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自衛官の給料を上げろ

 海上自衛隊が導入を計画している新型護衛艦、FFMは省人化が売りだ。乗務員は、イージス艦の三分の一、通常型護衛艦の二分の一になる予定だ。

 だが新たな問題が浮上しつつある、と24日付産経新聞が伝えている。

 イージスアショア断念の代替策として、政府は新型イージス艦の製造を計画している。新型艦の乗員はFFMの3倍の300人とされており、単純計算で2隻を導入すれば600人と、FFM6隻分に相当する。
 海自内にはイージス艦の新造に伴い、FFMの導入計画がずれ込むことへの危機感が根強い。そもそも地上イージスは陸上自衛隊が担う予定で、その導入は海上自衛隊の負担軽減が目的だった。そのため海自には「イージス艦を新造するのであれば、当初の目的からかけ離れている」(幹部)と不満もくすぶっている。(産経新聞=大橋拓史から抜粋して引用)

 まず当初の目的の動機が不純だ。海自の負担を軽減するため、地上イージスを陸自担当とする。おかしいだろ。イージスアショアは、広義の対空戦闘だ。SM3を搭載する海上自衛隊か、PAC3を擁する航空自衛隊が地上イージスを担当するのが筋だ。小生の意見は海自だ。何故なら、SM3の方がカバーする範囲が広いからだ。海自が我が国の対空戦闘全体を統括すべきだ。

 理想を言えば、戦略防空軍を新たに編成すべきだ。対空戦闘においては、リアルタイム性と統合一貫性が最も重要なのだ。そもそも陸海空の枠にとらわれること自体がナンセンスだ。つまり、動機が不純なのだ。うまくいくわけがない。

 次に、海自の要員不足について。要員不足は、海自だけに限らないだろう。陸も空も決して人員が潤沢なわけではない。定員に対して充足率が100%の部隊はほとんどない。金を出さない、ケチな財務省のせいだ。ことは、自衛隊だけではない。海上保安庁も募集には苦労していると聞く。

 もはや徴兵制の時代ではない。志願制下の自衛隊なのだ。国防に金がかかるのは当然なのだ。政府は、それを国民に真摯に説明すべきだ。彼らは、命を懸けるのだ。文字通り。安い給料で、自衛官を雇おうとする根性が良くない。

 誠意は言葉では通じないのだ。これは、小生の尊敬する某先輩の言葉だが、真実を突いている。自衛隊や海保の人員不足を補うための政策は決まっている。給料を上げるのだ。

 最低でも1.5倍程度に引き上げるべきだ。そして、定年後は、軍人恩給として、死ぬまで働かなくてもいいだけの年金を支給すべきだ。それが防人に対しての誠意だろう。給料を上げるべし!


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