「韓国、心理的にG8国家に仲間入り」尹大統領に力を入れる韓国与党 ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.22
韓国与党・国民の力は21日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が主要7カ国(G7)サミットに出席するため広島を訪問し、韓日および韓米首脳会談を相次いで行ったことに対し、「大韓民国は心理的にG8国家に仲間入りを果たした」として支援した。
おめでとう韓国、心理的G8に仲間入り。やっぱり、韓国の伊大統領を広島サミットに招待したのは正解だったようです。韓国与党も韓国メディアも一斉に韓国の心理的G8入りを喜んでいるようです。
まあ冗談も大概にしておかないと、誤解されることもあるので、もう少し深堀したいと思います。サミットについて。
今回、広島サミットに招待された国は、オーストラリア、ブラジル、コモロ(AU(アフリカ連合)議長国)、クック諸島(PIF(太平洋諸島フォーラム)議長国)、インド(G20議長国)、インドネシア(ASEAN議長国)、韓国、ベトナムです。
参加国
オーストラリアはクワッド&AUKUS枠です。グローバルサウス枠では、インド、ブラジル、インドネシア、ベトナムでしょうか。韓国は北東アジア間接同盟枠(日米韓)です。これは酒楽の造語です。韓国と日本は同盟関係ではありませんが、米韓同盟と日米同盟をつなぐアメリカを軸としてとらえれば、間接的な同盟と捉えることができるという意味です。
総体的に言えば、招待国は多すぎると酒楽は思います。外交が表芸の岸田首相ならではでしょうが、招待国が多ければ多いほど焦点がぼけるのは当然です。広島サミットは、岸田首相の肝いり「核無き世界」をアピールするのが最大の目的だったのでしょう。当否は別にして。そしてそれは一定の目的を達成したと思います。
次に重要だったのは、ロシア批判、中国批判です。ロシアのウクライナ侵略は現在進行形なので非難してしかるべきだし、しなかったらG7の存在意義はないでしょう。中国については、台湾併合を公言しているので、力による現状変更を許さないというG7としては当然の発表でしょう。
案の定、中露はサミットを批判しています。ということは、サミットは成功だったと言うことでしょう。ただ、招待国が多く、途中でゼレンスキー大統領が飛び入り参加したことにより、グローバルサウスの印象は希薄でしたね。招待国が多ければこうなることは予想できたはずです。そういう意味で、招待国はもっと絞るべきだったと酒楽は思います。
サミットはフランスのジスカールデスタン大統領の提唱で始まりました。フランスのランブイエで行われたのが記念すべき第1回目のサミットです。そういう意味では、マクロン氏がサミット前に声高にフランスはアメリカの下僕ではない、と公言したのは、サミット創始国としてのプライドもあったものと思います。
当初5カ国だったサミットですが、イタリアが強引に加入し、仲間の少ないアメリカがカナダを引っ張り込んで現在のG7になったわけです。酒楽は当初の5カ国が妥当だと思います。参加国が少なければ少ないほど合意の形成は容易だからです。多ければ多いほど、議論は焦点が定まらず、結論を得るのが難しくなるのは当然なのです。
世界最強のアメリカ、西側2位の経済強国日本、前覇権国イギリス、一応戦勝国フランス、経済大国ドイツ、この5カ国でサミットを構成するべきでした。歴史のあるイタリアもアメリカの属国カナダもサミットでは存在感が薄いのは当然です。そういう意味でもジスカールデスタンは慧眼だったと思います。
では広島サミットは失敗だったのかと言えばそんなことはないでしょう。総花的な課題を議論しましたが、抑えるべきところは抑え、結果サミットは成功だったと言えましょう。ロシアと中国が狂ったようにサミットを非難しているのがその証拠です。
さて7年後に日本はサミット議長国になります。そのときの世界情勢はどのようになっているのでしょうか。ロシアは恐らく没落しているでしょう。中国はわかりません。サミット構成国は、グローバルサウスの経済発展に伴い、その経済的存在感は縮小しているかもしれません。しかし、経済は規模だけではありません。最先端の技術と開発力、コンテンツを保持・維持することが重要です。そういう意味では、サミット構成国は、そう簡単にその地位を他国に譲ることはないと思います。韓国にとっては残念でしょうが。それよりも、韓国は、現在の経済的地位を保持することさえ困難だろうと酒楽は思います。日本との関係改善ができなければ、いずれ没落するのではないかと思います。中国と軌を一にして♪♪
