引用はありません。独り言を呟いてみたいと思います。
そうですね。表題のとおり、酒楽の独り言というのが、当ブログの内容を現しています。
独り言ですから、誰に向かって言っているわけではありません。ただ、目の前にブログという便利なアイテムがあったので、世間様に向かって、独りごとを言うのも味があってよかろうかと思った次第です。
さて、オリンピックは無観客になりました。我が国政府の悪いところは、いやどの国も同じようなものだが、その経緯や理由をはっきり国民に言わないことだ。
民は由らしむべし,知らしむべからず
封建時代の政治原理の一つ。出典は『論語』泰伯編。「人民を従わせることはできるが,なぜ従わねばならないのか,その理由をわからせることはむずかしい」という意味である。つまり,人民は政府の法律によって動かせるかもしれないが,法律を読めない人民に法律をつくった理由を納得させることは困難である,といっているにすぎない。ところが江戸時代には,法律を出した理由など人民に教える必要はない,一方的に法律(施政方針)を守らせればよいという意味に解されて,これが政治の原理の一つとなった。
コトバンクからの引用です。今も変わりませんね。知らしむべからずなのです。お上体質は変わらずと言うべきでしょう。
ネットを見れば、その経緯や政府の意図を解釈した意見が山のようにあります。
でも政府からも東京都知事からも決定の経緯について、明らかにはされていません。
国民は正直欲求不満でしょう。何故無観客なのか?一言も語ろうとしない政府と都知事。メディアはそれについて、何の解説も無し。いいも悪いも言わない。これは、政府、都知事と、メディアの出来レースなのでしょう。
国民は置いてけぼり。酒楽は、発足以来、菅政権を支持してきたけど、今回の措置については、大いに不満がある。
プロ野球もJリーグも、その他のイベントも観客を入れていやっているのに、何故オリンピックだけは無観客なのか?それについて、明確には語らない政府、聞かないメディア。すっとぼけている都知事。
酒楽の解釈は、誰も責任を取ろうとしない結果がこれだというものです。政府が責任を取ろうとしない傾向は、最近ますます強くなった。それは、独裁を嫌い、強制を嫌う日本の文化が行きつく先なのかもしれない。
一部の反対がある限り、それを押し切ってでも実行しようとするものは、官民を分かたず存在しないのが、日本の風土だ。
東芝はその典型であり、その他の企業にも共通する特性だ。戦後の日本政府は、それでも硬骨漢がいた。岸信介がその代表だが。
命を懸けて、日米安保改定を成し遂げた。戦前も政府権力側にいた岸信介は、終戦後パージにあったが、見事に政界に復帰し、我が国を導いた。
それ以外はほとんどが無責任男だ。いちいち説明するのも無駄だ。独立を回復して以後、憲法を改正できなかったのは、吉田茂の無定見が原因だ。
非核3原則なる亡国の原則を生み出した佐藤栄作。沖縄復帰を実現したが、国の安全を蔑ろにし、あろうことかノーベル平和賞を受賞した。恥ずかしげもなく受賞したということは、自分が日本の歴史に負の遺産を残したという認識はなかったのだろう。
田中角栄は、首相辞任後、派閥の勢力を背景に、キングメーカーとして、長く政治を壟断した。今もその悪弊は残存していて、麻生をはじめとする派閥の長は、自分が総理大臣になるわけでもなく、自民党内に隠然たる勢力を築き、政府自民党を操っている。なお田中は、「相手の基地を攻撃することなく、もっぱらわが国土およびその周辺において防衛を行う」という勇み足答弁を行い、
(専守防衛とは抑止防衛 産経新聞【宮家邦彦のWorld Watch】(2020年7月23日)に掲載 https://cigs.canon/article/20200805_5274.html)
その後の我が国安全保障環境を決定的に不利な体勢にさせる原因を作った。
