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儀式と文化

信任状捧呈式 宮内庁
信任状奉呈式
 ここのところ信任状奉呈式について、継続的にチェックしていたら、4月15日付人民網に、駐中国大使の信任状奉呈式の記事が掲載されていた。

 詳細は、人民網の記事を参照していただきたい。

 冒頭に、我が国の信任状奉呈式の様子を撮影した宮内庁の写真があったので引用させていただいた。

 おそらく、松間の間あたりで行われたのだろうと推察される。天皇陛下に信任状を奉呈する某国大使の姿がある。厳かな雰囲気である。そして、奉呈式は、1日2カ国が慣例であり、式そのものは、国ごとに別々に行われる。

信任状奉呈式馬車列
(Wikiから引用)
 こちらは、信任状奉呈式に向かう馬車列だ。新任の大使はこの馬車か車をどちらかで東京駅から皇居に向かう。ほとんどの大使は馬車を選ぶようだ。

 この古式ゆかしい馬車は、なかなか見られるものではない。いずれにしても、我が国の信任状奉呈式は、伝統に則り、厳かに、古式ゆかしく行われる。そして、受け取るのは、世界最古の王朝を体現する天皇陛下である。

日本など29ヶ国の新任大使が習近平国家主席に信任状  2021年04月15日
http://j.people.com.cn/n3/2021/0415/c94474-9839404.html

 対して、中国の信任状奉呈式は、そうではないようだ。記事によると29カ国の新任大使の信任状奉呈式が行われたようだ。

 写真を見ると、中央に習近平中国国家主席が立ち、左右前列~後列に各国新任大使が居並んでいる。

 かつて、中国歴代王朝に朝貢に来た各国使節の代表も同じように並んだのだろうか。こちらは、各国を侍らせ、中国の権力を体現する国家主席が中心にいて、事大主義そのものだ。

 信任状奉呈式のやり方は、国々によって異なる。その国の歴史と伝統が素直に表れる。酒楽は、日本に生まれてよかったと、写真を見て思うのだ。

<PS>
 人民網の写真は、事大主義そのものだ。これが支那大陸四千年の歴史だ。

 そこに文化の香りはない。政治そのものだ。西安、洛陽、北京と権力の地は変遷しているが、権力のあり様も、儀式もいかにも支那だ。目に見える形で、権力を体現している。

 もっとも、それがグローバルスタンダードかもしれない。質素で、簡素で、極限まで無駄を省いて、本質を表そうとするのが大和の伝統である。他の国や文化にはない、大和の特色だ。

 我が国は、世界の文明から遠く離れ、最も近い文明である支那からも影響は受けたが、最小限にとどまり、独特な文化と歴史を刻んできた。

 それが、こういった儀式に現れる。日本人には何の違和感もないが、外国人には驚きのようだ。誇るべし、大和の歴史と文化を。
 
 
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