防衛白書を読み解く ⑧継戦能力に危機感 弾薬整備に5年で5兆円 2023/8/28 産経ニュース
自衛隊の継戦能力に問題があることについて、拙稿は度々言及してきました。ウクライナ戦争がいい教科書です。ウクライナは、西側の支援が無ければ、1年以内に弾薬が尽きてロシアに降伏した可能性が高いと思います。弾が無ければ戦えないのですから当然です。
日露戦争、大東亜戦争、ともに帝国陸海軍は弾薬、燃料不足に悩まされました。その欠点は、自衛隊にも引き継がれ、自衛隊は万年弾薬不足に悩まされているのです。
自衛隊で戦史を勉強するときに、帝国陸海軍の欠点について、教科書通りの回答を言えば、情報と兵站を軽視していた、ということになります。この欠点は、現在の自衛隊も変わらないでしょう。陸海空共に兵站は十分ではありません。いや、十分ではないのではなく、戦える状態ではない、と言った方が正確でしょう。
では自衛隊は、努力してこなかったのか、と言えばそんなことはありません。大東亜戦争の教訓を反映するまでもなく、創隊以来連綿と兵站所要を予算要求してきたのです。しかしながら正面装備を優先せざるを得なかったのが現実です。少ない予算の中で優先順位を付けざるを得ず、やむなく兵站については我慢してきたと言うことです。
本来なら、自衛隊の兵站に問題があるのなら、政府は防衛省に優先的に予算を配分しなければならないと思います。何故なら、国民に対する最大の福祉は安全保障だからです。国家の安全があって初めて国民の安全があるのです。その最大の福祉に対する理解が無かったのが自民党だったと言うことです。
今回、漸く防衛予算が増えました。今年の概算要求も例年以上の枠が認められたようです。それでも、長年防衛予算を配分してこなかったツケは大きく、戦うための弾薬は相変わらず不足しています。酒楽は現役を退いて結構経つので、正確な数字は知りませんが、対中戦を想定するなら、まだまだ予算不足だと言っていいでしょう。
国が滅んでからでは遅いのです。あの時もう少し弾があったなら負けなかった、と歴史に記述されることが無いよう、必要十分な予算を配分していただきたいと思う次第です。
自衛隊の継戦能力に問題があることについて、拙稿は度々言及してきました。ウクライナ戦争がいい教科書です。ウクライナは、西側の支援が無ければ、1年以内に弾薬が尽きてロシアに降伏した可能性が高いと思います。弾が無ければ戦えないのですから当然です。
日露戦争、大東亜戦争、ともに帝国陸海軍は弾薬、燃料不足に悩まされました。その欠点は、自衛隊にも引き継がれ、自衛隊は万年弾薬不足に悩まされているのです。
自衛隊で戦史を勉強するときに、帝国陸海軍の欠点について、教科書通りの回答を言えば、情報と兵站を軽視していた、ということになります。この欠点は、現在の自衛隊も変わらないでしょう。陸海空共に兵站は十分ではありません。いや、十分ではないのではなく、戦える状態ではない、と言った方が正確でしょう。
では自衛隊は、努力してこなかったのか、と言えばそんなことはありません。大東亜戦争の教訓を反映するまでもなく、創隊以来連綿と兵站所要を予算要求してきたのです。しかしながら正面装備を優先せざるを得なかったのが現実です。少ない予算の中で優先順位を付けざるを得ず、やむなく兵站については我慢してきたと言うことです。
本来なら、自衛隊の兵站に問題があるのなら、政府は防衛省に優先的に予算を配分しなければならないと思います。何故なら、国民に対する最大の福祉は安全保障だからです。国家の安全があって初めて国民の安全があるのです。その最大の福祉に対する理解が無かったのが自民党だったと言うことです。
今回、漸く防衛予算が増えました。今年の概算要求も例年以上の枠が認められたようです。それでも、長年防衛予算を配分してこなかったツケは大きく、戦うための弾薬は相変わらず不足しています。酒楽は現役を退いて結構経つので、正確な数字は知りませんが、対中戦を想定するなら、まだまだ予算不足だと言っていいでしょう。
国が滅んでからでは遅いのです。あの時もう少し弾があったなら負けなかった、と歴史に記述されることが無いよう、必要十分な予算を配分していただきたいと思う次第です。
ご清聴ありがとうございました。ポチッとしていただけると励みになります。フォローバナーもよろしくお願いします。

政治ランキング

にほんブログ村
- 関連記事
-
-
国民に対する最大の福祉は安全保障だ 2023/09/14
-
雨が降ろうが槍が降ろうが 2023/06/24
-
自衛艦旗を侮辱すればそれは戦争行為だ 2023/05/26
-
海自人員不足は給料を倍にして解決せよ 2023/05/16
-
女性自衛官は廃止すべきだ 2023/05/11
-
銃の性能と弾数(たまかず)の差 2023/05/08
-
制服で街中を歩けない 2023/05/05
-
第8師団長の判断ミス 2023/04/10
-
せめて代休くらい与えてほしい、自衛官に 2023/03/27
-
スポンサーサイト