その悪影響は、民間にも及んでいる。日本の製薬メーカーが今回のコロナで、ワクチン開発に遅れを取ったのは、ワクチンによって訴えられるのに二の足を踏んだからだ。
厚労省は、同じく、責任を取りたくないものだから、徒に認可を遅らせようとした。結果、我が国は、自主ワクチンの開発に失敗し、日本人の命は、米英に握られることになった。
合意形成を重んずる文化を否定するわけではありません。それはそれで日本の良き文化だと思います。しかし、急を要する場合は、その文化は、命取りになるのです。蛮勇を振るって決断を行い、強制的に民を率い、救うことが重要なのです。だがそれをする勇気のある政治家がいないし、それを許す文化的背景がないというのが今の日本なのでしょう。
危ないと酒楽は思う。憲法一つ変えられない日本は、裏で誰が世論を誘導しているのかという事実を抜きにしても、日本人全体が危機感を持っていないことに危惧を覚える。
保守界隈は概ね理解しているものと思うが、「民」は理解していない。そして理解させようと努力しない政府、これが現在の日本だ。
国を挙げての無責任体制、これが現在の日本の立ち位置だろう。
民は由らしむべし,知らしむべからず
この言葉は、責任ある政府なら成り立つが、無責任政府なら、亡国の所業だ。
防衛白書が発表された。表紙がいいね。早速戦狼志那が噛みついてきた。志那はわかりやすくていい。白書については、後日論評したいが、一言で言えば、防衛省自衛隊は、中国人民解放軍と戦う覚悟を決めた、ということだ。ただし、日本国政府ではない。政府内には、妨害勢力が蔓延っていて、未だ一枚岩ではない。そこに我が国の困難がある。
そうですね。表題のとおり、酒楽の独り言というのが、当ブログの内容を現しています。
独り言ですから、誰に向かって言っているわけではありません。ただ、目の前にブログという便利なアイテムがあったので、世間様に向かって、独りごとを言うのも味があってよかろうかと思った次第です。
さて、オリンピックは無観客になりました。我が国政府の悪いところは、いやどの国も同じようなものだが、その経緯や理由をはっきり国民に言わないことだ。
民は由らしむべし,知らしむべからず
封建時代の政治原理の一つ。出典は『論語』泰伯編。「人民を従わせることはできるが,なぜ従わねばならないのか,その理由をわからせることはむずかしい」という意味である。つまり,人民は政府の法律によって動かせるかもしれないが,法律を読めない人民に法律をつくった理由を納得させることは困難である,といっているにすぎない。ところが江戸時代には,法律を出した理由など人民に教える必要はない,一方的に法律(施政方針)を守らせればよいという意味に解されて,これが政治の原理の一つとなった。
コトバンクからの引用です。今も変わりませんね。知らしむべからずなのです。お上体質は変わらずと言うべきでしょう。
ネットを見れば、その経緯や政府の意図を解釈した意見が山のようにあります。
でも政府からも東京都知事からも決定の経緯について、明らかにはされていません。
国民は正直欲求不満でしょう。何故無観客なのか?一言も語ろうとしない政府と都知事。メディアはそれについて、何の解説も無し。いいも悪いも言わない。これは、政府、都知事と、メディアの出来レースなのでしょう。
国民は置いてけぼり。酒楽は、発足以来、菅政権を支持してきたけど、今回の措置については、大いに不満がある。
プロ野球もJリーグも、その他のイベントも観客を入れていやっているのに、何故オリンピックだけは無観客なのか?それについて、明確には語らない政府、聞かないメディア。すっとぼけている都知事。
酒楽の解釈は、誰も責任を取ろうとしない結果がこれだというものです。政府が責任を取ろうとしない傾向は、最近ますます強くなった。それは、独裁を嫌い、強制を嫌う日本の文化が行きつく先なのかもしれない。
