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国民は誰に訴えればいいのだ

放火殺人 男に無期懲役判決 奈良 2021.2.26 産経新聞
https://www.sankei.com/affairs/news/210226/afr2102260018-n1.html

 放火殺人事件の判決が下った。無期懲役である。

 死者は1名。永山基準のとおりだ。ここでも遺族の感情は無視された。そして、刑法の規定も無視された。

山岡さんの父、康了さんは判決後、「私たち家族が求めた死刑判決が下されなかったことは残念でならない。被告人には一生をかけて罪を償わせてほしい」とコメントした。

 遺族のこの言葉がすべてを語っている。殺人を犯しても死刑にならない国家に日本はいつなったのだ?家名を再興させるために地の果てまで仇を追い、仇討をした日本古来の価値観は崩壊したのか。

 今回の判決で、酒楽が憤っているのは、判決だけではない。求刑がそもそも無期懲役だったことに対してだ。

 法の番人は、検察官であり、裁判官だ。この両者が、いずれも最初から死刑を除外しているのだ。これでいいのか?

 火付け盗賊改め長谷川平蔵こと鬼平が、墓場の中で嘆いているぞ。

 遺族の無念を思うと、同情を禁じえない。殺人を犯した者は死刑に処するという、刑法の規定が、永山基準によって、無視されるようになった。それに、検察まで加担するようになった。

 おかしいとは思わないのか。こういうなし崩しに法体系が無視されていけば、いずれ、わが日本は、法治国家ではなくなる、そういうことなのだ。
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 法曹を司る裁判官も検察官も、我が国の歴史と文化を破壊していることに気が付かない。将来、日本の治安はますます悪化するだろう。殺人を犯しても、無期懲役で済み、いずれ娑婆に復帰できる。

 こういう無法を許していいのか?行きつく先は無法国家、志那と同じになってしまうぞ。

 酒楽は思う。裁判官も検察官も無責任だ。永山基準の背景はこうだ。

 究極の刑である死刑は、慎重であらねばならない。それは誤審によって誤って命を奪ってしまうからだ。その責任は検察官と裁判官にある。

 だから死刑については慎重であらねばならない。ここまではいい。

 だが、だからと言って、一人殺害を死刑にしないというのは、裁判官の責任逃れと言われても反論できまい。

 そういうことだ。裁判官の責任逃れの基準が永山基準なのだ。仮に誤審があったとしても、死刑にしていないから安心できるのだ。誰が?裁判官がだ。

 だが、誤審ではない、明らかに死刑に相当する大多数の犯罪人を無期懲役にして、最終的には社会復帰させている現状をどうするのだ?

 酒楽の怒りはここにある。そして、裁判官だけではなく、検察官までぐるになって、無責任を働くようになっている。

 我が国の法治は崩壊に向かって進んでいる。偏に法曹界の無責任によって。酒楽は警鐘を鳴らしたい。我が国の将来が危ういと。

 いったい誰に訴えればいいのだ?この悲痛な叫びを。裁判官も検察官も責任を逃れるため無視するのか?

<PS>
 何故誰も声を挙げなないのだろう。不思議だ。

 光母子殺人事件は、厳密な意味では永山基準に該当しないが、遺族の「どんな手段を使ってでも被告を殺す」という発言が被告の死刑の後押しになったと、報道されている。

 ここにも重大な問題が潜んでいる。被害者の遺族の声が判決に影響することだ。声が大きい方が勝つのか?

 日本の司法には、いろいろな問題点があると酒楽は思っている。ふだん、裁判の結果に、国民は大きな関心を示さないが、ひそかに、着実に法治の根幹が崩壊しつつあるのだ。

 江戸時代や西部劇の世界に戻りたくはないと酒楽は思っている。
 
 
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