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聞く耳を持っているようだ

 本早朝出稿した記事は、昨日中に予約投稿したものだった。

 昨日夕、政府は、方針転換し、11カ国のビジネストラックを停止すると発表した。

 聞く耳は持っていたようだ。

 それにしても、外交部会長や、青山繫晴氏の要請を受けてから、ようやく国民の声に配慮するとはどうなっているのだ。

 首相は新型コロナ変異種確認を例示し「国民の皆さんの不安が高まっている現状を重く受け止めている」と理由を説明した。

 これは、共同通信が配信した記事から抜粋した。

 酒楽は聞きたい。では、今までは誰の声を聴いていたのだ。それまで、国民の声は、総理に届いていなかったのか?

 しかも説明はそれだけか?国民が何に不安を感じているのか知っているなら、その不安を払拭するため、何をどのようにするのか、理由を付して説明すればいいではないか。

 相変わらず奥歯に物の挟まった表現に終始している。後手後手の対応だ。君子は豹変するものなので、いい方向に方針転換したのはいいことだと酒楽も思う。

 緊急事態宣言の対象地域も増やした。でもね、誰が判断して、誰が決めているのだろう。

 首都圏1都3県の知事から要請を受けて始まった緊急事態宣言の対象地域は、現状、各都道府県知事からの要請に政府が後追い認可しているように見えるのだが。

 これでは政府不在だ。既に当事者能力を失っている。二言目には、専門家の意見を聞いて、適切に処置する、というのが決まり文句だ。そこに政府判断の欠片もない。政府の責任感は国民には全く見えない。これでは、総理の言うように、国民が不安を抱き、不満を訴えるのも当たり前だ。

 早晩、菅政権は退陣せざるを得ないだろう。誰が見ても、菅さんは総理不適だ。

 来週、バイデンが米国大統領に就任し、菅政権が引き続き政権を運営しているという状況は、悪夢以外の何物でもない。ああ、(立憲)民主党よりはいいか。

 派閥力学によって、バランスの上に成り立っている菅政権は、かつての短命内閣の連続を想起させる。戦犯は、派閥の長だ。奴らは、陰に隠れて、総理を操り、責任逃れをしつつ、各種利益団体の意見を代表して動いているのだ。

 昭和を思い出す。だが、あの頃は、派閥の長は、もっと過激だった。それはまだしも、過酷な権力闘争が、真剣な政策遂行の基盤になっていたという、逆説的な政治状況だった。問題はいくつもあったが。

 現在の自民党政権は、圧倒的な議席を背景に、危機感がまるでない。だが、国民は見ているぞ。背後に隠れていても見えてるぞ。


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