一部の反対がある限り、それを押し切ってでも実行しようとするものは、官民を分かたず存在しないのが、日本の風土だ。
東芝はその典型であり、その他の企業にも共通する特性だ。戦後の日本政府は、それでも硬骨漢がいた。岸信介がその代表だが。
命を懸けて、日米安保改定を成し遂げた。戦前も政府権力側にいた岸信介は、終戦後パージにあったが、見事に政界に復帰し、我が国を導いた。
それ以外はほとんどが無責任男だ。いちいち説明するのも無駄だ。独立を回復して以後、憲法を改正できなかったのは、吉田茂の無定見が原因だ。
非核3原則なる亡国の原則を生み出した佐藤栄作。沖縄復帰を実現したが、国の安全を蔑ろにし、あろうことかノーベル平和賞を受賞した。恥ずかしげもなく受賞したということは、自分が日本の歴史に負の遺産を残したという認識はなかったのだろう。
田中角栄は、首相辞任後、派閥の勢力を背景に、キングメーカーとして、長く政治を壟断した。今もその悪弊は残存していて、麻生をはじめとする派閥の長は、自分が総理大臣になるわけでもなく、自民党内に隠然たる勢力を築き、政府自民党を操っている。なお田中は、「相手の基地を攻撃することなく、もっぱらわが国土およびその周辺において防衛を行う」という勇み足答弁を行い、
(専守防衛とは抑止防衛 産経新聞【宮家邦彦のWorld Watch】(2020年7月23日)に掲載 https://cigs.canon/article/20200805_5274.html)
その後の我が国安全保障環境を決定的に不利な体勢にさせる原因を作った。
その悪影響は、民間にも及んでいる。日本の製薬メーカーが今回のコロナで、ワクチン開発に遅れを取ったのは、ワクチンによって訴えられるのに二の足を踏んだからだ。
厚労省は、同じく、責任を取りたくないものだから、徒に認可を遅らせようとした。結果、我が国は、自主ワクチンの開発に失敗し、日本人の命は、米英に握られることになった。
合意形成を重んずる文化を否定するわけではありません。それはそれで日本の良き文化だと思います。しかし、急を要する場合は、その文化は、命取りになるのです。蛮勇を振るって決断を行い、強制的に民を率い、救うことが重要なのです。だがそれをする勇気のある政治家がいないし、それを許す文化的背景がないというのが今の日本なのでしょう。
危ないと酒楽は思う。憲法一つ変えられない日本は、裏で誰が世論を誘導しているのかという事実を抜きにしても、日本人全体が危機感を持っていないことに危惧を覚える。
保守界隈は概ね理解しているものと思うが、「民」は理解していない。そして理解させようと努力しない政府、これが現在の日本だ。
国を挙げての無責任体制、これが現在の日本の立ち位置だろう。
民は由らしむべし,知らしむべからず
この言葉は、責任ある政府なら成り立つが、無責任政府なら、亡国の所業だ。
防衛白書が発表された。表紙がいいね。早速戦狼志那が噛みついてきた。志那はわかりやすくていい。白書については、後日論評したいが、一言で言えば、防衛省自衛隊は、中国人民解放軍と戦う覚悟を決めた、ということだ。ただし、日本国政府ではない。政府内には、妨害勢力が蔓延っていて、未だ一枚岩ではない。そこに我が国の困難がある。
↓読んでいただきありがとうございます。ポチッとしていただけると励みになります。

政治ランキング

にほんブログ村
- 関連記事
-
-
日本政府のシグナル 2021/08/05
-
高校野球は何故観客がいるのか? 2021/08/03
-
米中外交戦 2021/07/19
-
融和か戦略か 2021/07/18
-
民は由らしむべし,知らしむべからず 2021/07/15
-
武士(もののふ)の系譜 2021/07/14
-
台湾と韓国 2021/07/04
-
専門家の意見と政治判断が異なるのは当たり前 2021/07/01
-
日豪台連合 2021/06/25
-
スポンサーサイト