とにかく、時間がかかるのです、問題点を解決するには。もたもたしている余裕はないのです。
岸田さん、頼みますよ。
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