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朝日新聞は中国メディアか

尖閣諸島、浪高し!~中国海警法から1カ月、日本には唯一“戦略的臥薪嘗胆”の道①
漁船追尾、「危害射撃」、様相は「開戦前夜」
朝日新聞デジタル 論座  2021年03月11日 甘粕代三 売文家
https://webronza.asahi.com/politics/articles/2021030900003.html

甘粕代三
1960年東京生まれ。早大在学中に中国政府給費留学生として2年間中国留学、卒業後、新聞、民放台北支局長などをへて現業。時事評論、競馬評論を日本だけでなく中国・台湾・香港などでも展開中。(朝日新聞)
甘粕代三
1960年、東京生まれ。高校時代から競馬にのめりこむ。
早稲田大学第一文学部卒。在学中に中国政府官費留学生。卒業後、東京新聞記者、テレビ朝日記者、同ディレクター、同台北開設支局長などを務める。(競馬プロ予想MAX)

 朝日新聞に論座というコーナーがある。産経新聞で言うと正論に該当するのだろうか。

 その論座に尖閣諸島を巡る中国と日本政府の対応について甘粕代三なる人物が寄稿している。記事は不必要に長いのだが、記事の内容にはなかなか興味を惹かれることが書いてある。

 記事を読んでの感想だが、主語は誰だ?ということだった。甘粕氏は経歴を見ると日本人のようだが、書いている記事の主張は、どうやら中国政府の意志を肯定的に引用しているように思えた。

 逆に我が国、つまり日本政府の対応はよくない、良くない理由は、中国の主権を犯しているから、というものだ。

 記事の内容を紹介するつもりはない。無駄に長く、論旨は支離滅裂だ。部分的には正しい事実を記述しているのだが、恣意的に解釈し、中国の主張を肯定し、日本政府は中国の言うことを聞いた方がいい、みたいな書き方になっている。

 立ち位置に疑問を持ったので、冒頭に甘粕氏の経歴を掲載したのは、そういう理由だ。

 そして、甘粕氏の立ち位置もさることながら、掲載しているのは朝日新聞だ。日本のメディアだったな?と疑問を持った。

 先日朝日新聞は、ちょうにちしんぶん、朝鮮日報日本支局ではないかと揶揄したのだが、この記事を読むと、それは間違いだったようだ。

 新華社日本支局、これが正しいようだ。

 冗談はさておき、甘粕氏の記事は、中国の尖閣侵攻・奪取を容易にするためのプロパガンダ以外の何物でもない。日本政府、米国政府の弱腰を批判しつつ、日本は戦略的臥薪嘗胆を貫くべきだと主張し、中国の尖閣侵攻の優先順位は低い、日米の警戒心を欺くような記述になっている。

 中国が尖閣を欲しがるのは二つの理由があると思われる。

 一つは、尖閣周辺海域に油田が存在する可能性だ。

 二つ目は、台湾進攻のために尖閣が必要だということだ。

 中国ウオッチャー第一人者の石平氏が、先日産経新聞に寄稿された記事を拝見すると、習近平は、皇帝を目指しており、そのために必要なものは権威であり、それを裏付ける「戦果」が必要だと主張されている。

 そして、その戦果として最大のものは、台湾併合である。そのために、着々と軍備を増強し、関係諸国の分断を図り、台湾侵攻を準備している。

 台湾侵攻にあたり、最大の障害は米国だ。政治的にも軍事的にも。そして軍事的な面で言うと、尖閣諸島の重要性が明らかになってくる。
K10012489361_2007011140_2007011219_01_04.jpg

 地図を見れば一目瞭然。尖閣を支配した側が台湾周辺の戦闘で有利になるのは明らかだ。

 だから、中国は執拗に尖閣の主権を主張し、隙あらば尖閣奪取を試みようとしているのである。

 朝日論座は、その中国の意図を汲み、中国の尖閣奪取が容易になるように意見を開陳しているのだ。

 甘粕氏は、その経歴から推測すれば、中国政府の意志を代弁しているのだ。そして、そういう人物の寄稿を掲載する朝日新聞の立ち位置は自ずと明らかである。
 
 
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