自民党は党独自の改憲原案の作成を見送った、と12月7日付JIJI.COMが伝えている。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020120600247&g=pol&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit
そもそも、未だに党の改憲原案がさえ作成されていないことの方が驚きだ。日本国憲法の改正は、自民党の党是ではなかったのか?1丁目1番地の看板政策ではないのか?小生は、党原案が作成されていないことに正直驚いている。自民党が結党されて65年が経過しているのだぞ。いったい、今まで何をしていたのだ。
JIJI.COMというのにまず引っかかった。前回酷い目に遭ったので、現状、自民党の憲法改正に対する考え方はどうなっているのか調べてみた。
自民党綱領は、1955年に採択され、以下に紹介する。(Wikiから引用)
1.国民道義の確立と教育の改革 - 正しい民主主義と祖国愛の高揚、国民情操の純化向上
2.政官界の刷新 - 選挙制度や公務員制度の改正、中央と地方の責任行政体制、行財政の効率化
3.経済自立の達成 - 年次計画による経済政策、農林漁業の安定、中小企業の振興、労使協力体制の確立、原子力の平和利用
4.福祉社会の建設 - 社会保障施策の整備、生活環境の改善、社会正義に立脚した福祉社会
5.平和外交の積極的展開 - 自由民主主義諸国との協力、国際連合への加入、原水爆の禁止
6.独立体制の整備 - 現行憲法の自主的改正、自衛軍備
「独立体制の整備 - 現行憲法の自主的改正、自衛軍備」これが、自民党の改憲への基本的な考え方だ。
まず前段で、独立体制の整備、と謳っている。1955年は昭和30年、大東亜戦争の敗戦から、10年後、サンフランシスコ講和条約締結から4年後だ。その時点でも“国家として独立”しているとは言い難い、あるいは、不十分だという当時の認識なのだろう。
ところで、西暦2020年、令和2年現在は、独立体制が十分と言えるのだろうか?そして、何をもって独立体制の整備と言っているのだろうか。第6項目の後段がそれであろうと思われる。
「現行憲法の自主的改正、自衛軍備」これが後段部分だ。つまり、自民党の認識としては、現行憲法(日本国憲法)を自主的に改正し、自衛軍備を持つことが独立体制であり、そのための整備が必要だと言っているわけだ。
自主的にという文言が、日本国憲法制定の問題点をいみじくも指摘している。バイデンの言うとおり、米国が押し付けたのだ。学校で習わなかったのか?
2005年綱領
新しい憲法の制定を - 新憲法制定の論議進展
2010年綱領
我が党の政策の基本的考え - 新憲法の制定、自主防衛、自助自立する個人の尊重、市場経済、地域社会と家族の絆、公正な政策、財政の効率化と税制改正
党綱領は2005年と2010年に改正され、2012年(平成24年)に「日本国憲法改正草案」を党として制定している。
では、平成24年に制定された自民党の日本国憲法改正草案はどうなったのだ?JIJI.COMの記事を読む限り、自民党独自の改憲原案とは、2012年制定の自民党改正草案のことだと思われる。
で、2012年制定、自民党憲法改正草案は、以下の通りだ。
https://jimin.jp-east-2.storage.api.nifcloud.com/pdf/news/policy/130250_1.pdf
立派な改正草案だ。つまりこういうことだろう。参院では、自民党は単独過半数も制していない、強引に推し進めることはできない、という世耕参院幹事長の発言のままだ。
さて、では、自民党は、単独過半数を制していれば、自民党独自の憲法改正草案を国会(委員会)の審議にかけるつもりなのだろうか?
