【新聞に喝!】米国は本当に尖閣を守るのか インド太平洋問題研究所理事長・簑原俊洋
2021.2.14 10:00 産経新聞
https://www.sankei.com/column/news/210214/clm2102140004-n1.html
インド太平洋問題研究所理事長・簑原俊洋氏が産経新聞に寄稿した記事の表題は刺激的である。
「米国は本当に尖閣を守るのか」という表題だ。酒楽は、度々尖閣問題に言及しているが、問題の本質の一端がこの米国の覚悟についてだ。
そして、酒楽の主張は全く逆だ。蓑原氏も指摘されているように、そもそも我が国が、尖閣を守る覚悟を示さなければならないのだ。こんな当たり前のことを言わなければならない現状にも酒楽は不満がある。
自分の国は自分で守る。これが世界共通の認識だ。だが我が国にあっては、そうではない。米国の政権が変わるたびに、尖閣が日米安保条約に該当するのかを確認し、安心するのが常なのだ。
恥ずべき限りだと酒楽は思う。米国の新政権が、一言でも言葉を濁した瞬間、尖閣は中国に奪われるだろう。日本人に覚悟がないからだ。
対馬に対馬警備隊があるように、尖閣諸島に尖閣警備隊を編成して、常駐させればよかろう。それが国を守る気概であり、米国にも中国にも我が国の防衛意志が正確に伝わるのだ。

写真は皇居お堀の白鳥です。記事とは関係ありません。
尖閣に公務員を常駐させるといった前総理安倍さんの約束はどうなったのだ?
尖閣に、尖閣警備隊を常駐させれば、その覚悟は、すぐに米国に伝わるだろう。結果、米政権が変わるたびにオウム返しのように言っていた、米国は尖閣を守るのか?という質問は消滅し、護るのが当然、言うまでもない、とこうなるのである。
蓑原氏の指摘する通りだ。我が国が自らの国を守る覚悟も示さないのに、同盟国日本のために米国軍人の命を捧げるわけがないではないか。必ず米国世論が沸騰し、我が国が窮地に陥るのは目に見えている。
中国は、日本人の覚悟を見極めているのだ。
尖閣警備隊が編成され、尖閣に常駐するようになれば、中国に明確に意思を示すことになる。
守備隊長以下は、当然自衛官で編成されようが、中央省庁の文官も常駐させるべきだ。特に、外務省、防衛省、財務省、国交省などが対象だ。
そういう体制を整えた場合、中国は簡単に尖閣に侵攻することはできなくなる。侵攻すれば、必ず米国が出てくる。最早米国は逃げられない。これで尖閣警備隊を見殺しにすれば、同盟は破棄され、米国の覇権国としての威信は地に堕ちる。他の同盟国も動揺するだろう。だから、必ず米国は我が国とともに尖閣防衛作戦に加担するのだ。
尖閣に侵攻すれば、米軍が出てくると予想され、中国は当面尖閣侵攻をあきらめざるを得ない。尖閣警備隊を攻撃すれば、世界中から非難され、中国は窮地に陥るだろう。仮に、尖閣警備隊に人的被害が出れば、日本の国論も沸騰するだろう。
海の上の孤島である尖閣の防衛を命ぜられた自衛官は、おそらく死ぬまで戦うだろう。それが自衛官だ。いつでも死ぬ覚悟はできている。
身の危険を顧みず責務の完遂に努めることを誓っているからだ。これが侍の末裔である自衛官の矜持というものだ。
<PS>
本文では触れていないが、外務省、防衛省、財務省、国交省のお役人を常駐させるのには理由がある。
まず、国家防衛の現実を身をもって体験してもらうことだ。机に座って、真夜中まで仕事をしても、現場の厳しさを実感することは困難だ、
外国の脅威の実態を身をもって体験してもらうことは、国家百年の計だ。
個別に言えば、腰抜けの外務官僚、国交省官僚が、現場の脅威を目の当たりにして、外交に反映してもらいたいこと。防衛省も基本的に同じl
財務省には、現場の実態を知ってもらい、防衛費倍増を実現してもらう。当然、所管の大臣、副大臣、政務官及び政務次官、事務次官などは、現場を視察してもらう。隊員と同じ宿舎に起居し、監視任務も体験してもらう。
そうまでしないと、我が国の防衛環境の厳しさを理解できないだろう。ついでに予算委員会の野党メンバーも招待すればいい。来ないだろうけど。こなければこないで「 腰抜け」と新聞に書けばいい。産経さんお願いね。
そうだ忘れていた。朝日新聞の記者も取材に同行させればいい。
