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天晴れ門田隆将

 産経新聞に「新聞に喝」というコラムがあり、11月29日のコラムは、ジャーナリストの門田隆将氏が寄稿されていた。

 天晴れである。拙稿が度々批判してきたメディアに対して、胸のすくようなコメントをしている。

https://www.sankei.com/column/news/201129/clm2011290004-n1.html

 極め付きは、11月18日付拙稿の記事「トランプ支持者デモ数十万人!」と同じ指摘をしている点だ。詳しくは、上記URLにある、THE SANKEI NEWSの記事を参照されたい。

 さて、小生の記事と同じ主張だったので、酒楽の記事も併せて紹介したが、今回、門田氏のコラムを引用したのはそれではない。

 「新聞」という媒体の弱点についてだ。拙稿を訪れていただいている読者様なら当然ご承知だろうが、こういった週一程度の間隔のコラムだと、リアルタイム性に欠けるのだ。小生もブログを開始して以来、このリアルタイム性には敏感になった。

 今現在、読者の関心がある事象は何なのか?というのは、ネット空間に意見を発信するブロガーにとっては、新聞記者以上に重大な関心事項だろう。記事にするのが数日遅れただけでも、旬を過ぎていることが多い。

 拙稿の記事は11月18日付だが、その前日、「米メディアの情報統制」という記事で、11月14日(米東部時間)に首都ワシントンで起きたトランプ支持のデモについて触れた。小生の記事でも3~4日後に記事にしたのである。

 産経新聞に門田氏のコラムが掲載されたのは、11月29日だ。デモから約2週間経過している。当然旬は過ぎている。ネット民から見れば、そういえばそんなことがあったな、くらい過去の出来事なのだ。

 コラムの寄稿者にも都合があるだろう。宮家邦彦氏や石平氏、そして門田氏のように週単位でコラムを執筆している人は、題材の選定に苦労していると思われる。門田氏も、当然、記事の内容に旬を過ぎた事項があるのを承知の上で執筆したはずだ。

 この辺が、新聞の弱点だ。しかも、内容的に産経新聞も批判の対象になっている。そこは評価する。自紙に賛同するコラムニストだけではない、と表明するいい手段だ。そこは、産経を評価したい。朝日や毎日には逆立ちしても出来ない芸当だろう。

 新聞がオワコンだとは思わないが、ネット空間に比較して、時間的にスローな印象は否めない。どうしても、タイミングが遅れているのだ。時間をかけて、深く分析した内容を記事にするのならばいいが、タイムリーに記事にするには、ネット空間に比べて、圧倒的に不利だ。

 産経新聞も他紙もネットでニュースを配信しているが、100%ではない。そういう小生も、未だに紙媒体の産経新聞を購読している。もちろん、それにはいいところもあるからだ。紙面全体を俯瞰することができるからだ。ネットでそれは少し難しい。一長一短ある。

 さて、最後に産経新聞には、耳の痛い、当該記事の白眉を引用して、本記事の結論としたい。


 極めつきは14日、数十万人の群衆で埋まったワシントンDCでのトランプ支持のデモだろう。凄(すさ)まじい人波は空撮でも圧巻で「百万人デモ」のツイートが相次いだ。だがテレビでは「数千人」、新聞は「1万人」(産経)「1万人超」(朝日)「数万人」(毎日・読売)と、いずれも過小報道。トランプ側の盛り上がりなど絶対に報じたくないのである。

 首を伸ばし支局の窓から外を見れば事実は分かる。それでも記者はそれをせず、虚偽を書く。報道の原点と使命など、もはや何処(どこ)にもない。
 


 


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