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したたかな大使と弱腰民主党

駐日米大使の中国やゆに「待った」? 政権がくぎ 2023/9/21 産経ニュース

エマニュエル駐日大使、中国の矛盾を指摘 処理水放水後の漁船に「百聞は一見にしかず」 2023.09.24 デイリー

 エマニュエル大使の中国揶揄に対し、米政権が待ったをかけた?と9月21日付け産経が報じていますが、?が付いています。政権側は、NBCの報道を否定していると記事が伝えているからです。どちらが真実なのかは外部の者にはわかりません。ですが、9月24日付デイリーは、エマニュエル大使が百聞は一見に如かずと題して、中国の矛盾を指摘している事実を見ると、仮に政権が大使に注意を促したとしても、それほど強いものではなかったのかもしれません。

 いずれにしても、NBCの報道の背景には、バイデン政権の姿勢が如実に表れていると酒楽は思います。共和党トランプと異なり、米民主党はリベラルであり、外交姿勢は理想的、宥和的です。これは大統領個人というより、民主党の本質なのでしょう。

 国務長官、国防長官が相次いで、米中首脳会談を模索していると報道されています。先般は、、イエレン財務長官が訪中し、習近平に挨拶しました。これは、皇帝陛下の慈悲なのです。はるばる中国に来訪し、お願いに上がった米財務長官の労をねぎらうため、せめて面会を許して遣わそう、という皇帝陛下のありがたい慈悲なのです。

 皇帝は、支那の主人ですから、本来、アメリカの大統領とだけ会うのが筋です。細かいことは、全て部下が行うからです。少々古いですが、日中国交回復のための交渉がそれを象徴しています。国交回復のために、中国に渡った田中総理と大平外務大臣。中国側の交渉担当は、周恩来首相でした。こちらは、政府の代表ですが、向こうは、国家主席の首席大臣です。格が違うのですが、支那はそうは考えません。主席は国家の代表であり、日本で言えば、天皇陛下と同じ、と考えるのです。陛下の臣である総理大臣と会うのは、首席大臣なのです。

 交渉が終わった後、毛沢東は、交渉の場に現れ「もう喧嘩は終わりましたか」と笑顔で言ったそうです。交渉の最初の時点で負けているのです。本来なら、交渉の実務は外務大臣である大平がやるべきだったのです。そして田中は国内で待機しているべきだったのです。交渉成立の時点で中国に赴き、毛沢東としゃんしゃんの会談を行うべきだったのです。政治のトップ同士なのですから、当然のことでしょう。しかし、国交回復を願った田中政権は、功を焦り、まんまと中国の術中に嵌ったのです。以後この関係は変わらず、現在に至っているのです。田中の罪は重いと言うべきでしょう。

 米民主党も同じ轍を踏んでいます。会談をしたいなら、徹底的に圧力を加え、相手が泣きを入れてくるまで待つべきなのです。自分から会談を望めば、足元を見られ、いろいろと条件を付けられ、不利になるのは当たり前です。こういう交渉ごとのイロハも知らないのがリベラル民主党の特徴なのです。ケネディくらいでしょう、喧嘩を厭わなかったのは。フルシチョフは、ケネディの喧嘩腰に怖気づき、キューバ危機で一敗地に塗れたのです。

 そういう意味では、エマニュエル大使は喧嘩上手です。日本政府は、まんまとエマニュエル大使にしてやられ、LGBTを丸呑みしてしまったのです。エマニュエル大使が国務長官なら、中国は相当てこずっていたことでしょう。日本も大使の戦上手を見習うべきと思います。主張は別として。
 
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