中国人が「高齢になっても働かされ続ける日本人」に衝撃を受ける理由
2020.12.21 現代ビジネス
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/78442
【中国人が「高齢になっても働かされ続ける日本人」に衝撃を受ける理由】という記事が現代ビジネスに掲載されていた。興味深く読ませていただいた。現代ビジネスは、時に良質の記事を掲載するので、定期的にチェックしている。
今回の記事は、高齢になっても働き続ける日本人に衝撃を受ける中国人と言う設定だ。記事を見て衝撃を受けたのは、中国人ではなく、日本人こと酒楽だ。
日本人なら、我が国の年金制度について、少々の知識があるに違いない。酒楽もいずれ年金を受け取る資格ができるので、ある程度の知識はある。だが、中国の年金制度については寡聞にして知らなかった。
その前に、記事の主題である、衝撃を受ける中国人は、日本人の何に衝撃を受けているのだろうか?記事には、日本の驚きの光景として、中国メディアでたびたび取り上げられる定番ネタを掲載しているので引用する。
「65歳を越えてもまだ働ける?! 892万人の日本老人たちの努力」
「なぜ日本の老人はほとんどが退職しても働いているのか? 死ぬまで働きたいの?」
「なぜ日本の老人は働き続けなければならないのか?」
こういうのが定番ネタだと現代ビジネスは言っているのだ。日本の年金制度は、世界に誇るべき年金制度だというのが定説で、酒楽もそのように認識していた。しかし、中国人の指摘は、当を得ている。
65歳を過ぎてと言うのは、65歳から金額の多寡を除けば、年金がもらえる。それなのに働く日本人が多い。その通りだ。酒楽の周りを見回してみても、年金生活者でありながら働いている老人をよく見かける。中国人の指摘は当たっている。
死ぬまで働きたいの?これは、表現が違うだけで、同じ内容だ。
そして、最も衝撃を受けたのは、「なぜ日本の老人は働き続けなければならないのか?」これだ。

ただし、ここには、かなりの誤解が含まれているのを日本人のために弁解する必要があろう。
働くことは美徳だ、というのが日本人の基本的な価値観なのだ。だから、65歳を過ぎ、年金生活に入っても、働けるうちは働くという人が多いのだ。それは、また人それぞれの理由を内包している。
年金で生活しているが、
蓄えが少ないので、少しでも増やしたい。孫に小遣いをあげたい。
社会との絆を失いたくない。自分は少しでも社会に貢献しているという充実感が欲しい。
話し合える仲間が欲しい、あるいは、仲間を失いたくない。
家にいても何もやることがないので、暇でしょうがない。働いている方がましだ。
稼いでいるうちは、妻が尊敬してくれ、主人としての立場を守っている。
働いていることで、世間に貢献している。死ぬまで、貢献したい。
まあ、ざっとこんな感じだろうか。理由は人それぞれだ。もちろん、年金も蓄えも少なく、働かざるを得ない人もいるだろう。多いか少ないかは別にして。
さて、では、中国人の年金生活とはどんなものなのか?興味があるではないか。
その前に前提として、中国人は、男性60歳、女性55歳が定年なのだそうだ。それ以降働こうとしても、まず無理なのだ。詳細は、記事を参照してください。
では、彼らは何をやっているのか。都市中産階級の典型的な例で見ると、一番多いパターンが子ども世代の手伝いだ。日本もバブルの時代には「24時間働けますか」というCMソングが流れるほどのワーカホリックの国であったが、今の中国はそれ以上かもしれない。
かいつまんで言うと、そこそこの年金をもらい、既に不動産を取得していて、夫婦二人とも年金をもらい、子供世帯と同居し、子育て支援をしている。子どもが親の面倒を見るのは当たり前、老人ホームに入れるのは恥、なのだそうである。
まあ、中国も高齢化社会に突入しつつあり、将来の年金財政にも黄信号が灯っていると記事は伝えているが、中国人中産階級の老後は、決して日本人に劣っているわけではないようだ。
ここらあたりが、共産主義のいいところなのだろうな。酒楽は、共産主義は悪だと思っていて、それは現在も変わらず、将来も変わらいと思っている。ただ、中国人の年金生活の一端を伝えるこの記事からは、われわれ日本人の知らない、中国人のしたたかさと異なる価値観を感じるのだ。読者諸兄はどう思われるだろうか?