おそらくそれも無理だろう。何故なら、与党に公明党を抱えているからだ。公明党は、“加憲”という嘘八百の言辞を弄して、改憲に反対している党だ。公明党と選挙協力をしている限り、憲法改正は不可能だ。
自民党はいつになったら、この事実に気が付くのだ。議席を得るために、反日勢力と手を結んでいると言うことを理解しないのか?有権者はとっくに見抜いているぞ。
「強硬派」衛藤氏を抑え込み、とJIJI.COMは伝えている。衛藤氏は強硬派なのか?JIJI.COMのレッテル貼りなのか?自民党の憲法改正草案を推進しようとする衛藤会長が強硬派ならば、抑え込んだ奴らは、立憲民主党や公明党と同じ輩なのだな。名を名乗れ。名を名乗らない者は、古来卑怯者の誹りを免れることはできない。JIJI.COMの創作なのであれば、万死に値するし、名を名乗らない反対派ならば、卑怯者が自民内に隠れているということになる。
自民党は、本気で憲法を改正する気があるのか?あるなら、国民は支持するだろう。だが、党内外にこれだけ反対勢力が蔓延り、自民党が本気でそう言った輩を排除しようとしない現状を鑑みるに、改正の道のりは遠い。まず、党内を掃除することが肝要だ。急がば回れと言うではないか。迂遠なようだが、自民党の勢力が一時退潮しようが、主張を鮮明化することが喫緊の課題だ。それでこそ、国民はついてくるだろう。
今の状態で憲法を改正することは不可能だ。党内の似非保守を排除し、正々堂々と憲法改正を唱え、自民単独で国民の信を問え!これが心ある有権者の声であると小生は確信している。
<余談>
久々に散歩をしました。今や晩秋です。プラタナスや銀杏の葉っぱが歩道に溜まっています。一葉落ちて天下の秋を知る季節は既に過ぎ、冬の気配がじわじわと迫ってきている、ような気がします。
師走です。日の出が遅くなり、ごみ捨ての時間はまだ暗いのです。もう少しで冬至です。季節は更に進み、益々寒くなってくるのでしょうが、酒楽は、冬至が過ぎるとちょっと気分的にはいいものがあります。
それは、冬至を過ぎると毎日日が長くなるからです。
だから冬至が過ぎ、真冬になって、少し日が長くなると嬉しいわけです。季節的には、1月が真冬なのでしょうが、酒楽の気持ち的には、冬至がターニングポイントなわけです。
関東の冬はいいなと思います。雪はほとんど降らず、雨も少なく、からっと晴れる毎日。北国に比べると天国のような季節です。おっと、お里が知れてしまう。
だから、毎年冬は結構好きなのです。ワンコも好きです。(と勝手に酒楽が思っているだけかもしれませんが)ワンコに言わせると、暑い夏はかなわん、冬はいい。といつも申しております。最近、ワンコの食が細くなったような気がして、ちょっと心配です。あー、関東の冬は最高だ。雪が降らないって、こんなにいいものなんだなー♪
この記事は、12月上旬に書いてます。ですから、アップする当日は、少々感覚が違うかもしれません。お許しください。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020120600247&g=pol&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit
そもそも、未だに党の改憲原案がさえ作成されていないことの方が驚きだ。日本国憲法の改正は、自民党の党是ではなかったのか?1丁目1番地の看板政策ではないのか?小生は、党原案が作成されていないことに正直驚いている。自民党が結党されて65年が経過しているのだぞ。いったい、今まで何をしていたのだ。
JIJI.COMというのにまず引っかかった。前回酷い目に遭ったので、現状、自民党の憲法改正に対する考え方はどうなっているのか調べてみた。
自民党綱領は、1955年に採択され、以下に紹介する。(Wikiから引用)
1.国民道義の確立と教育の改革 - 正しい民主主義と祖国愛の高揚、国民情操の純化向上
2.政官界の刷新 - 選挙制度や公務員制度の改正、中央と地方の責任行政体制、行財政の効率化
3.経済自立の達成 - 年次計画による経済政策、農林漁業の安定、中小企業の振興、労使協力体制の確立、原子力の平和利用
4.福祉社会の建設 - 社会保障施策の整備、生活環境の改善、社会正義に立脚した福祉社会
5.平和外交の積極的展開 - 自由民主主義諸国との協力、国際連合への加入、原水爆の禁止
6.独立体制の整備 - 現行憲法の自主的改正、自衛軍備
「独立体制の整備 - 現行憲法の自主的改正、自衛軍備」これが、自民党の改憲への基本的な考え方だ。
まず前段で、独立体制の整備、と謳っている。1955年は昭和30年、大東亜戦争の敗戦から、10年後、サンフランシスコ講和条約締結から4年後だ。その時点でも“国家として独立”しているとは言い難い、あるいは、不十分だという当時の認識なのだろう。
ところで、西暦2020年、令和2年現在は、独立体制が十分と言えるのだろうか?そして、何をもって独立体制の整備と言っているのだろうか。第6項目の後段がそれであろうと思われる。
「現行憲法の自主的改正、自衛軍備」これが後段部分だ。つまり、自民党の認識としては、現行憲法(日本国憲法)を自主的に改正し、自衛軍備を持つことが独立体制であり、そのための整備が必要だと言っているわけだ。
自主的にという文言が、日本国憲法制定の問題点をいみじくも指摘している。バイデンの言うとおり、米国が押し付けたのだ。学校で習わなかったのか?
