世良光弘「国防の危機」 カナダ次期潜水艦候補で「日本vs韓国」の直接対決 防衛産業守る大型案件、政府は防衛装備移転三原則見直し検討 2023.5/25 ZAKZAK
いずれにしろ日本の潜水艦は、通常動力型では静粛性などの性能すべてにおいて世界最高峰だ。敗戦によって航空機の開発は禁止されてブランクがあったが、戦後、潜水艦技術は引き継がれ、独自の進化を遂げてきており、長年に渡って世界から注目されてきた。
この部分がこの記事におけるニッポン潜水艦への正しい評価だと思われます。しかし、
「時間的な制約とカナダのニーズを考えると、韓国のような国から潜水艦を購入するのは理にかなっている」。カナダの大手紙「ザ・エディトリアル・ボード」(5月4日付)に、同国海軍のアンガス・トップシー副司令官はこう答えた。
カナダ海軍のナンバーツーがこう答えているのです。この背景はですね、予算です。数年前、豪州は次期潜水艦選定で、フランスと日本にオファーを出しました。結論はフランスの勝ちでした。理由は、豪州での製造にオーケーを出したからです。しかし、この話はこれでは終わりませんでした。
豪州での生産を行うこと、そしてもともと原潜だった潜水艦を通常動力型に設計変更する必要があったため、フランスの見積もりは膨れ上がり、結果、頓挫しました。油揚げをさらったのはアメリカです。
どの国も他国の武器を導入するにあたっては、要求性能と予算の制約の中で選択せざるを得ないため、なるべく安い予算で購入できることを優先するのです。カナダ海軍が韓国潜水艦を候補の一つに想定しているのはそういう理由なのだと思われます。
しかし、初めての武器、初めて他国から武器を導入するときには、豪州同様、失敗はつきものなのです。軍事常識を知っているものなら、韓国から武器を導入するリスクが相当大きいことを知っているはずです。しかし、カナダ海軍にそのような人材はいないのでしょうね。でなければ、韓国製潜水艦を候補に挙げることすら、狂気の沙汰なのですから。
たしか韓国は、ポーランドにK2戦車を輸出したと思います。その後の情報がないので、現時点で論評できないのですが、酒楽の予想では、韓国製戦車にポーランドは四苦八苦していると思います。パワーユニットがドイツ製ならばまだましかもしれませんが、韓国製のパワーユニットだったら、まともには動かないでしょう。ネットを調べれば、誰でもわかることです。
つまり、韓国製の武器は、その性能について、眉に唾を付けて聞いた方がいいと言うことなのです。それをカナダ海軍のナンバーツーは知らないのでしょうね。お気の毒としか言えません。
カナダ海軍の話が本当ならば、日本製潜水艦に勝ち目はないでしょう。その代わり、痛い目に遭うのはカナダです。安さに目が眩んで韓国製を導入すれば、安物買いの銭失いになることは必定だからです。これ軍事常識ですから(笑)
日本もかつてはそういうことがありました。大きな声では言えませんが。どの国も売るときは「チャンピオンデータ」を出して説明するのです。チャンピオンデータとは、もっとも良い数値を意味します。開発段階での。だからチャンピオンデータに騙されてはならないのです。
陸自もかつてそういう失敗を経験しているのです。具体的な武器の名称に触れるわけにはいきませんが、見事にチャンピオンデータに騙されて導入したものの、全くその性能には達していなかったのです。
買う側と売る側は、虚々実々の駆け引きをするのは当然です。だから、韓国を批判するのは的外れです。騙された方が悪いのです。こういう世界ではこれが常識ですから。
でもですね、こういう世界でも、悪い噂というものはもの凄い速さで広がることもまた事実なのです。その場がよければそれでよし、という商売は、長い目で見れば失敗するのです。そういう意味では、大ぼらを吹かない日本は、アピール力は小さいかもしれませんが、いずれ軍事の分野でも確固たるメイドインジャパンを確立してくれると酒楽は信じております。騙したものは騙され、必ずその報いを受けるのが世の習わしなのです。信用を第一にする日本企業は、いずれ軍事の世界でも確固たる地位を築くでしょう。そのためには、政府と国民の支援が必要なのはいうまでもありません。皆様のご理解を期待しております。
