米高官「中国指導部は動揺」 ワグネル反乱で 2023/6/27 産経ニュース
米国家安全保障会議(NSC)のキャンベル・インド太平洋調整官は26日、ワシントンのシンクタンクで講演し、ロシアの民間軍事会社ワグネルによる武装反乱が「中国の指導部を動揺させている」との見方を示した。
なかなか凄い発言だなと思います。現役のインド・太平洋調整官の発言なのですから。どういったソースに基づいているのかについては、当然ながら明らかにされていません。
いくつか考えられる点があると思います。まずワグネルの反乱によって、ロシアの政情が不安になる可能性がある、最悪の場合、プーチンが失脚する可能性も考えられる、と言うところだと思います。
中国政府が動揺する理由としては、プーチンが失脚し、新たに民主的な政府が成立する可能性ですね。そうなると、中国にとって中露国境は、現在のような中国に有利な平穏なものではなくなるでしょう。中国は、南西正面でインドと対峙し、太平洋正面では、台湾、アメリカ、日本連合と対峙しています。中ロ国境は、そういう意味で、平穏であってほしいのです。これ以上敵を作りたくない筈ですから。それでなくても有力な同盟国がない中国です。プーチンが、独裁国家としてロシアを掌握している限り、北の正面は何も心配することが無いのです。
仮定の話をさせていただくなら、ロシアに民主的な政府ができる可能性は少ないと思います。それは、ロシアと言う国家が、古代国家だからです。一度として民主政体を経験していないのです。政府は強権体質で、大国意識が強く、領土欲が大きいのが特徴です。そのような歴史を持つロシアが、民主的な統治体制を構築できる可能性は小さいと思います。
エリツィンを見れば明らかなように、一見民主的な統治をしていたように見えますが、結局権力を自身に集中し、独裁的に権力を行使したのです。後継のプーチンも同じです。民主的な選挙は形だけであり、独裁国家であり続けるでしょう、ロシアは。
もう一つ動揺した理由があるとすれば、ロシア内での民主化要求がエスカレートし、中国に波及する可能性についてでしょうか。まあないと思いますが。いずれにしても、戦略調整官が中国指導部の動揺に言及すると言うのは、どうなんでしょう?先日のバイデン発言同様、アメリカの諜報能力を誇示するかのような発言は、徒に中国を警戒させるとともに、中国の対諜報政策を強化させることにつながるだけで、メリットが大きいとは思えないのですがね。
米高官の話が本当なら、習近平の近辺にアメリカは情報源を持っていると言うことです。バイデンの発言も調整官の話もそれを示唆しています。中国指導部は危機感を抱いたでしょう。指導部の中にアメリカへの内通者、つまり裏切り者がいるのが明らかになったのですから。アメリカ高官の発言は、情報源の命を危うくする行為なのです。なので普通こういう発言はしません。バイデン爺さんが耄碌してしゃべってしまったので、調整官も気安く話したのでしょう。こういうのは伝播するのです。そして、中国指導部内に潜む情報提供者はしばらく動くことはできないでしょうし、場合によっては当局に摘発され、命を失うことになるのです。だからバイデンや高官の発言はあってはならないのです。アメリカ民主党が諜報に疎い素人集団だと言うことがこの発言で暴露されました。
それにしても中国指導部の動揺が事実なら、アメリカ恐るべし、ですね。中国も負けてはいないと思いますが、アメリカのように口に出すことはないので、事実は闇の中です。
米国家安全保障会議(NSC)のキャンベル・インド太平洋調整官は26日、ワシントンのシンクタンクで講演し、ロシアの民間軍事会社ワグネルによる武装反乱が「中国の指導部を動揺させている」との見方を示した。
なかなか凄い発言だなと思います。現役のインド・太平洋調整官の発言なのですから。どういったソースに基づいているのかについては、当然ながら明らかにされていません。
いくつか考えられる点があると思います。まずワグネルの反乱によって、ロシアの政情が不安になる可能性がある、最悪の場合、プーチンが失脚する可能性も考えられる、と言うところだと思います。
中国政府が動揺する理由としては、プーチンが失脚し、新たに民主的な政府が成立する可能性ですね。そうなると、中国にとって中露国境は、現在のような中国に有利な平穏なものではなくなるでしょう。中国は、南西正面でインドと対峙し、太平洋正面では、台湾、アメリカ、日本連合と対峙しています。中ロ国境は、そういう意味で、平穏であってほしいのです。これ以上敵を作りたくない筈ですから。それでなくても有力な同盟国がない中国です。プーチンが、独裁国家としてロシアを掌握している限り、北の正面は何も心配することが無いのです。
仮定の話をさせていただくなら、ロシアに民主的な政府ができる可能性は少ないと思います。それは、ロシアと言う国家が、古代国家だからです。一度として民主政体を経験していないのです。政府は強権体質で、大国意識が強く、領土欲が大きいのが特徴です。そのような歴史を持つロシアが、民主的な統治体制を構築できる可能性は小さいと思います。
エリツィンを見れば明らかなように、一見民主的な統治をしていたように見えますが、結局権力を自身に集中し、独裁的に権力を行使したのです。後継のプーチンも同じです。民主的な選挙は形だけであり、独裁国家であり続けるでしょう、ロシアは。
もう一つ動揺した理由があるとすれば、ロシア内での民主化要求がエスカレートし、中国に波及する可能性についてでしょうか。まあないと思いますが。いずれにしても、戦略調整官が中国指導部の動揺に言及すると言うのは、どうなんでしょう?先日のバイデン発言同様、アメリカの諜報能力を誇示するかのような発言は、徒に中国を警戒させるとともに、中国の対諜報政策を強化させることにつながるだけで、メリットが大きいとは思えないのですがね。
米高官の話が本当なら、習近平の近辺にアメリカは情報源を持っていると言うことです。バイデンの発言も調整官の話もそれを示唆しています。中国指導部は危機感を抱いたでしょう。指導部の中にアメリカへの内通者、つまり裏切り者がいるのが明らかになったのですから。アメリカ高官の発言は、情報源の命を危うくする行為なのです。なので普通こういう発言はしません。バイデン爺さんが耄碌してしゃべってしまったので、調整官も気安く話したのでしょう。こういうのは伝播するのです。そして、中国指導部内に潜む情報提供者はしばらく動くことはできないでしょうし、場合によっては当局に摘発され、命を失うことになるのです。だからバイデンや高官の発言はあってはならないのです。アメリカ民主党が諜報に疎い素人集団だと言うことがこの発言で暴露されました。
それにしても中国指導部の動揺が事実なら、アメリカ恐るべし、ですね。中国も負けてはいないと思いますが、アメリカのように口に出すことはないので、事実は闇の中です。
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