2005年綱領
新しい憲法の制定を - 新憲法制定の論議進展
2010年綱領
我が党の政策の基本的考え - 新憲法の制定、自主防衛、自助自立する個人の尊重、市場経済、地域社会と家族の絆、公正な政策、財政の効率化と税制改正
党綱領は2005年と2010年に改正され、2012年(平成24年)に「日本国憲法改正草案」を党として制定している。
では、平成24年に制定された自民党の日本国憲法改正草案はどうなったのだ?JIJI.COMの記事を読む限り、自民党独自の改憲原案とは、2012年制定の自民党改正草案のことだと思われる。
で、2012年制定、自民党憲法改正草案は、以下の通りだ。
https://jimin.jp-east-2.storage.api.nifcloud.com/pdf/news/policy/130250_1.pdf
立派な改正草案だ。つまりこういうことだろう。参院では、自民党は単独過半数も制していない、強引に推し進めることはできない、という世耕参院幹事長の発言のままだ。
さて、では、自民党は、単独過半数を制していれば、自民党独自の憲法改正草案を国会(委員会)の審議にかけるつもりなのだろうか?
おそらくそれも無理だろう。何故なら、与党に公明党を抱えているからだ。公明党は、“加憲”という嘘八百の言辞を弄して、改憲に反対している党だ。公明党と選挙協力をしている限り、憲法改正は不可能だ。
自民党はいつになったら、この事実に気が付くのだ。議席を得るために、反日勢力と手を結んでいると言うことを理解しないのか?有権者はとっくに見抜いているぞ。
「強硬派」衛藤氏を抑え込み、とJIJI.COMは伝えている。衛藤氏は強硬派なのか?JIJI.COMのレッテル貼りなのか?自民党の憲法改正草案を推進しようとする衛藤会長が強硬派ならば、抑え込んだ奴らは、立憲民主党や公明党と同じ輩なのだな。名を名乗れ。名を名乗らない者は、古来卑怯者の誹りを免れることはできない。JIJI.COMの創作なのであれば、万死に値するし、名を名乗らない反対派ならば、卑怯者が自民内に隠れているということになる。
自民党は、本気で憲法を改正する気があるのか?あるなら、国民は支持するだろう。だが、党内外にこれだけ反対勢力が蔓延り、自民党が本気でそう言った輩を排除しようとしない現状を鑑みるに、改正の道のりは遠い。まず、党内を掃除することが肝要だ。急がば回れと言うではないか。迂遠なようだが、自民党の勢力が一時退潮しようが、主張を鮮明化することが喫緊の課題だ。それでこそ、国民はついてくるだろう。
今の状態で憲法を改正することは不可能だ。党内の似非保守を排除し、正々堂々と憲法改正を唱え、自民単独で国民の信を問え!これが心ある有権者の声であると小生は確信している。
<余談>
久々に散歩をしました。今や晩秋です。プラタナスや銀杏の葉っぱが歩道に溜まっています。一葉落ちて天下の秋を知る季節は既に過ぎ、冬の気配がじわじわと迫ってきている、ような気がします。
師走です。日の出が遅くなり、ごみ捨ての時間はまだ暗いのです。もう少しで冬至です。季節は更に進み、益々寒くなってくるのでしょうが、酒楽は、冬至が過ぎるとちょっと気分的にはいいものがあります。
それは、冬至を過ぎると毎日日が長くなるからです。
だから冬至が過ぎ、真冬になって、少し日が長くなると嬉しいわけです。季節的には、1月が真冬なのでしょうが、酒楽の気持ち的には、冬至がターニングポイントなわけです。
関東の冬はいいなと思います。雪はほとんど降らず、雨も少なく、からっと晴れる毎日。北国に比べると天国のような季節です。おっと、お里が知れてしまう。
だから、毎年冬は結構好きなのです。ワンコも好きです。(と勝手に酒楽が思っているだけかもしれませんが)ワンコに言わせると、暑い夏はかなわん、冬はいい。といつも申しております。最近、ワンコの食が細くなったような気がして、ちょっと心配です。あー、関東の冬は最高だ。雪が降らないって、こんなにいいものなんだなー♪
この記事は、12月上旬に書いてます。ですから、アップする当日は、少々感覚が違うかもしれません。お許しください。
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