海自護衛艦「むらさめ」、中東から横須賀帰港 派遣3陣2021.2.11 15:49 産経新聞
https://www.sankei.com/politics/news/210211/plt2102110013-n1.html
海上自衛隊の中東派遣第3陣として、日本関係船舶の安全確保のため情報収集活動に当たった護衛艦「むらさめ」が11日、海自横須賀基地(神奈川県横須賀市)に帰港した。防衛省設置法の「調査・研究」を根拠とする長期航行として、オマーン湾やアラビア海北部で活動。現地で、大湊基地(青森県むつ市)を出港した「すずなみ」に任務を引き継いだ。
横須賀基地で開かれた帰国行事では、岸信夫防衛相が「インド太平洋地域の平和と安全を守るわが国の意思を形にした。大変誇りに思う」と述べた。
海自護衛艦「むらさめ」の艦長以下の乗組員の諸君お疲れさまでした。中東での任務を完遂し、無事帰国したことに敬意を表したいと思う。ご苦労様!
かつてアフガン戦争を米国が遂行していた時、海上自衛隊は、インド洋沖で米軍艦船等に対する給油任務を遂行していた。米国のアフガン戦争の兵站の一翼を担い、米国の国益確保に貢献し、我が国のインド洋におけるプレゼンスを象徴していた。
あろうことか、民主党政権は、その命令を破棄し、海自艦船の帰国を命じた。同盟国米国は、失望しただろう。日米同盟最大の危機だった。

護衛艦むらさめ 画像はWikiから引用
その後、アデン湾における海賊対処のため、海上自衛隊が展開し、再び中東に我が国のプレゼンスが実行された。今回の情報収集活動は、ペルシャ湾におけるイランの脅威に対処するのが本来の目的だ。
ただ、イランと我が国の関係を毀損しないために、ペルシャ湾そのものではなく、オマーン湾やアラビア海北部で活動となった。我が国の国益と日米同盟の信頼性維持のためのぎりぎりの選択だったのだろう。
いずれにしても、任務は続行されており、中東における我が国のプレゼンスは引き続き維持され、国益に寄与している。
帝国海軍の伝統を引き継ぐ海上自衛隊に幸あれ。護衛艦むらさめに感謝申し上げねばなるまい。ありがとう、そしてご苦労様。
<PS>
伝統墨守唯我独尊。海上自衛隊の別称だ。さてこの言葉は、海上自衛隊を揶揄しているのか、称賛しているのか、意見の分かれるところだろう。
陸上自衛隊、航空自衛隊に比べると、海上自衛隊に旧軍の伝統というべきか、しきたりというべきか、その遺産というか伝統が色濃く残されているのは事実だろう。
様式の美、海軍魂という面から見た時、海上自衛隊の存在は、異彩を放ち、輝いて見える。だが、伝統を重んじるあまり、唯我独尊、官尊民卑のようなところがあるのは、これまた事実だ。
海自将兵は尊大だ、という声はよく耳にする。そこが唯一の欠点か。問題点を指摘されても、なかなか改善できないところが大きな問題だと酒楽は思料するものである。
いずれにしても、海軍の平時における真価は、海上におけるプレゼンスだ。
https://www.sankei.com/politics/news/210211/plt2102110013-n1.html
海上自衛隊の中東派遣第3陣として、日本関係船舶の安全確保のため情報収集活動に当たった護衛艦「むらさめ」が11日、海自横須賀基地(神奈川県横須賀市)に帰港した。防衛省設置法の「調査・研究」を根拠とする長期航行として、オマーン湾やアラビア海北部で活動。現地で、大湊基地(青森県むつ市)を出港した「すずなみ」に任務を引き継いだ。
横須賀基地で開かれた帰国行事では、岸信夫防衛相が「インド太平洋地域の平和と安全を守るわが国の意思を形にした。大変誇りに思う」と述べた。
海自護衛艦「むらさめ」の艦長以下の乗組員の諸君お疲れさまでした。中東での任務を完遂し、無事帰国したことに敬意を表したいと思う。ご苦労様!
かつてアフガン戦争を米国が遂行していた時、海上自衛隊は、インド洋沖で米軍艦船等に対する給油任務を遂行していた。米国のアフガン戦争の兵站の一翼を担い、米国の国益確保に貢献し、我が国のインド洋におけるプレゼンスを象徴していた。
あろうことか、民主党政権は、その命令を破棄し、海自艦船の帰国を命じた。同盟国米国は、失望しただろう。日米同盟最大の危機だった。

護衛艦むらさめ 画像はWikiから引用
その後、アデン湾における海賊対処のため、海上自衛隊が展開し、再び中東に我が国のプレゼンスが実行された。今回の情報収集活動は、ペルシャ湾におけるイランの脅威に対処するのが本来の目的だ。
ただ、イランと我が国の関係を毀損しないために、ペルシャ湾そのものではなく、オマーン湾やアラビア海北部で活動となった。我が国の国益と日米同盟の信頼性維持のためのぎりぎりの選択だったのだろう。
いずれにしても、任務は続行されており、中東における我が国のプレゼンスは引き続き維持され、国益に寄与している。
帝国海軍の伝統を引き継ぐ海上自衛隊に幸あれ。護衛艦むらさめに感謝申し上げねばなるまい。ありがとう、そしてご苦労様。
<PS>
伝統墨守唯我独尊。海上自衛隊の別称だ。さてこの言葉は、海上自衛隊を揶揄しているのか、称賛しているのか、意見の分かれるところだろう。
陸上自衛隊、航空自衛隊に比べると、海上自衛隊に旧軍の伝統というべきか、しきたりというべきか、その遺産というか伝統が色濃く残されているのは事実だろう。
様式の美、海軍魂という面から見た時、海上自衛隊の存在は、異彩を放ち、輝いて見える。だが、伝統を重んじるあまり、唯我独尊、官尊民卑のようなところがあるのは、これまた事実だ。
海自将兵は尊大だ、という声はよく耳にする。そこが唯一の欠点か。問題点を指摘されても、なかなか改善できないところが大きな問題だと酒楽は思料するものである。
いずれにしても、海軍の平時における真価は、海上におけるプレゼンスだ。
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