日本の最新鋭潜水艦「らいげい」が進水、「原潜に迫る性能」「アジア太平洋の脅威に」と中国で警戒感 Record China 2023年10月20日(金)
なかなか興味深い記事です。中国は、海上自衛隊の潜水艦戦力に脅威を覚えているのは事実だと思います。数年前、中国の潜水艦が海上自衛隊の対潜哨戒機と潜水艦(これは推測です)に追いかけられ、海上に浮上して降参しました。こういうのは非常に珍しいのです。通常、潜水艦は敵前に浮上することはあり得ません。それでも浮上したと言うことは、海自の潜水艦もしくは対潜哨戒機から攻撃を示唆された結果でしょう。浮上し、所属を明らかにしないなら攻撃するぞ、と海自から通告されたのでしょう。それがどのような手段であったのかは推測に域を出ませんが、そういうことがなければ潜水艦が浮上するなどあり得ないのです。
さて記事は、らいげいの性能を絶賛しています。列挙した機能・性能が事実なら、海自の最新潜水艦は、確かに素晴らしい性能を持っているようです。
通常型潜水艦は。攻撃型原潜に比べると、明らかに劣ります。特に潜水可能時間が圧倒的に原潜に有利であり、通常型と対峙した場合、圧倒的に原潜が有利です。しかし、通常型にも利点はあります。それは静粛性に優れていることです。原潜は原子炉を搭載している関係上、常に原子炉から出る騒音に悩まされているのです。もちろん、長年の技術の蓄積により、原潜の騒音は戦術レベルでも問題ないくらいに低減されていると思います。しかし、それでも蓄電池で推進している通常型に比べれば、明らかに不利なのです。
たいげい(海上自衛隊オフィシャルサイトから引用)
記事によれば、新型の潜水艦は、スクリューではなく、ポンプ噴射式推進装置を採用しているようです。これは潜水艦にとっては長年の夢だったのです。スクリューはどうしても騒音を発生するのです。物理的にスクリューから騒音を消すのは不可能でしょう。そこで登場したのがポンプ噴射式推進装置です。この方式は、スクリューを回すのではなく、前方から海水を吸い込み、後方に噴射することによって、推進するという方式です。これも長年の研究開発の結果、実現が可能になったのでしょう。
以前紹介した「レッドオクトーバーを追え」というトム・クランシーの小説は、このポンプ推進装置を実用化したソ連の最新潜水艦レッドオクトーバーを巡る米ソの駆け引きと、潜水艦の戦術行動をメインテーマにした傑作小説です。その時代から、このポンプ推進装置は実用化に向けて各国が技術開発に鎬を削ってきたのですね。
たいげい型潜水艦の製造に当たって、この技術が米国から供与されたとは聞かないので、おそらく日本の自国開発ではないかと思います。素晴らしいと思います。
中国の海空における戦力の増強は目覚ましいものがありますが、最新軍事技術の分野においては、未だに日米に後れを取っているようです。中国がらいげいに脅威を覚えているのは事実だと思います。
高い潜水能力、静粛性、深深度でも運用可能な長魚雷で中国海軍を撃滅せよ!
なかなか興味深い記事です。中国は、海上自衛隊の潜水艦戦力に脅威を覚えているのは事実だと思います。数年前、中国の潜水艦が海上自衛隊の対潜哨戒機と潜水艦(これは推測です)に追いかけられ、海上に浮上して降参しました。こういうのは非常に珍しいのです。通常、潜水艦は敵前に浮上することはあり得ません。それでも浮上したと言うことは、海自の潜水艦もしくは対潜哨戒機から攻撃を示唆された結果でしょう。浮上し、所属を明らかにしないなら攻撃するぞ、と海自から通告されたのでしょう。それがどのような手段であったのかは推測に域を出ませんが、そういうことがなければ潜水艦が浮上するなどあり得ないのです。
さて記事は、らいげいの性能を絶賛しています。列挙した機能・性能が事実なら、海自の最新潜水艦は、確かに素晴らしい性能を持っているようです。
通常型潜水艦は。攻撃型原潜に比べると、明らかに劣ります。特に潜水可能時間が圧倒的に原潜に有利であり、通常型と対峙した場合、圧倒的に原潜が有利です。しかし、通常型にも利点はあります。それは静粛性に優れていることです。原潜は原子炉を搭載している関係上、常に原子炉から出る騒音に悩まされているのです。もちろん、長年の技術の蓄積により、原潜の騒音は戦術レベルでも問題ないくらいに低減されていると思います。しかし、それでも蓄電池で推進している通常型に比べれば、明らかに不利なのです。

記事によれば、新型の潜水艦は、スクリューではなく、ポンプ噴射式推進装置を採用しているようです。これは潜水艦にとっては長年の夢だったのです。スクリューはどうしても騒音を発生するのです。物理的にスクリューから騒音を消すのは不可能でしょう。そこで登場したのがポンプ噴射式推進装置です。この方式は、スクリューを回すのではなく、前方から海水を吸い込み、後方に噴射することによって、推進するという方式です。これも長年の研究開発の結果、実現が可能になったのでしょう。
以前紹介した「レッドオクトーバーを追え」というトム・クランシーの小説は、このポンプ推進装置を実用化したソ連の最新潜水艦レッドオクトーバーを巡る米ソの駆け引きと、潜水艦の戦術行動をメインテーマにした傑作小説です。その時代から、このポンプ推進装置は実用化に向けて各国が技術開発に鎬を削ってきたのですね。
たいげい型潜水艦の製造に当たって、この技術が米国から供与されたとは聞かないので、おそらく日本の自国開発ではないかと思います。素晴らしいと思います。
中国の海空における戦力の増強は目覚ましいものがありますが、最新軍事技術の分野においては、未だに日米に後れを取っているようです。中国がらいげいに脅威を覚えているのは事実だと思います。
高い潜水能力、静粛性、深深度でも運用可能な長魚雷で中国海軍を撃滅せよ!
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