収賄280億円で死刑判決、とレコードチャイナが伝えている。
中国では、収賄はありふれたことなので、個別の案件について記事になるのは珍しい。
収賄金額の多さなどを鑑み死刑の判断を下したとある。
いろいろ突っ込みどころのある記事だ。まず、収賄罪での死刑と言う判決には驚いた。我が国にも収賄罪はあるが、死刑にはならない。しかし、中国では死刑になることもある。
刑法や量刑の重さなどは、当然各国で異なる。それは、それぞれの国の歴史や文化に多大に依存しているからだ。我が国の刑法・量刑は、日本人の考え方や文化的背景を色濃く反映している。
だから、収賄に対して、死刑はない。殺人でなければ、死刑になることはない。この点、中国の死刑に対する考え方は、我々日本人には理解不能だ。多額のお金をもらったから死刑!つまり、収賄も命がけだということになる。

次に280億円という金額について。共産党指導部や高官などの収賄は、中国の内外を問わず、格好の話題なので、いろいろな噂が流布されている。例えば、前首相の温家宝などは、何千億円あるいは数兆円の資産を築いたとまことしやかに囁かれている。もちろん、正規の報酬ではなく、袖の下、つまり収賄で築いた資産だ。
これは、一例であって、政界・官界・軍の高官は、常習的に贈収賄にまみれている。これは支那の伝統だ。もちろん、支那だけではない。東アジア、東南アジア全般に言えることだ。歴史的には、「アジア的停滞」と俗に言われる現象だ。それを免れているのは、日本とシンガポールくらいだろうか。
シンガポールは、華人の国だから、支那と同じことになってもおかしくはないが、建国の父、リー・クアンユーは偉人だった。かれは、華人の文化、人間性をよく理解してたのだ。だから、中央省庁官僚の給料を高給にしたのだ。酒楽の記憶では、次官クラスになると、年収1億円くらいになるはずだ。
これなら、リスクを冒して収賄に励むよりも、一生懸命働いて、組織の頂点を目指した方が割がいいと誰でも気づく。それによって、贈収賄は殆ど摘発されることがないそうである。そういうやり方もある。
台湾については寡聞にして知らないが、日本によって、文明化されたことを考えると、収賄は少ないと思われるが、戦後、大陸から国民党がきて支配したことから、中華的収賄の文化が根付いている可能性はある。
興味があるのは、どこで線引きするのかだ。280億円で死刑なら、250億円ではどうなのか?人間なら誰しも考えることを中国人も考えるだろう。そして、その線引きはあいまいだと酒楽は思う。
なぜなら、明確に線引きしたら、その枠内でせっせと収賄に励むだろうからだ。明確でなければ、もしかして死刑?という恐怖におびえながら…になるので、自ずと収賄の額は減るだろう、と中共が考えてもおかしくはない。
そして、政府がそう考えれば、民衆は、その裏を掻こうとする。これが支那の文化だ。「上に政策があれば、下に対策あり」が支那の文化なのだ。なんとも貧しい文化だ。
それに比べれば、我が国の収賄などかわいいものだ。先日辞任した自民党の某は、1千数百万円の収賄だと週刊誌が報道している。たったの1千数百万円で、罪に問われ、場合によっては収監される。一生を棒に振ることになる。これは割に合わない。だから、滅多に贈収賄事件は起きない。
華人は、日本の収賄罪の現状を知って驚くのだ。件数が少ない、額が少ないと。そして、我が国を羨むのだが、それは口だけ、外交辞令だ。
彼らの贈収賄は、それこそ中国4千年の伝統だからだ。骨の髄までしみ込んでいて、贈収賄なしで、仕事は回らないのだ。件の被告は、やり方が下手なだけだ。普通は、見つからないようにやる。そして、見つかっても刑が軽くなるように、事前に準備するなり、事後に賄賂を使って、ちゃっかり減刑してもらうのだ。そういうものだ。捕まるのも下手、死刑の判決を受けるのも下手だからだ。誰も教えてやらなかったんだろうな。
だから、報道されるのだ。収賄して、死刑になるようなへたくそは、珍しいからだ。馬鹿だな。
翻って、日本はいいところだと思う。昔に比べれば、役所のお役人も良く働くようになった。酒楽の若いころ、役場でいろいろしようとしても、昼休みは、全く受け付けてくれなかった。それは、役人の休憩時間だからだ。今そんなことをしたら、市長や、町長を含めて辞任騒ぎになるだろう。日本に生まれて、どれだけ幸せなことなのかは、この記事を読めばわかる。
収賄280億円、元国有企業トップが死刑判決受ける―中国
Record China 配信日時:2021年1月6日(水) 12時0分
https://www.recordchina.co.jp/b865312-s0-c10-d0135.html
