【主張】国民投票法の改正 本題の「憲法改正」へ進め
2021.5.7 産経新聞
https://www.sankei.com/politics/news/210507/plt2105070003-n1.html
自民、立憲民主両党の幹事長が6日の会談で合意した。同日の衆院憲法審査会は合意に基づき、立民が求めていた放送CM規制などの検討を付則に盛り込む修正を施し、改正案を可決した。
国民投票法の改正について、5月6日、自民党と立民が合意したと産経新聞が伝えている。
ところが、合意内容については、自民党が立民の主張を丸呑みしたとのみ報じられており、その詳細に触れているメディアはほとんどない。
ちなみに、合意内容で触れられているCM規制について、朝日毎日は規制すべきと主張している。
立民の主張するCM規制は、約2週間の選挙期間中は選挙に影響するCMを規制するというのが趣旨だ。
何故か?簡単に言えば、地上波その他のCMを行うには、資金が必要で、資金力に劣る立民は、CM合戦で負けることが確定しているため、CM規制をしないと、より負けてしまうことを恐れているとしか考えられない。
さて、酒楽は、立民の主張に危惧を覚えるものであるが、CMを野放図な状態に放置するのも問題があると思っている。
つまり、資金力が選挙を左右するなら、より資金力の大きい民間企業や篤志家の意見が政治に影響を与える公算が高いということになる。そこには、一定の歯止めが必要ではないかと考える次第である。
選挙期間中のCM規制には問題がある。有権者は、情報を欲しているのだ。それが、ネガティブキャンペーンでも何でもよろしい。地上波やネットで堂々とCMをすればいいのだ。何故ならば、CMそのものを規制することは、憲法が保障する言論の自由に抵触するからだ。立民の主張は、言論規制に他ならない。
ではどうすればいいのか?その資金調達を透明化することだ。
国務省出版物 早わかり「米国の選挙」 – 選挙資金 AMERICAN CENTER JAPAN
https://americancenterjapan.com/aboutusa/translations/2990/
AMERICAN CENTER JAPANというサイトがあり、主にアメリカのイベント・プログラム情報やアメリカに関する情報などをお届けしますと説明されている。
引用したのは、そのサイト内にある、とある記事である。簡単に言うと、アメリカの大統領選、上下両院議会選挙における選挙資金の透明化に関する説明だ。

これを読むと、1970年代から選挙資金に関する問題意識があり、途中公的な選挙資金による規制があったが、現在は、各陣営が、選挙活動委員会というものを立ち上げ、連邦選挙委員会(FEC)に届け出なければならない。
FECは、選挙資金の透明性だけを審査する機関だ。これにより、各陣営は、ルールに基づき選挙資金を調達し、ルールに基づいてCMを行う。それだけだ。当然、選挙期間中も大々的にCMを行う。
全てアメリカ流に倣えという訳ではないが、ルールの制定が民主的に行われるならば、非常にいい制度だと思う。
少なくとも、選挙期間中に有権者の欲する情報を止めてしまうCM規制には、酒楽は反対する。それは言論規制そのものだ。街頭演説はいいが、CMは駄目だ、という理論は成り立たない。
選挙期間中のCM規制の行き着く先は、言論規制になるだろう。それでは言論の自由を定めた憲法の精神に反するし、人の口に戸を立てるようなものだ。
資金をどれだけ集められるかは、ある程度有権者の支持率の割合に近くなるものと思う。だから、国民の支持を得られる主張をした側がより大きな資金を得ることができるのだ。
それを規制する理由はない。国民の支持を得られないと思っている側が規制したいだけだろう。立民に未来はない。
自民党は丸呑みしてまで、憲法改正を優先したようだが、少なくとも、何故丸呑みしたのか、憲法改正と引き換えに我々が何を失うことになるのかを国民に説明すべきだと思うのは酒楽だけか?