2021.2.14 10:00 産経新聞
https://www.sankei.com/column/news/210214/clm2102140004-n1.html
インド太平洋問題研究所理事長・簑原俊洋氏が産経新聞に寄稿した記事の表題は刺激的である。
「米国は本当に尖閣を守るのか」という表題だ。酒楽は、度々尖閣問題に言及しているが、問題の本質の一端がこの米国の覚悟についてだ。
そして、酒楽の主張は全く逆だ。蓑原氏も指摘されているように、そもそも我が国が、尖閣を守る覚悟を示さなければならないのだ。こんな当たり前のことを言わなければならない現状にも酒楽は不満がある。
自分の国は自分で守る。これが世界共通の認識だ。だが我が国にあっては、そうではない。米国の政権が変わるたびに、尖閣が日米安保条約に該当するのかを確認し、安心するのが常なのだ。
恥ずべき限りだと酒楽は思う。米国の新政権が、一言でも言葉を濁した瞬間、尖閣は中国に奪われるだろう。日本人に覚悟がないからだ。
対馬に対馬警備隊があるように、尖閣諸島に尖閣警備隊を編成して、常駐させればよかろう。それが国を守る気概であり、米国にも中国にも我が国の防衛意志が正確に伝わるのだ。

写真は皇居お堀の白鳥です。記事とは関係ありません。
尖閣に公務員を常駐させるといった前総理安倍さんの約束はどうなったのだ?
尖閣に、尖閣警備隊を常駐させれば、その覚悟は、すぐに米国に伝わるだろう。結果、米政権が変わるたびにオウム返しのように言っていた、米国は尖閣を守るのか?という質問は消滅し、護るのが当然、言うまでもない、とこうなるのである。
蓑原氏の指摘する通りだ。我が国が自らの国を守る覚悟も示さないのに、同盟国日本のために米国軍人の命を捧げるわけがないではないか。必ず米国世論が沸騰し、我が国が窮地に陥るのは目に見えている。
中国は、日本人の覚悟を見極めているのだ。
尖閣警備隊が編成され、尖閣に常駐するようになれば、中国に明確に意思を示すことになる。
守備隊長以下は、当然自衛官で編成されようが、中央省庁の文官も常駐させるべきだ。特に、外務省、防衛省、財務省、国交省などが対象だ。
そういう体制を整えた場合、中国は簡単に尖閣に侵攻することはできなくなる。侵攻すれば、必ず米国が出てくる。最早米国は逃げられない。これで尖閣警備隊を見殺しにすれば、同盟は破棄され、米国の覇権国としての威信は地に堕ちる。他の同盟国も動揺するだろう。だから、必ず米国は我が国とともに尖閣防衛作戦に加担するのだ。
尖閣に侵攻すれば、米軍が出てくると予想され、中国は当面尖閣侵攻をあきらめざるを得ない。尖閣警備隊を攻撃すれば、世界中から非難され、中国は窮地に陥るだろう。仮に、尖閣警備隊に人的被害が出れば、日本の国論も沸騰するだろう。
海の上の孤島である尖閣の防衛を命ぜられた自衛官は、おそらく死ぬまで戦うだろう。それが自衛官だ。いつでも死ぬ覚悟はできている。
身の危険を顧みず責務の完遂に努めることを誓っているからだ。これが侍の末裔である自衛官の矜持というものだ。
<PS>
本文では触れていないが、外務省、防衛省、財務省、国交省のお役人を常駐させるのには理由がある。
まず、国家防衛の現実を身をもって体験してもらうことだ。机に座って、真夜中まで仕事をしても、現場の厳しさを実感することは困難だ、
外国の脅威の実態を身をもって体験してもらうことは、国家百年の計だ。
個別に言えば、腰抜けの外務官僚、国交省官僚が、現場の脅威を目の当たりにして、外交に反映してもらいたいこと。防衛省も基本的に同じl
財務省には、現場の実態を知ってもらい、防衛費倍増を実現してもらう。当然、所管の大臣、副大臣、政務官及び政務次官、事務次官などは、現場を視察してもらう。隊員と同じ宿舎に起居し、監視任務も体験してもらう。
そうまでしないと、我が国の防衛環境の厳しさを理解できないだろう。ついでに予算委員会の野党メンバーも招待すればいい。来ないだろうけど。こなければこないで「 腰抜け」と新聞に書けばいい。産経さんお願いね。
そうだ忘れていた。朝日新聞の記者も取材に同行させればいい。
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