「政権失った前夜と似る」伊吹元衆院議長、維新に警戒感 2023/4/20 産経ニュース
伊吹文明元衆院議長は20日の自民党二階派会合で、奈良県知事選で初勝利を挙げた日本維新の会が関西中心に勢力を拡大していると警戒感を示した。平成21年の政権交代を引き合いに出し「維新の勢いはすごい。全国に及んでいく可能性もある。われわれが政権を失ったときの前夜と非常によく似ている」と述べた。
自民党と言うのは、派閥連合体なのです。派閥連合体の問題点は、自民党全体に対して責任を持とうとする意識が希薄なことです。それは、二十数年にわたり、公明党との選挙協力及び連立政権を組み、どっぷり漬かっていることでわかります。
先日来、酒楽は自公連立を厳しく批判してきました。しかし、自民党界隈から連立を解消しようという意見は皆無のようです。これが派閥連合体である自民党の根本的な欠陥です。まあ、共産党や公明党のように独裁者が正当な選挙も経ずに居座る体制もいかがなものかと思うのですが、独裁者が掌握する組織にもいいところがあります。
意志決定が速い、組織に対する責任感がある、こういうところですね。自民党はその対極にあります。もちろん、酒楽は共産党や公明党が好きな訳ではありません。組織論としての特性を言っただけです。
とはいいつつ、自民党の危機を理解せず、公明との連立を解除しようとする動きが無いと言うのは、自民党と言う政党の金属疲労と、当事者意識が欠如しているという自民党の致命的な弱点を顕わにしました。
数日来の自公の動きを見ていると、自民党は公明党にいいようにやられています。それでも自民党は公明党と袂を分かつという判断には至っていません。でも有権者はじっと見ているのです。自民党と公明党のやり取りを。自民党は公明党の票に縋りつき、足元を見られていると有権者は思っているでしょう。
それが選挙にどう影響するかさえ、今の自民党首脳には理解できないのでしょう。悪夢の民主党政権が終了してから10年余り経過しました。そろそろ悪夢を忘れる時期にきたと言うことでしょうか。
公明党とのやり取りを見ていると、自公連立の限界を見る思いです。悪夢の民主党政権時代を忘れている有権者は多いと思います。人間のど元過ぎれば、熱さを忘れるのです。中国の言いなりになり、公明党の言いなりになっている自民党に愛想をつかしている有権者。現状はそういう方向に動いているでしょう。そういう意味では、伊吹氏の発言は当たっているかもしれません。
また悪夢を繰り返すのかと思いますが、人間は忘れる動物ですから、やむを得ないのではないかと酒楽も思います。次の選挙で自公政権が下野し、悪夢が再来したとしても、それを経なければ、悪夢を悪夢と認識できないのも又真実なのだろうと最近思うようになってきました。
何故なら、今のままで自民党が保守として再生できるとは思えないからです。既に当事者意識を失い、政党としてすら危うい存在です。今の自民党を動かしているのは誰だ?皆様、そう思っているのではないでしょうか。岸田総裁を見ているとそう思います。今一度お灸をすえるべき時が近づいているような気がします。
ただ、それを虎視眈々とみている勢力が対岸にいるのが気になります。自民党と有権者が悪夢を見ている間に日本の危機が来ないことを祈るしかないのでしょうか。民主主義とは、本当に面倒な体制です。しかし、これよりいい制度は過去無かったのです。致し方ないです。酒楽は、伊吹氏の予想が当たってほしいと思いつつ、国家の危機が来る前に、悪夢が過ぎ去ることを祈りたいと思う次第です。
伊吹文明元衆院議長は20日の自民党二階派会合で、奈良県知事選で初勝利を挙げた日本維新の会が関西中心に勢力を拡大していると警戒感を示した。平成21年の政権交代を引き合いに出し「維新の勢いはすごい。全国に及んでいく可能性もある。われわれが政権を失ったときの前夜と非常によく似ている」と述べた。
自民党と言うのは、派閥連合体なのです。派閥連合体の問題点は、自民党全体に対して責任を持とうとする意識が希薄なことです。それは、二十数年にわたり、公明党との選挙協力及び連立政権を組み、どっぷり漬かっていることでわかります。
先日来、酒楽は自公連立を厳しく批判してきました。しかし、自民党界隈から連立を解消しようという意見は皆無のようです。これが派閥連合体である自民党の根本的な欠陥です。まあ、共産党や公明党のように独裁者が正当な選挙も経ずに居座る体制もいかがなものかと思うのですが、独裁者が掌握する組織にもいいところがあります。
意志決定が速い、組織に対する責任感がある、こういうところですね。自民党はその対極にあります。もちろん、酒楽は共産党や公明党が好きな訳ではありません。組織論としての特性を言っただけです。
とはいいつつ、自民党の危機を理解せず、公明との連立を解除しようとする動きが無いと言うのは、自民党と言う政党の金属疲労と、当事者意識が欠如しているという自民党の致命的な弱点を顕わにしました。
数日来の自公の動きを見ていると、自民党は公明党にいいようにやられています。それでも自民党は公明党と袂を分かつという判断には至っていません。でも有権者はじっと見ているのです。自民党と公明党のやり取りを。自民党は公明党の票に縋りつき、足元を見られていると有権者は思っているでしょう。
それが選挙にどう影響するかさえ、今の自民党首脳には理解できないのでしょう。悪夢の民主党政権が終了してから10年余り経過しました。そろそろ悪夢を忘れる時期にきたと言うことでしょうか。
公明党とのやり取りを見ていると、自公連立の限界を見る思いです。悪夢の民主党政権時代を忘れている有権者は多いと思います。人間のど元過ぎれば、熱さを忘れるのです。中国の言いなりになり、公明党の言いなりになっている自民党に愛想をつかしている有権者。現状はそういう方向に動いているでしょう。そういう意味では、伊吹氏の発言は当たっているかもしれません。
また悪夢を繰り返すのかと思いますが、人間は忘れる動物ですから、やむを得ないのではないかと酒楽も思います。次の選挙で自公政権が下野し、悪夢が再来したとしても、それを経なければ、悪夢を悪夢と認識できないのも又真実なのだろうと最近思うようになってきました。
何故なら、今のままで自民党が保守として再生できるとは思えないからです。既に当事者意識を失い、政党としてすら危うい存在です。今の自民党を動かしているのは誰だ?皆様、そう思っているのではないでしょうか。岸田総裁を見ているとそう思います。今一度お灸をすえるべき時が近づいているような気がします。
ただ、それを虎視眈々とみている勢力が対岸にいるのが気になります。自民党と有権者が悪夢を見ている間に日本の危機が来ないことを祈るしかないのでしょうか。民主主義とは、本当に面倒な体制です。しかし、これよりいい制度は過去無かったのです。致し方ないです。酒楽は、伊吹氏の予想が当たってほしいと思いつつ、国家の危機が来る前に、悪夢が過ぎ去ることを祈りたいと思う次第です。
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