酒楽独語

　「ヴォクシーがゆく」の横須賀放浪者さんが、退職後の気持ちをブログにアップされていました。

　一晩寝たら景色が変わって見えたそうです。

　やっぱりねー。そうだと思いました。仕事を辞めるって、そういうことなんでしょうね。

　いや、誤解されないように申しますが、仕事がいやでいやでたまらない、とかそういうことではないのですよ。

　生きていくのは人間社会なので、一人で生きていけるわけではないですから、どうやったらうまく生きていけるかとか、普通の人間なら常識的に知っていて、浮世の義理を果たしながら、なんとか生きているわけです。

　もの心ついてから、いつもどこかに所属しているわけですね。小~中~高～大学～会社などです。

　何物にも束縛されない、というのは誰もが思う一つの夢ですが、一人で無人島とか、山奥のポツンと一軒家に住んで、自給自足の生活でもしなければ不可能ですね。

　もちろん、そういう生活を送っている方もいらっしゃるでしょうが、それはそれで別の困難が待ち受けていると思います。

　それは絶対的な孤独です。人間社会から離れたい、社会のしがらみから逃れたい、誰もが思うことですが、誰も話す相手がいないというのは、心を破壊します。

　これが人間ですよね。そして、家庭を営みながら、社会生活としての会社を退職し、晴れて自由の身になる、というのは、人間としてのささやかな喜び、なんだろうなと思う次第です。

　放浪者さんのブログを読んで、酒楽も嬉しくなってしまいました。何故なら、酒楽も2年後くらいには、いやでもそういう境遇になるからです。もっと早い方がいい、とは思いますが、なかなかそうも参らず、です。

　戻ります。景色が変わって見えるって、どんな風に見えるのだろうか。バラ色？たぶんそうなのでしょうね。新婚以来見たことが無いぞ。

　むーちんさんもちゃんとコメントしていましたね。どうやら、駆け足で東北を通り過ぎ、関東に入ったようです。次は、千葉か神奈川の島に渡るのかな？

＜ＰＳ＞
　ポツンと一軒家は面白いですね。一つ一つに人生があって。鬼滅の刃がヒットしたのは、剣士にも鬼にもそれぞれのヒストリーがあって、丁寧に書き込まれているところでしょうか。

　車中泊の旅を続けている人にもそれぞれの世界があって、ブログを読むのが楽しみです。

　もともとは、北海道に縁があるので、北海道ブログを読むのが趣味だったんだけど、一度乱入してきたむーちんさんにはまってしまいました。そこに登場してきたのが横須賀放浪者さんです。

　放浪の旅に出てみたい♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