2か月ほど前のことだ。親戚を訪問するにあたり、手土産を何にするか、にょうぼと思案中。場所は、某有名デパートの地下、つまりデパ地下だった。
いついっても、似たり寄ったりで結構頭を悩ますのである。ゆるゆるといろいろなお店を見て回っていると、果物売り場があった。何気なしに見ていると、立派なシャインマスカットが鎮座していた。

あらー、これいいんじゃない、とにょうぼ。うん、いいんじゃね、と酒楽。珍しく一発で意見が一致した。
長年一緒に暮らしているから、お互いの好みをよく知っていて、一発で、バシーンと意見が一致、するかと思うのだが、そうでもない。おっ、余計なことだった。
さて、その果物屋はテナントだったらしく、店員さんが「これはおいしくていい葡萄ですよ♪」というのである。店員さんは、お年を召したお婆さんだった。
さて、にょうぼは、どれにしようかとマスカットを物色中。しばし、思案の後、「これにします」と決めたようだ。「はい、ありがとうございます。ではあっちのレジまでお願いします」
そして、レジで支払いの段になった時、事件は起きた。
酒楽は、〇〇Payでお願いします、と言った。

すると、お婆さんは固まってしまった。ちょっと驚いたような困ったような顔をして、後ろを向いて、若い女性の店員さんに向かって「Payだって!」と言ったのだった。
つまり、お婆さんは、現金くらいならそのままお勘定ができたのだろうが、〇〇Payは操作の仕方がわからないので、お勘定ができないのだろう。それは、確かにお年寄りには難しいのかもしれない。
気の毒になって、しばし待ったのだった。思い出したのはこれだった。そして、それ以外も思い出した。
その「Payだって」というのが、酒楽には「ぺーだって」に聞こえたのである。
「ぺー」?今、ぺーって言った?いや、そんな筈はないよな。
もちろん、口に出していったわけではない。でも、ぺー?
まあ、田舎育ちの酒楽には、ぺーと言われても仕方のないところはある。いつも、にょうぼには、馬鹿にされているからだ。酒楽さん、今の発音違うよ~♪などと言ってはからかわれているのだ。
でも、見ず知らずのお婆さんに馬鹿にされるいわれはない。
結局、酒楽は、何も言わずに素直に、〇〇Payで若い女性店員に支払いを済ませて店を後にした。
で、後でにょうぼに聞いてみた。
「なあ、あの婆さん、ぺーって言わなかった?」
「私もぺーって聞こえた。でもPayのことじゃない?」
「そーだよなー」
そうなのだ、田舎者の劣等感は、Payがぺーに聞こえてしまうのである。あー、いやだ、田舎者は(;_;)どうやって、家に帰ってきたか覚えていない。
<PS>
時代の波はいろいろなところに押し寄せている。百金は、現金オンリーだったのだが、最近Payやクレジットカード、交通系電子マネーなどが使える店が出てきた。時代の波に抗しきれず、やむなく導入したのだろう。だが、百金は、全国展開しているところが多いので、比較的負担は小さいのかもしれない。
中小の美容・理容師さんは、大変だ。未だに現金主義が多い。あと中小のクリーニング店も。一度導入すると、もう現金に戻すことは難しい。機種更新の際には、手数料の値上げを要求される。抗し難い。彼らの悩みの声が聞こえる。だが彼らもおそらく時代の波に抗しきれず、QRコード決済をいずれ導入するだろう。なら早いほうがいい。
あるホームセンターに行ったら、セルフレジにはお客が並んでいるのだが、人間のレジには誰もお客さんがいなかった。レジ係の女性店員は、暇そうにしている。いずれ彼女たちは解雇されるかもしれない。時代の波は静かに大きく流れてきている。固まる店員さんは、いずれ淘汰されるだろう。
酒楽も気を付けないと危ない。淘汰されないようにしなければ(゚△゚;ノ)ノ
いついっても、似たり寄ったりで結構頭を悩ますのである。ゆるゆるといろいろなお店を見て回っていると、果物売り場があった。何気なしに見ていると、立派なシャインマスカットが鎮座していた。

あらー、これいいんじゃない、とにょうぼ。うん、いいんじゃね、と酒楽。珍しく一発で意見が一致した。
長年一緒に暮らしているから、お互いの好みをよく知っていて、一発で、バシーンと意見が一致、するかと思うのだが、そうでもない。おっ、余計なことだった。
さて、その果物屋はテナントだったらしく、店員さんが「これはおいしくていい葡萄ですよ♪」というのである。店員さんは、お年を召したお婆さんだった。
さて、にょうぼは、どれにしようかとマスカットを物色中。しばし、思案の後、「これにします」と決めたようだ。「はい、ありがとうございます。ではあっちのレジまでお願いします」
そして、レジで支払いの段になった時、事件は起きた。
酒楽は、〇〇Payでお願いします、と言った。

すると、お婆さんは固まってしまった。ちょっと驚いたような困ったような顔をして、後ろを向いて、若い女性の店員さんに向かって「Payだって!」と言ったのだった。
つまり、お婆さんは、現金くらいならそのままお勘定ができたのだろうが、〇〇Payは操作の仕方がわからないので、お勘定ができないのだろう。それは、確かにお年寄りには難しいのかもしれない。
気の毒になって、しばし待ったのだった。思い出したのはこれだった。そして、それ以外も思い出した。
その「Payだって」というのが、酒楽には「ぺーだって」に聞こえたのである。
「ぺー」?今、ぺーって言った?いや、そんな筈はないよな。
もちろん、口に出していったわけではない。でも、ぺー?
まあ、田舎育ちの酒楽には、ぺーと言われても仕方のないところはある。いつも、にょうぼには、馬鹿にされているからだ。酒楽さん、今の発音違うよ~♪などと言ってはからかわれているのだ。
でも、見ず知らずのお婆さんに馬鹿にされるいわれはない。
結局、酒楽は、何も言わずに素直に、〇〇Payで若い女性店員に支払いを済ませて店を後にした。
で、後でにょうぼに聞いてみた。
「なあ、あの婆さん、ぺーって言わなかった?」
「私もぺーって聞こえた。でもPayのことじゃない?」
「そーだよなー」
そうなのだ、田舎者の劣等感は、Payがぺーに聞こえてしまうのである。あー、いやだ、田舎者は(;_;)どうやって、家に帰ってきたか覚えていない。
<PS>
時代の波はいろいろなところに押し寄せている。百金は、現金オンリーだったのだが、最近Payやクレジットカード、交通系電子マネーなどが使える店が出てきた。時代の波に抗しきれず、やむなく導入したのだろう。だが、百金は、全国展開しているところが多いので、比較的負担は小さいのかもしれない。
中小の美容・理容師さんは、大変だ。未だに現金主義が多い。あと中小のクリーニング店も。一度導入すると、もう現金に戻すことは難しい。機種更新の際には、手数料の値上げを要求される。抗し難い。彼らの悩みの声が聞こえる。だが彼らもおそらく時代の波に抗しきれず、QRコード決済をいずれ導入するだろう。なら早いほうがいい。
あるホームセンターに行ったら、セルフレジにはお客が並んでいるのだが、人間のレジには誰もお客さんがいなかった。レジ係の女性店員は、暇そうにしている。いずれ彼女たちは解雇されるかもしれない。時代の波は静かに大きく流れてきている。固まる店員さんは、いずれ淘汰されるだろう。
酒楽も気を付けないと危ない。淘汰されないようにしなければ(゚△゚;ノ)ノ
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