中國内乱の予兆

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2023年

07月

25日 12:00

中国

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中國内乱の予兆

中国の若者の失業率、実際は46．5％か―仏メディア　Record China 2023年7月20日(木)

　その上で、国家統計局の3月のデータによると、中国の16歳から24歳までの都市人口は約9600万人で、このうち3分の1に当たる約3200万人が労働力人口で、4800万人が就学中の非労働力人口、そして残りの1600万人が非就学者で職にも就いていない、いわゆる「寝そべり族」「親のすねかじり族」であり、仮にこの1600万人を失業者と見なせば、3月の中国の実質的な若年失業率は46．5％となり、公式発表の19．7％よりはるかに高くなると論じた。

　記事の結論部分を引用しました。ここ最近、中国の失業率を巡る数字が議論の的になっています。今回のレコチャの記事が事実なら、若者の失業率は危険水域に達していると思います。国内景気が悪い証拠でしょう。対外的に発表されている中国の経済成長率は、悪いとはいえ　５％前後と推定されているのですから、それが事実なら、若者の失業率が４６％くらいという途方もない数字になる筈はないのです。

　逆に、この数字が事実ならば、中国の経済成長率は、５％前後どころか、１～２％前後であったとしても驚くにはあたらないでしょう。これは、中国政府にとっては由々しき事態だと思います。シナの過去の政権が倒れる原因の多くは、人民の反乱であり、その原因は飢饉です。

　今回の若者の失業率が、概ね５０％と言うのが事実なら、職に就けない若者が約半数存在すると言うことであり、いずれ、経済が崩壊するか、飢饉が訪れたとしても当たらずとも遠からずでしょう。

　すぐに飢饉に結びつかなくとも、お金がない若者は、政府に対して不満を持っていることは間違いないと思います。少なくとも共産主義を標榜する中共が、人民を飢えさせるようなことがあれば、国家存立の基盤が脅かされていると言うことです。

　中共指導部が、緑化政策を改め、農地転換を進めているのは、その危機感の表れかもしれません。しかし、何千万人もの失業者は、将来、政権を危うくする危険因子であるのは間違いないでしょう。失業者の増大は、中共統治の正当性を疑わせる、危険な兆候です。国内危機を逸らす常套手段、対外攻勢の危険が迫っていると言うことです。ゆっくりしている暇はありません。

　
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