2020.12.21 現代ビジネス
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/78442
【中国人が「高齢になっても働かされ続ける日本人」に衝撃を受ける理由】という記事が現代ビジネスに掲載されていた。興味深く読ませていただいた。現代ビジネスは、時に良質の記事を掲載するので、定期的にチェックしている。
今回の記事は、高齢になっても働き続ける日本人に衝撃を受ける中国人と言う設定だ。記事を見て衝撃を受けたのは、中国人ではなく、日本人こと酒楽だ。
日本人なら、我が国の年金制度について、少々の知識があるに違いない。酒楽もいずれ年金を受け取る資格ができるので、ある程度の知識はある。だが、中国の年金制度については寡聞にして知らなかった。
その前に、記事の主題である、衝撃を受ける中国人は、日本人の何に衝撃を受けているのだろうか?記事には、日本の驚きの光景として、中国メディアでたびたび取り上げられる定番ネタを掲載しているので引用する。
「65歳を越えてもまだ働ける?! 892万人の日本老人たちの努力」
「なぜ日本の老人はほとんどが退職しても働いているのか? 死ぬまで働きたいの?」
「なぜ日本の老人は働き続けなければならないのか?」
こういうのが定番ネタだと現代ビジネスは言っているのだ。日本の年金制度は、世界に誇るべき年金制度だというのが定説で、酒楽もそのように認識していた。しかし、中国人の指摘は、当を得ている。
65歳を過ぎてと言うのは、65歳から金額の多寡を除けば、年金がもらえる。それなのに働く日本人が多い。その通りだ。酒楽の周りを見回してみても、年金生活者でありながら働いている老人をよく見かける。中国人の指摘は当たっている。
死ぬまで働きたいの?これは、表現が違うだけで、同じ内容だ。
そして、最も衝撃を受けたのは、「なぜ日本の老人は働き続けなければならないのか?」これだ。

ただし、ここには、かなりの誤解が含まれているのを日本人のために弁解する必要があろう。
働くことは美徳だ、というのが日本人の基本的な価値観なのだ。だから、65歳を過ぎ、年金生活に入っても、働けるうちは働くという人が多いのだ。それは、また人それぞれの理由を内包している。
年金で生活しているが、
蓄えが少ないので、少しでも増やしたい。孫に小遣いをあげたい。
社会との絆を失いたくない。自分は少しでも社会に貢献しているという充実感が欲しい。
話し合える仲間が欲しい、あるいは、仲間を失いたくない。
家にいても何もやることがないので、暇でしょうがない。働いている方がましだ。
稼いでいるうちは、妻が尊敬してくれ、主人としての立場を守っている。
働いていることで、世間に貢献している。死ぬまで、貢献したい。
まあ、ざっとこんな感じだろうか。理由は人それぞれだ。もちろん、年金も蓄えも少なく、働かざるを得ない人もいるだろう。多いか少ないかは別にして。
さて、では、中国人の年金生活とはどんなものなのか?興味があるではないか。
その前に前提として、中国人は、男性60歳、女性55歳が定年なのだそうだ。それ以降働こうとしても、まず無理なのだ。詳細は、記事を参照してください。
では、彼らは何をやっているのか。都市中産階級の典型的な例で見ると、一番多いパターンが子ども世代の手伝いだ。日本もバブルの時代には「24時間働けますか」というCMソングが流れるほどのワーカホリックの国であったが、今の中国はそれ以上かもしれない。
かいつまんで言うと、そこそこの年金をもらい、既に不動産を取得していて、夫婦二人とも年金をもらい、子供世帯と同居し、子育て支援をしている。子どもが親の面倒を見るのは当たり前、老人ホームに入れるのは恥、なのだそうである。
まあ、中国も高齢化社会に突入しつつあり、将来の年金財政にも黄信号が灯っていると記事は伝えているが、中国人中産階級の老後は、決して日本人に劣っているわけではないようだ。
ここらあたりが、共産主義のいいところなのだろうな。酒楽は、共産主義は悪だと思っていて、それは現在も変わらず、将来も変わらいと思っている。ただ、中国人の年金生活の一端を伝えるこの記事からは、われわれ日本人の知らない、中国人のしたたかさと異なる価値観を感じるのだ。読者諸兄はどう思われるだろうか?
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