家族がいてもいなくても (791)捨てられない、この家は 2023/10/17 産経ニュース
久田恵さんのエッセイからです。最近掲載の期間が長くなりましたね。前は、週に一度、きっちり掲載されていたのですが、最近は、2週間に一度くらいでしょうか。
今回のテーマは、「捨てられないこの家は」というものでした。その理由は、エッセイをお読みください。
さて、酒楽は実家の片付けに来て、既に2か月を経過しました。築131年の古民家は、老朽化が進んでいます。家の北側部分の床が腐って、危ないのです。ただし、明治時代の建築ですから「石場建て」なので、外枠の柱も、その上に載っている床材もしっかりしているので、家が傾くようなことはありません。ある一定のエリアの床が腐って、歪みつつあると言うことです。
現在は、建築基準法で石場建ては許可されません。でもですね、実家は3.11でも倒れませんでした。昔の人は、近代建築の技術などなくとも、地震に強い家を作れたのですね。
前置きが長くなりました。久田さんの気持ちはよくわかります。酒楽が実家の片づけをし始めたのは、親が亡くなってから10年ほどからです。この間、実家は空き家でした。そして、床の状態は逐年悪くなってきたのです。実は、親の生前から兆候はあったのです。
近年、空き家条例等が制定されたりして、空き家と雖も、適正に管理することが求められるようになってきました。酒楽は、祭祀を受け継いだ関係上、実家の管理について責任があるわけです。
本当はですね、酒楽も久田さんと同じように、実家を解体したくはないのです。しばらくこのままでも危険ではないですし。ただ、いつまでもこのままおいておくわけにはいかないのです。それは、子供に対して無責任だからです。
どこかで誰かがピリオドを打たなければならないのです。木造家屋ですから、いつかは朽ち果てる運命になるわけです。自分は、実家を壊すのが耐えられない、という気持ちもあると言うか、壊したくないのですね。そりゃそうです、自分が生まれた家で、高校卒業まで実家で暮らしたわけですから。酒楽のアイデンティティはこの実家にあるのです。何も問題が無いなら、いつまでも維持していたいのです。
一人で片づけをしながら、この後、どうしよう?と毎日考えているのです。当面の目標は、とにかく、いつでも解体できる状態までもっていく、です。そこまで到達したら、何時解体するかは、自分の気持ち次第です。
たぶん、すぐに解体はしないと思います。思い出のいっぱい詰まった実家を自分の手で解体したら、一生悔やむことになるのは目に見えているからです。建てたのは、おそらく酒楽の高祖父か、更にその前のご先祖様だと思います。そういうご先祖様の声が聞こえてくるのですよwwしかし、その判断をするのは、私なのです。他に誰もいないのです。責任をとろうとするものが。
いやー、困るんですよ。何でこんな因果なことになったのでしょうね。本来、酒楽はそういう立場ではなかったのですが、運命はわからないものです。自分の手で、自分の育った家を解体する?そんなことできるか!という心の声が、毎日私を悩ますのですww
久田恵さんのエッセイからです。最近掲載の期間が長くなりましたね。前は、週に一度、きっちり掲載されていたのですが、最近は、2週間に一度くらいでしょうか。
今回のテーマは、「捨てられないこの家は」というものでした。その理由は、エッセイをお読みください。
さて、酒楽は実家の片付けに来て、既に2か月を経過しました。築131年の古民家は、老朽化が進んでいます。家の北側部分の床が腐って、危ないのです。ただし、明治時代の建築ですから「石場建て」なので、外枠の柱も、その上に載っている床材もしっかりしているので、家が傾くようなことはありません。ある一定のエリアの床が腐って、歪みつつあると言うことです。
現在は、建築基準法で石場建ては許可されません。でもですね、実家は3.11でも倒れませんでした。昔の人は、近代建築の技術などなくとも、地震に強い家を作れたのですね。
前置きが長くなりました。久田さんの気持ちはよくわかります。酒楽が実家の片づけをし始めたのは、親が亡くなってから10年ほどからです。この間、実家は空き家でした。そして、床の状態は逐年悪くなってきたのです。実は、親の生前から兆候はあったのです。
近年、空き家条例等が制定されたりして、空き家と雖も、適正に管理することが求められるようになってきました。酒楽は、祭祀を受け継いだ関係上、実家の管理について責任があるわけです。
本当はですね、酒楽も久田さんと同じように、実家を解体したくはないのです。しばらくこのままでも危険ではないですし。ただ、いつまでもこのままおいておくわけにはいかないのです。それは、子供に対して無責任だからです。
どこかで誰かがピリオドを打たなければならないのです。木造家屋ですから、いつかは朽ち果てる運命になるわけです。自分は、実家を壊すのが耐えられない、という気持ちもあると言うか、壊したくないのですね。そりゃそうです、自分が生まれた家で、高校卒業まで実家で暮らしたわけですから。酒楽のアイデンティティはこの実家にあるのです。何も問題が無いなら、いつまでも維持していたいのです。
一人で片づけをしながら、この後、どうしよう?と毎日考えているのです。当面の目標は、とにかく、いつでも解体できる状態までもっていく、です。そこまで到達したら、何時解体するかは、自分の気持ち次第です。
たぶん、すぐに解体はしないと思います。思い出のいっぱい詰まった実家を自分の手で解体したら、一生悔やむことになるのは目に見えているからです。建てたのは、おそらく酒楽の高祖父か、更にその前のご先祖様だと思います。そういうご先祖様の声が聞こえてくるのですよwwしかし、その判断をするのは、私なのです。他に誰もいないのです。責任をとろうとするものが。
いやー、困るんですよ。何でこんな因果なことになったのでしょうね。本来、酒楽はそういう立場ではなかったのですが、運命はわからないものです。自分の手で、自分の育った家を解体する?そんなことできるか!という心の声が、毎日私を悩ますのですww
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