<PS>
GW期間中、予定通り、洗面所の改装と、洗面台の交換をしました。大変疲れましたが、成果はありました。
洗面所が明るくなり、壁紙が新しくなり、最新型の洗面台に変わりました。
壁紙は、酒楽とにょうぼ殿で張り替えました。ユーチューブの動画で確認しながら、以前の壁紙を剥がし、糊を壁に塗り、その上に新しい壁紙を張る作業です。
大変だったのは、壁紙を壁の形状に合わせて寸法通りに切ることと、張り合わせ部分をきれいに張り合わせること、空気が入らないようにすることなどでした。
張り合わせにはコツがあり、それも動画で確認しつつ、張ったのです。結果は上々です。
洗面台の交換に来た業者さんが、壁紙を見て「業者さんがやったんですか?」と聞いたくらいきれいに張り替えることができたのです。まあ、お世辞もあるでしょうが。
世の中が便利になったのだと思うのは、こういう情報が簡単に手に入ることです。人はいろいろな情報を入手したいと考えているわけです。それも良質な。
仮に良質でなくてもいいと思います。視聴者が自分で情報を取捨選択すればいいのですから。それを入り口の段階で規制するのは、言論統制なのですよ。国民を馬鹿にするようなものです。あなたに言われたくない(# ゚Д゚)
どちらを選ぶかの権利は、個人にあり、どんな情報であっても、ルールに則ったものならば受け入れるべきなのです。それがより良い方向に進む道しるべになるのですから。
意見を取捨選択するのも適者生存なのです。言論統制をして、人に目隠しをしてはなりません。
2021.5.7 産経新聞
https://www.sankei.com/politics/news/210507/plt2105070003-n1.html
自民、立憲民主両党の幹事長が6日の会談で合意した。同日の衆院憲法審査会は合意に基づき、立民が求めていた放送CM規制などの検討を付則に盛り込む修正を施し、改正案を可決した。
国民投票法の改正について、5月6日、自民党と立民が合意したと産経新聞が伝えている。
ところが、合意内容については、自民党が立民の主張を丸呑みしたとのみ報じられており、その詳細に触れているメディアはほとんどない。
ちなみに、合意内容で触れられているCM規制について、朝日毎日は規制すべきと主張している。
立民の主張するCM規制は、約2週間の選挙期間中は選挙に影響するCMを規制するというのが趣旨だ。
何故か?簡単に言えば、地上波その他のCMを行うには、資金が必要で、資金力に劣る立民は、CM合戦で負けることが確定しているため、CM規制をしないと、より負けてしまうことを恐れているとしか考えられない。
さて、酒楽は、立民の主張に危惧を覚えるものであるが、CMを野放図な状態に放置するのも問題があると思っている。
つまり、資金力が選挙を左右するなら、より資金力の大きい民間企業や篤志家の意見が政治に影響を与える公算が高いということになる。そこには、一定の歯止めが必要ではないかと考える次第である。
選挙期間中のCM規制には問題がある。有権者は、情報を欲しているのだ。それが、ネガティブキャンペーンでも何でもよろしい。地上波やネットで堂々とCMをすればいいのだ。何故ならば、CMそのものを規制することは、憲法が保障する言論の自由に抵触するからだ。立民の主張は、言論規制に他ならない。
ではどうすればいいのか?その資金調達を透明化することだ。
国務省出版物 早わかり「米国の選挙」 – 選挙資金 AMERICAN CENTER JAPAN
https://americancenterjapan.com/aboutusa/translations/2990/
AMERICAN CENTER JAPANというサイトがあり、主にアメリカのイベント・プログラム情報やアメリカに関する情報などをお届けしますと説明されている。
引用したのは、そのサイト内にある、とある記事である。簡単に言うと、アメリカの大統領選、上下両院議会選挙における選挙資金の透明化に関する説明だ。

これを読むと、1970年代から選挙資金に関する問題意識があり、途中公的な選挙資金による規制があったが、現在は、各陣営が、選挙活動委員会というものを立ち上げ、連邦選挙委員会(FEC)に届け出なければならない。
FECは、選挙資金の透明性だけを審査する機関だ。これにより、各陣営は、ルールに基づき選挙資金を調達し、ルールに基づいてCMを行う。それだけだ。当然、選挙期間中も大々的にCMを行う。
全てアメリカ流に倣えという訳ではないが、ルールの制定が民主的に行われるならば、非常にいい制度だと思う。
少なくとも、選挙期間中に有権者の欲する情報を止めてしまうCM規制には、酒楽は反対する。それは言論規制そのものだ。街頭演説はいいが、CMは駄目だ、という理論は成り立たない。
選挙期間中のCM規制の行き着く先は、言論規制になるだろう。それでは言論の自由を定めた憲法の精神に反するし、人の口に戸を立てるようなものだ。
資金をどれだけ集められるかは、ある程度有権者の支持率の割合に近くなるものと思う。だから、国民の支持を得られる主張をした側がより大きな資金を得ることができるのだ。
それを規制する理由はない。国民の支持を得られないと思っている側が規制したいだけだろう。立民に未来はない。
自民党は丸呑みしてまで、憲法改正を優先したようだが、少なくとも、何故丸呑みしたのか、憲法改正と引き換えに我々が何を失うことになるのかを国民に説明すべきだと思うのは酒楽だけか?
<PS>
GW期間中、予定通り、洗面所の改装と、洗面台の交換をしました。大変疲れましたが、成果はありました。
洗面所が明るくなり、壁紙が新しくなり、最新型の洗面台に変わりました。
壁紙は、酒楽とにょうぼ殿で張り替えました。ユーチューブの動画で確認しながら、以前の壁紙を剥がし、糊を壁に塗り、その上に新しい壁紙を張る作業です。
大変だったのは、壁紙を壁の形状に合わせて寸法通りに切ることと、張り合わせ部分をきれいに張り合わせること、空気が入らないようにすることなどでした。
張り合わせにはコツがあり、それも動画で確認しつつ、張ったのです。結果は上々です。
洗面台の交換に来た業者さんが、壁紙を見て「業者さんがやったんですか?」と聞いたくらいきれいに張り替えることができたのです。まあ、お世辞もあるでしょうが。
世の中が便利になったのだと思うのは、こういう情報が簡単に手に入ることです。人はいろいろな情報を入手したいと考えているわけです。それも良質な。
仮に良質でなくてもいいと思います。視聴者が自分で情報を取捨選択すればいいのですから。それを入り口の段階で規制するのは、言論統制なのですよ。国民を馬鹿にするようなものです。あなたに言われたくない(# ゚Д゚)
どちらを選ぶかの権利は、個人にあり、どんな情報であっても、ルールに則ったものならば受け入れるべきなのです。それがより良い方向に進む道しるべになるのですから。
意見を取捨選択するのも適者生存なのです。言論統制をして、人に目隠しをしてはなりません。
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