中国では、収賄はありふれたことなので、個別の案件について記事になるのは珍しい。
収賄金額の多さなどを鑑み死刑の判断を下したとある。
いろいろ突っ込みどころのある記事だ。まず、収賄罪での死刑と言う判決には驚いた。我が国にも収賄罪はあるが、死刑にはならない。しかし、中国では死刑になることもある。
刑法や量刑の重さなどは、当然各国で異なる。それは、それぞれの国の歴史や文化に多大に依存しているからだ。我が国の刑法・量刑は、日本人の考え方や文化的背景を色濃く反映している。
だから、収賄に対して、死刑はない。殺人でなければ、死刑になることはない。この点、中国の死刑に対する考え方は、我々日本人には理解不能だ。多額のお金をもらったから死刑!つまり、収賄も命がけだということになる。

次に280億円という金額について。共産党指導部や高官などの収賄は、中国の内外を問わず、格好の話題なので、いろいろな噂が流布されている。例えば、前首相の温家宝などは、何千億円あるいは数兆円の資産を築いたとまことしやかに囁かれている。もちろん、正規の報酬ではなく、袖の下、つまり収賄で築いた資産だ。
これは、一例であって、政界・官界・軍の高官は、常習的に贈収賄にまみれている。これは支那の伝統だ。もちろん、支那だけではない。東アジア、東南アジア全般に言えることだ。歴史的には、「アジア的停滞」と俗に言われる現象だ。それを免れているのは、日本とシンガポールくらいだろうか。
シンガポールは、華人の国だから、支那と同じことになってもおかしくはないが、建国の父、リー・クアンユーは偉人だった。かれは、華人の文化、人間性をよく理解してたのだ。だから、中央省庁官僚の給料を高給にしたのだ。酒楽の記憶では、次官クラスになると、年収1億円くらいになるはずだ。
これなら、リスクを冒して収賄に励むよりも、一生懸命働いて、組織の頂点を目指した方が割がいいと誰でも気づく。それによって、贈収賄は殆ど摘発されることがないそうである。そういうやり方もある。
台湾については寡聞にして知らないが、日本によって、文明化されたことを考えると、収賄は少ないと思われるが、戦後、大陸から国民党がきて支配したことから、中華的収賄の文化が根付いている可能性はある。
興味があるのは、どこで線引きするのかだ。280億円で死刑なら、250億円ではどうなのか?人間なら誰しも考えることを中国人も考えるだろう。そして、その線引きはあいまいだと酒楽は思う。
なぜなら、明確に線引きしたら、その枠内でせっせと収賄に励むだろうからだ。明確でなければ、もしかして死刑?という恐怖におびえながら…になるので、自ずと収賄の額は減るだろう、と中共が考えてもおかしくはない。
そして、政府がそう考えれば、民衆は、その裏を掻こうとする。これが支那の文化だ。「上に政策があれば、下に対策あり」が支那の文化なのだ。なんとも貧しい文化だ。
それに比べれば、我が国の収賄などかわいいものだ。先日辞任した自民党の某は、1千数百万円の収賄だと週刊誌が報道している。たったの1千数百万円で、罪に問われ、場合によっては収監される。一生を棒に振ることになる。これは割に合わない。だから、滅多に贈収賄事件は起きない。
華人は、日本の収賄罪の現状を知って驚くのだ。件数が少ない、額が少ないと。そして、我が国を羨むのだが、それは口だけ、外交辞令だ。
彼らの贈収賄は、それこそ中国4千年の伝統だからだ。骨の髄までしみ込んでいて、贈収賄なしで、仕事は回らないのだ。件の被告は、やり方が下手なだけだ。普通は、見つからないようにやる。そして、見つかっても刑が軽くなるように、事前に準備するなり、事後に賄賂を使って、ちゃっかり減刑してもらうのだ。そういうものだ。捕まるのも下手、死刑の判決を受けるのも下手だからだ。誰も教えてやらなかったんだろうな。
だから、報道されるのだ。収賄して、死刑になるようなへたくそは、珍しいからだ。馬鹿だな。
翻って、日本はいいところだと思う。昔に比べれば、役所のお役人も良く働くようになった。酒楽の若いころ、役場でいろいろしようとしても、昼休みは、全く受け付けてくれなかった。それは、役人の休憩時間だからだ。今そんなことをしたら、市長や、町長を含めて辞任騒ぎになるだろう。日本に生まれて、どれだけ幸せなことなのかは、この記事を読めばわかる。
収賄280億円、元国有企業トップが死刑判決受ける―中国
Record China 配信日時:2021年1月6日(水) 12時0分
https://www.recordchina.co.jp/b865312-s0-c10-d0135.html
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