先日、「脳のチップとコンピューターが連動 マスク氏がブタでの実験を披露」という記事がBBCその他からリリースされた。
アメリカの起業家イーロン・マスク氏は29日、脳にチップを埋め込み、コンピューターと連動させる技術を発表した。オンラインで行われた会見では、ガートルードと名付けられたブタでの実験の成果が披露された。
マスク氏が所有するスタートアップ企業「ニューラリンク(NeuraLink)」は、昨年に臨床実験も開始している。
ニューラリンクの技術では、頭蓋骨に埋め込んだチップから神経の動きをコンピューターやスマートフォンに伝え、操作することを目指している。
マスク氏は、この技術がゆくゆくは認知症やパーキンソン病、脊髄損傷といった症状の治療に役立つと話している。
一方で長期的な目標として、マスク氏は人工知能(AI)の打倒を上げている。AIが強力になりすぎて人類にとって有害になる事態に備え、「超人的な認知」の時代を築くと述べている。
さて、画期的な実験です。この実験の最終目標は、コンピュータと生物(つまり人間)の脳を連結させるというものです。何故って?米国の著名な発明家レイ・カーツワイルがそう言っているからです。
少々説明が必要ですね。
レイ・カーツワイルは、現在、グーグルの研究開発陣の中に所属しているようです。
彼は、2007年に「ポストヒューマン誕生」という本を著しています。それによると、遅くとも2045年までには、コンピュータが人間の能力を超越するだろうと予言しています。これを技術的特異点(シンギュラリティ)と言います。それ以降、人間がいくら努力してもコンピュータに追いつくことはできないと。
チェス、将棋、囲碁が次々にコンピュータに追い越されたことを考えると、ほぼ間違いないでしょう。ですが、カーツワイルは、このようにも発言しています。人類とコンピュータは、融合する、と。
これは、どういうことかというと、人類は、脳内にチップを埋め込んだり、その他の方法で、生物学的脳から、いずれ、コンピュータと同じ、電子脳になり、コンピュータと一体化する、というものです。要するに、一方的にコンピュータが、人間を支配するようなことにはならず、いずれ、人類は電子脳になり、コンピュータと共存する未来が訪れるという訳です。イーロン・マスクのいう「超人的な認知」とは、おそらくこのことを意味しています。
何を言っているのか、よくわかりませんね。聞き流してもらって結構です。これは、酒楽のオタク的世界なので。
昨年、グーグルは、量子コンピュータの試作に成功し、これまでのスーパーコンピュータの性能を圧倒的に凌駕することに成功しました。カーツワイルは、近年、当初の予想を前倒しし、特異点は、早ければ、2020年代末にも訪れるかもしれないと発言しています。もうすぐそこです。驚きです。
今回のイーロン・マスクの実験は、カーツワイルの予想が現実になることを予想し、それに向けて研究開発を続けていると解釈するのが妥当です。グーグルと、イーロン・マスクの開発競争はますます激化するでしょう。実現しようとしている目標は異なりますが。すると、技術的特異点は、カーツワイルの言うように予想よりも早く訪れるかもしれません。それがいつになるかは、誰にも予想できないと思いますが、訪れた後の世界もまた予想は不可能です。かつて、WIERD.jpというサイトに興味深い記事を見つけました。今もあるかどうかわかりませんが。
特異点を超えたコンピュータから、人間を見ると、人間が猿を見るのと同じだと。最早、人間には理解の及ばない者が出現するだろうという訳です。
これ以上のコメントは控えます。どのような未来が訪れようと、私は好奇心を失うことはできません。近い未来に何が起きるのか?関心があるのは、人間として当然だと思います。
提供は、お気楽酒楽でした。
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アメリカの起業家イーロン・マスク氏は29日、脳にチップを埋め込み、コンピューターと連動させる技術を発表した。オンラインで行われた会見では、ガートルードと名付けられたブタでの実験の成果が披露された。
マスク氏が所有するスタートアップ企業「ニューラリンク(NeuraLink)」は、昨年に臨床実験も開始している。
ニューラリンクの技術では、頭蓋骨に埋め込んだチップから神経の動きをコンピューターやスマートフォンに伝え、操作することを目指している。
マスク氏は、この技術がゆくゆくは認知症やパーキンソン病、脊髄損傷といった症状の治療に役立つと話している。
一方で長期的な目標として、マスク氏は人工知能(AI)の打倒を上げている。AIが強力になりすぎて人類にとって有害になる事態に備え、「超人的な認知」の時代を築くと述べている。
さて、画期的な実験です。この実験の最終目標は、コンピュータと生物(つまり人間)の脳を連結させるというものです。何故って?米国の著名な発明家レイ・カーツワイルがそう言っているからです。
少々説明が必要ですね。
レイ・カーツワイルは、現在、グーグルの研究開発陣の中に所属しているようです。
彼は、2007年に「ポストヒューマン誕生」という本を著しています。それによると、遅くとも2045年までには、コンピュータが人間の能力を超越するだろうと予言しています。これを技術的特異点(シンギュラリティ)と言います。それ以降、人間がいくら努力してもコンピュータに追いつくことはできないと。
チェス、将棋、囲碁が次々にコンピュータに追い越されたことを考えると、ほぼ間違いないでしょう。ですが、カーツワイルは、このようにも発言しています。人類とコンピュータは、融合する、と。
これは、どういうことかというと、人類は、脳内にチップを埋め込んだり、その他の方法で、生物学的脳から、いずれ、コンピュータと同じ、電子脳になり、コンピュータと一体化する、というものです。要するに、一方的にコンピュータが、人間を支配するようなことにはならず、いずれ、人類は電子脳になり、コンピュータと共存する未来が訪れるという訳です。イーロン・マスクのいう「超人的な認知」とは、おそらくこのことを意味しています。
何を言っているのか、よくわかりませんね。聞き流してもらって結構です。これは、酒楽のオタク的世界なので。
昨年、グーグルは、量子コンピュータの試作に成功し、これまでのスーパーコンピュータの性能を圧倒的に凌駕することに成功しました。カーツワイルは、近年、当初の予想を前倒しし、特異点は、早ければ、2020年代末にも訪れるかもしれないと発言しています。もうすぐそこです。驚きです。
今回のイーロン・マスクの実験は、カーツワイルの予想が現実になることを予想し、それに向けて研究開発を続けていると解釈するのが妥当です。グーグルと、イーロン・マスクの開発競争はますます激化するでしょう。実現しようとしている目標は異なりますが。すると、技術的特異点は、カーツワイルの言うように予想よりも早く訪れるかもしれません。それがいつになるかは、誰にも予想できないと思いますが、訪れた後の世界もまた予想は不可能です。かつて、WIERD.jpというサイトに興味深い記事を見つけました。今もあるかどうかわかりませんが。
特異点を超えたコンピュータから、人間を見ると、人間が猿を見るのと同じだと。最早、人間には理解の及ばない者が出現するだろうという訳です。
これ以上のコメントは控えます。どのような未来が訪れようと、私は好奇心を失うことはできません。近い未来に何が起きるのか?関心があるのは、人間として当然だと思います。
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