ボイジャー2号に関するサイエンスの記事を、GIGAZINEが転載していました。
ボイジャーは、1977年に打ち上げられたのですね。今から43年前のことです。太陽風の届かない、星間空間に出た探査機と未だに通信を維持しているというのも驚きです。
ボイジャーや、その前のパイオニアには、地球外知的生命体宛の情報を記録したディスクが搭載されているのは有名な話です。将来、パイオニアやボイジャーが宇宙人に発見されることがあるのでしょうか?
このディスクを発見した知的生命体が、地球を目指してやってくるというハリウッドの映画があるようです。酒楽は残念ながら知りませんでしたが。パイオニアのゴールドディスクに記録したデータは、世界的に有名な科学者、カール・セーガンが考案したものでした。セーガンは、すでに亡くなっていますが、知的生命体との遭遇を想像した「コンタクト」という小説や映画も有名です。
さて、地球外知的生命体とのコンタクトは、いつ訪れるのでしょうか。酒楽が生きているうちに起きてほしいと思いますが、悲観的な想像もあります。
数年前亡くなった、ホーキング博士は、地球外知的生命体との遭遇は、人類にとっては災いになる可能性があると、生前語っていましたね。つまり、地球よりも圧倒的に発達した知識と技術を有する生命体が人類の前に現れたとき、人類は、彼らの前で平和的に生存することが困難になるかもしれないと警句を発したわけです。
このモチーフは、SFでは使い古されたテーマですが。ホーキング博士が言うと、現実味があるように思います。しかし、酒楽は、天才的SF作家、アーサー・C・クラークが忘れられません。
クラークのコンタクトのテーマで印象に残っているのは、外惑星の衛星に着陸した人類が、生命体を発見したが、持ち込んでいた地球の生物が、当該惑星の生命体に捕食されてしまったというものです。しかし、その先があって、食べた生命体も地球生物を「毒」と認識し、生体反応としては、死を迎えた、というものです。
アポロ11号が地球に帰還したときに、一定期間、厳重に隔離され、検査を受けたのは有名な話ですね。地球外知的生命体との遭遇は、いろいろな意味で危険なことだということでしょう。生きているうちに起きないほうがいいのでしょうか?
gigazine.net/news/20201104-nasa-contacts-voyager-2/
この記事は、はやぶさ2の前にアップする予定だったのですが、諸般の事情で、今になってしまいました。記事の主題としては、ボイジャー2号と通信が復活したというものです。太陽系外に至った宇宙船と未だに通信可能と言うのも驚きですし、南半球からしか通信できないというのも驚きでした。
当然、惑星面と同じ方向に飛んで行ったんだと思っていたのですが、そうではないのですね。
こんなちっぽけな宇宙船は、広大な宇宙空間では、顕微鏡で見てもわからないくらい小さな存在でしょう。文明の進んだ地球外知的生命体が存在していたとしても、発見は困難だと言わざるを得ないと思います。
ですが、そのちっぽけな可能性に賭けるのが人間なのですね。人間と言う生き物は、好奇心の塊です。でなかったら、こんな荒唐無稽なことを考え付くはずがありません。いつか、どこかで、誰かが見つけてくれるかもしれない。無人島から流す瓶の中の手紙よりも確率の低い手紙です。ですが、それが人類の好奇心を満足させる、手段なのですね。パイオニアとボイジャーが発見されるのが早いか、電波で返信が来るのが早いか、あるいは永遠に発見されず、返信が来ないことも考えられます。
人類がこの宇宙で孤独の存在なのか、ありふれた存在なのか、いずれ結果が判明するときが来るでしょう。酒楽の生きているうちに来てほしいと思うものです。
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