企業と地域で森づくり 全国に広がる SDGs今、未来のために 2023/11/1 産経ニュース
林野庁によると、SDGs意識の高まりのなかで森林整備に取り組む企業は増えており、全国1768カ所(令和3年度)で行われているという。JT渉外部の宮村香也子さんは「森林整備には長期的な支援が必要だ。地域の人と触れ合い、環境保全の大切さを学ぶ場にしたい」と話す。持続可能な森林育成には、企業と地域の協力が不可欠だ。
記事の結論部分を引用しました。何とも言いようのない気持ちですね。産経はどういう理由でこのような事業を紹介したのでしょうか。こういう事業が全国に広がり、企業や地域住民の協力が得られれば、SDGsの理念のとおり、持続可能な森林育成が可能だと?
無理だと思います。まあこれは一私企業の活動を紹介しているだけですので問題はないのでしょうが、林野庁が支援しているという事実は、知りませんでした。
約20年続けてきたこの取り組みは今年、林野庁の顕彰制度「森林×脱炭素チャレンジ」で優秀賞に選ばれた。年間約413トンの温室効果ガス吸収に役立っているという。
やらないよりはましかな、と思います。でもですね、このような取り組みで、持続的な森林育成は不可能でしょう。それは現地を見れば一目瞭然です。酒楽の実家のある地域は、ご多分に漏れず過疎地帯です。年に数回帰省していますが、帰省するたびに耕作放棄地が増えているのが実感できるのです。地域を歩いてみれば、そこかしこに耕作放棄地が点在しています。農地だけではありません。耕作放棄地が増えていると言うことは、かつて人が歩いた道が、道ではなくなる、と言うことを意味するのです。30年前に普通に歩けた道が、今では草や木に覆われ、歩くことすら困難なのです。
だから、熊も猪もハクビシンも増えて人里に現れるようになったのです。人間がいっぱいいれば、動物は人間を避けるのです。何故なら自然界で一番危険な生物だからです。人間が減れば、その他の動物と植物が増えるのは当然なのです。
日曜日の夜8時。ポツンと一軒家、と言う番組がありますね。酒楽の大好きな番組です。この番組を見ていていつも思うのは、ポツンと一軒家になる前は、そこに集落があったと異口同音に説明することです。人口が減少し、過疎化が進めば、地方にはポツンと一軒家がこれからも増えるでしょうし、一軒もない集落は激増するはずです。こういう全国的な潮流に対し、持続可能な森林を維持する政策は、蟷螂之斧ではないかと思うのです。やるなとは言いません。しかし退潮著しい人間は、雨後の筍のように増える自然動物、植物との戦いに敗れざるを得ないのです。
酒楽の実家の裏山には小さい祠があり、年に一度地域の人が集まり、つつましい宴を催していたのですが、先日久しぶりに登ってみれば、草ぼうぼうで、とても人間のいる気配はありません。そういうところが集落のあちこちにあるのです。いずれ集落は住民が極端に減って、ポツンと一軒家になる可能性が高いと思います。そういう地域は、全国で数えきれないほどあるでしょう。その全てに対し、このような事業を行えるとは思えないのです。
自然の力は偉大です。何千年もの人類の営々たる努力は、偉大な自然の力の前には無力に近いのだなと酒楽はこの頃感じるのです。解決策は一つ。人間を増やすこと以外にありません。それが無理なら持続的な森林の維持は不可能と知るべきでしょう。
林野庁によると、SDGs意識の高まりのなかで森林整備に取り組む企業は増えており、全国1768カ所(令和3年度)で行われているという。JT渉外部の宮村香也子さんは「森林整備には長期的な支援が必要だ。地域の人と触れ合い、環境保全の大切さを学ぶ場にしたい」と話す。持続可能な森林育成には、企業と地域の協力が不可欠だ。
記事の結論部分を引用しました。何とも言いようのない気持ちですね。産経はどういう理由でこのような事業を紹介したのでしょうか。こういう事業が全国に広がり、企業や地域住民の協力が得られれば、SDGsの理念のとおり、持続可能な森林育成が可能だと?
無理だと思います。まあこれは一私企業の活動を紹介しているだけですので問題はないのでしょうが、林野庁が支援しているという事実は、知りませんでした。
約20年続けてきたこの取り組みは今年、林野庁の顕彰制度「森林×脱炭素チャレンジ」で優秀賞に選ばれた。年間約413トンの温室効果ガス吸収に役立っているという。
やらないよりはましかな、と思います。でもですね、このような取り組みで、持続的な森林育成は不可能でしょう。それは現地を見れば一目瞭然です。酒楽の実家のある地域は、ご多分に漏れず過疎地帯です。年に数回帰省していますが、帰省するたびに耕作放棄地が増えているのが実感できるのです。地域を歩いてみれば、そこかしこに耕作放棄地が点在しています。農地だけではありません。耕作放棄地が増えていると言うことは、かつて人が歩いた道が、道ではなくなる、と言うことを意味するのです。30年前に普通に歩けた道が、今では草や木に覆われ、歩くことすら困難なのです。
だから、熊も猪もハクビシンも増えて人里に現れるようになったのです。人間がいっぱいいれば、動物は人間を避けるのです。何故なら自然界で一番危険な生物だからです。人間が減れば、その他の動物と植物が増えるのは当然なのです。
日曜日の夜8時。ポツンと一軒家、と言う番組がありますね。酒楽の大好きな番組です。この番組を見ていていつも思うのは、ポツンと一軒家になる前は、そこに集落があったと異口同音に説明することです。人口が減少し、過疎化が進めば、地方にはポツンと一軒家がこれからも増えるでしょうし、一軒もない集落は激増するはずです。こういう全国的な潮流に対し、持続可能な森林を維持する政策は、蟷螂之斧ではないかと思うのです。やるなとは言いません。しかし退潮著しい人間は、雨後の筍のように増える自然動物、植物との戦いに敗れざるを得ないのです。
酒楽の実家の裏山には小さい祠があり、年に一度地域の人が集まり、つつましい宴を催していたのですが、先日久しぶりに登ってみれば、草ぼうぼうで、とても人間のいる気配はありません。そういうところが集落のあちこちにあるのです。いずれ集落は住民が極端に減って、ポツンと一軒家になる可能性が高いと思います。そういう地域は、全国で数えきれないほどあるでしょう。その全てに対し、このような事業を行えるとは思えないのです。
自然の力は偉大です。何千年もの人類の営々たる努力は、偉大な自然の力の前には無力に近いのだなと酒楽はこの頃感じるのです。解決策は一つ。人間を増やすこと以外にありません。それが無理なら持続的な森林の維持は不可能と知るべきでしょう。
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