韓国与党・国民の力は21日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が主要7カ国(G7)サミットに出席するため広島を訪問し、韓日および韓米首脳会談を相次いで行ったことに対し、「大韓民国は心理的にG8国家に仲間入りを果たした」として支援した。
おめでとう韓国、心理的G8に仲間入り。やっぱり、韓国の伊大統領を広島サミットに招待したのは正解だったようです。韓国与党も韓国メディアも一斉に韓国の心理的G8入りを喜んでいるようです。
まあ冗談も大概にしておかないと、誤解されることもあるので、もう少し深堀したいと思います。サミットについて。
今回、広島サミットに招待された国は、オーストラリア、ブラジル、コモロ(AU(アフリカ連合)議長国)、クック諸島(PIF(太平洋諸島フォーラム)議長国)、インド(G20議長国)、インドネシア(ASEAN議長国)、韓国、ベトナムです。
参加国
オーストラリアはクワッド&AUKUS枠です。グローバルサウス枠では、インド、ブラジル、インドネシア、ベトナムでしょうか。韓国は北東アジア間接同盟枠(日米韓)です。これは酒楽の造語です。韓国と日本は同盟関係ではありませんが、米韓同盟と日米同盟をつなぐアメリカを軸としてとらえれば、間接的な同盟と捉えることができるという意味です。
総体的に言えば、招待国は多すぎると酒楽は思います。外交が表芸の岸田首相ならではでしょうが、招待国が多ければ多いほど焦点がぼけるのは当然です。広島サミットは、岸田首相の肝いり「核無き世界」をアピールするのが最大の目的だったのでしょう。当否は別にして。そしてそれは一定の目的を達成したと思います。
次に重要だったのは、ロシア批判、中国批判です。ロシアのウクライナ侵略は現在進行形なので非難してしかるべきだし、しなかったらG7の存在意義はないでしょう。中国については、台湾併合を公言しているので、力による現状変更を許さないというG7としては当然の発表でしょう。
案の定、中露はサミットを批判しています。ということは、サミットは成功だったと言うことでしょう。ただ、招待国が多く、途中でゼレンスキー大統領が飛び入り参加したことにより、グローバルサウスの印象は希薄でしたね。招待国が多ければこうなることは予想できたはずです。そういう意味で、招待国はもっと絞るべきだったと酒楽は思います。
サミットはフランスのジスカールデスタン大統領の提唱で始まりました。フランスのランブイエで行われたのが記念すべき第1回目のサミットです。そういう意味では、マクロン氏がサミット前に声高にフランスはアメリカの下僕ではない、と公言したのは、サミット創始国としてのプライドもあったものと思います。
当初5カ国だったサミットですが、イタリアが強引に加入し、仲間の少ないアメリカがカナダを引っ張り込んで現在のG7になったわけです。酒楽は当初の5カ国が妥当だと思います。参加国が少なければ少ないほど合意の形成は容易だからです。多ければ多いほど、議論は焦点が定まらず、結論を得るのが難しくなるのは当然なのです。
世界最強のアメリカ、西側2位の経済強国日本、前覇権国イギリス、一応戦勝国フランス、経済大国ドイツ、この5カ国でサミットを構成するべきでした。歴史のあるイタリアもアメリカの属国カナダもサミットでは存在感が薄いのは当然です。そういう意味でもジスカールデスタンは慧眼だったと思います。
では広島サミットは失敗だったのかと言えばそんなことはないでしょう。総花的な課題を議論しましたが、抑えるべきところは抑え、結果サミットは成功だったと言えましょう。ロシアと中国が狂ったようにサミットを非難しているのがその証拠です。
さて7年後に日本はサミット議長国になります。そのときの世界情勢はどのようになっているのでしょうか。ロシアは恐らく没落しているでしょう。中国はわかりません。サミット構成国は、グローバルサウスの経済発展に伴い、その経済的存在感は縮小しているかもしれません。しかし、経済は規模だけではありません。最先端の技術と開発力、コンテンツを保持・維持することが重要です。そういう意味では、サミット構成国は、そう簡単にその地位を他国に譲ることはないと思います。韓国にとっては残念でしょうが。それよりも、韓国は、現在の経済的地位を保持することさえ困難だろうと酒楽は思います。日本との関係改善ができなければ、いずれ没落するのではないかと思います。中国と軌を一にして♪♪
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