いずれにしろ日本の潜水艦は、通常動力型では静粛性などの性能すべてにおいて世界最高峰だ。敗戦によって航空機の開発は禁止されてブランクがあったが、戦後、潜水艦技術は引き継がれ、独自の進化を遂げてきており、長年に渡って世界から注目されてきた。
この部分がこの記事におけるニッポン潜水艦への正しい評価だと思われます。しかし、
「時間的な制約とカナダのニーズを考えると、韓国のような国から潜水艦を購入するのは理にかなっている」。カナダの大手紙「ザ・エディトリアル・ボード」(5月4日付)に、同国海軍のアンガス・トップシー副司令官はこう答えた。
カナダ海軍のナンバーツーがこう答えているのです。この背景はですね、予算です。数年前、豪州は次期潜水艦選定で、フランスと日本にオファーを出しました。結論はフランスの勝ちでした。理由は、豪州での製造にオーケーを出したからです。しかし、この話はこれでは終わりませんでした。
豪州での生産を行うこと、そしてもともと原潜だった潜水艦を通常動力型に設計変更する必要があったため、フランスの見積もりは膨れ上がり、結果、頓挫しました。油揚げをさらったのはアメリカです。
どの国も他国の武器を導入するにあたっては、要求性能と予算の制約の中で選択せざるを得ないため、なるべく安い予算で購入できることを優先するのです。カナダ海軍が韓国潜水艦を候補の一つに想定しているのはそういう理由なのだと思われます。
しかし、初めての武器、初めて他国から武器を導入するときには、豪州同様、失敗はつきものなのです。軍事常識を知っているものなら、韓国から武器を導入するリスクが相当大きいことを知っているはずです。しかし、カナダ海軍にそのような人材はいないのでしょうね。でなければ、韓国製潜水艦を候補に挙げることすら、狂気の沙汰なのですから。
たしか韓国は、ポーランドにK2戦車を輸出したと思います。その後の情報がないので、現時点で論評できないのですが、酒楽の予想では、韓国製戦車にポーランドは四苦八苦していると思います。パワーユニットがドイツ製ならばまだましかもしれませんが、韓国製のパワーユニットだったら、まともには動かないでしょう。ネットを調べれば、誰でもわかることです。
つまり、韓国製の武器は、その性能について、眉に唾を付けて聞いた方がいいと言うことなのです。それをカナダ海軍のナンバーツーは知らないのでしょうね。お気の毒としか言えません。
カナダ海軍の話が本当ならば、日本製潜水艦に勝ち目はないでしょう。その代わり、痛い目に遭うのはカナダです。安さに目が眩んで韓国製を導入すれば、安物買いの銭失いになることは必定だからです。これ軍事常識ですから(笑)
日本もかつてはそういうことがありました。大きな声では言えませんが。どの国も売るときは「チャンピオンデータ」を出して説明するのです。チャンピオンデータとは、もっとも良い数値を意味します。開発段階での。だからチャンピオンデータに騙されてはならないのです。
陸自もかつてそういう失敗を経験しているのです。具体的な武器の名称に触れるわけにはいきませんが、見事にチャンピオンデータに騙されて導入したものの、全くその性能には達していなかったのです。
買う側と売る側は、虚々実々の駆け引きをするのは当然です。だから、韓国を批判するのは的外れです。騙された方が悪いのです。こういう世界ではこれが常識ですから。
でもですね、こういう世界でも、悪い噂というものはもの凄い速さで広がることもまた事実なのです。その場がよければそれでよし、という商売は、長い目で見れば失敗するのです。そういう意味では、大ぼらを吹かない日本は、アピール力は小さいかもしれませんが、いずれ軍事の分野でも確固たるメイドインジャパンを確立してくれると酒楽は信じております。騙したものは騙され、必ずその報いを受けるのが世の習わしなのです。信用を第一にする日本企業は、いずれ軍事の世界でも確固たる地位を築くでしょう。そのためには、政府と国民の支援が必要なのはいうまでもありません。皆様のご理解を期待しております。
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