昨日の産経抄は、なかなかいいことを書いていた。当該記事は、有料記事なので、全文を引用することはできないが、簡単に主旨を紹介する。
日本は、人口一人当たりの病床数は、世界一を誇っている。(中略)
日本では、病院の7割が民間病院である。厚労省も日本医師会も病院に指揮命令する立場にない。コロナ患者を受け入れた病院では医療従事者が疲弊し、別の病院では患者が来なくて困るという現象が起こる。(中略)
限られた医療資源を効率的に活用できる仕組みづくりを急ぐ必要がある。自衛隊の医療支援に頼ってばかりもいられない。
この問題は、過去にもいろいろ議論の的になっている。世界一の病床数を誇るのに、医療崩壊とは何ぞや?と誰もが思うだろう。
原因は、民間企業である病院に政府は命令することができないからだ。民間企業だから、やむを得ないという考え方もあろう。しかし、今回のような事態に際して、片や医療崩壊、片や閑古鳥ではおかしくないか?
それで命の選別なのか?その前にやることがあるだろうと、酒楽ならずとも、大方の日本人は思うだろう。
ヒポクラテスの誓いとと言うのは有名だ。医者なら、必ず誓っている筈だ。こういった、国家の非常時に、医者ならば、患者の治療を拒否することなどできないはずだ。それでもできないのは、殆どが守銭奴だからだ。

おかしいではないか?日本人のために身を挺して医療に従事し、命を救おうとしている医者がいるのと同時に、我関せずと病院経営だけに邁進し、コロナ患者を受け入れない病院が存在するのだ。
法の不備だろう。国家の非常事態には、全医療従事者が国家の統制のもとに、優先順位を決め、救える命を救うべきなのだ。それができていないから、命の選別をしなければならなくなるのだ。
もっと大きな声で言ってほしい。酒楽のような弱小ブログがいくら叫んでも行政を動かせるわけではない。せめて、メディアは、そういう実態をもっと大きな声で日本人に伝えるべきだと思う。さくらやモリカケなんてどうでいい。
記事では、スウェーデンを比較対象に論理を展開している。スウェーデンは、殆どが地方自治体の公立だからだそうだ。我が国が、すぐにそうした体制に移行することは困難だろうが、今回の危機を機会にして、医療資源の活用を図るべく立法措置が必要だと思料する。
菅さん、急いでくれ。
<PS>
スウェーデンは独特な国だ。記事では、カールグスタフ16世国王が紹介されていた。カールグスタフと聞いて、ミリオタの酒楽がすぐに頭に想い描いたのが、84ミリ無反動砲だ。1980年代に陸上自衛隊に導入されている優秀な装備品である。スウェーデン製で、通称「カールグスタフ」と呼ばれている。

戦闘機も有名だ。現在は、グリペンが最新鋭の戦闘機だが、一昔前は、ドラケンという小型戦闘機が一世を風靡している。以前「ファントムに栄光あれ!」という記事で紹介した、新谷かおる作「エリア88」の主人公「しん」が操った名機で、これもスウェーデン製だ。
かつて、北欧に覇を唱えたスウェーデンは、今も健在である。
日本は、人口一人当たりの病床数は、世界一を誇っている。(中略)
日本では、病院の7割が民間病院である。厚労省も日本医師会も病院に指揮命令する立場にない。コロナ患者を受け入れた病院では医療従事者が疲弊し、別の病院では患者が来なくて困るという現象が起こる。(中略)
限られた医療資源を効率的に活用できる仕組みづくりを急ぐ必要がある。自衛隊の医療支援に頼ってばかりもいられない。
この問題は、過去にもいろいろ議論の的になっている。世界一の病床数を誇るのに、医療崩壊とは何ぞや?と誰もが思うだろう。
原因は、民間企業である病院に政府は命令することができないからだ。民間企業だから、やむを得ないという考え方もあろう。しかし、今回のような事態に際して、片や医療崩壊、片や閑古鳥ではおかしくないか?
それで命の選別なのか?その前にやることがあるだろうと、酒楽ならずとも、大方の日本人は思うだろう。
ヒポクラテスの誓いとと言うのは有名だ。医者なら、必ず誓っている筈だ。こういった、国家の非常時に、医者ならば、患者の治療を拒否することなどできないはずだ。それでもできないのは、殆どが守銭奴だからだ。

おかしいではないか?日本人のために身を挺して医療に従事し、命を救おうとしている医者がいるのと同時に、我関せずと病院経営だけに邁進し、コロナ患者を受け入れない病院が存在するのだ。
法の不備だろう。国家の非常事態には、全医療従事者が国家の統制のもとに、優先順位を決め、救える命を救うべきなのだ。それができていないから、命の選別をしなければならなくなるのだ。
もっと大きな声で言ってほしい。酒楽のような弱小ブログがいくら叫んでも行政を動かせるわけではない。せめて、メディアは、そういう実態をもっと大きな声で日本人に伝えるべきだと思う。さくらやモリカケなんてどうでいい。
記事では、スウェーデンを比較対象に論理を展開している。スウェーデンは、殆どが地方自治体の公立だからだそうだ。我が国が、すぐにそうした体制に移行することは困難だろうが、今回の危機を機会にして、医療資源の活用を図るべく立法措置が必要だと思料する。
菅さん、急いでくれ。
<PS>
スウェーデンは独特な国だ。記事では、カールグスタフ16世国王が紹介されていた。カールグスタフと聞いて、ミリオタの酒楽がすぐに頭に想い描いたのが、84ミリ無反動砲だ。1980年代に陸上自衛隊に導入されている優秀な装備品である。スウェーデン製で、通称「カールグスタフ」と呼ばれている。

戦闘機も有名だ。現在は、グリペンが最新鋭の戦闘機だが、一昔前は、ドラケンという小型戦闘機が一世を風靡している。以前「ファントムに栄光あれ!」という記事で紹介した、新谷かおる作「エリア88」の主人公「しん」が操った名機で、これもスウェーデン製だ。
かつて、北欧に覇を唱えたスウェーデンは、今も健在である。
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