中国、防衛白書に「脅威誇張し無責任」と反発
2021/7/13 18:57三塚 聖平 産経ニュース
【瀋陽=三塚聖平】中国外務省の趙立堅(ちょう・りつけん)報道官は13日の記者会見で、日本が令和3年版防衛白書で「台湾情勢の安定」の重要性を明記したことに対し、「台湾問題は中国の内政であり、いかなる国が、いかなる形で干渉することも絶対に許さない」と反発した。日本側に「強烈な不満と断固たる反対」を表明した。
趙氏は「いわゆる中国の脅威を誇張している。これは極めて誤った、無責任なものだ」と非難した。
中国海警局による尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海侵入については「釣魚島(尖閣諸島の中国側名称)とその付属島嶼(とうしょ)は中国の領土の不可分の一部で、その海域でのパトロールや法執行は正当で合法だ」と主張した。2月に施行した海警法についても「国際法と国際的な実践に適合している」と正当化した。
米国が主導するインド太平洋戦略についても「集団による対抗だ」と非難。「ごみの山に捨てるべきだ」と牽制(けんせい)した。
有料記事ではないので全文引用した。
趙立堅報道官(中華人民共和国外交部報道局副局長)は、今日も快調だ。このままいけば、報道局長に栄進し、場合によっては外交部長も夢ではないぞ。酒楽は彼を応援している。習皇帝に忠実な、極めて優秀な官僚だ。
冗談はさておき、相変わらず中共は、台湾を内政問題だと主張している。南シナ海は海洋法条約に違反しているとの判決を無視している。つまり、中共は、志那四千年の伝統に忠実で、国境という概念はなく、あくまで「版図」なのだ。
だが、版図という概念は、ある意味正しい。人類の歴史(古文書などで確認できる有史)において、国境は変わるものであり、栄枯不変なものではない。酒楽が毎回主張する「固有の領土」という概念は、国際社会では通用しないのだ。
もちろん、ロシアに対しては、一定の効果はあるが。いずれにしても、永遠に変わらない国境など存在しないのだ。欧州を見ても、中東を見ても、変化のない国境は存在しない。国境が変化するのは当たり前なのだ。今の国境に満足していない国は、次の戦争で領土を回復したいと考えているはずである。それが常識だ。実際にそうするかどうかは別にして。
欧州が現在安定しているように見えるのは、今だけだろう。東欧では、ユーゴ崩壊以来、数多の国が誕生し、国境紛争が起こった。これが現実なのだ。ただし、何千年も戦ってきた欧州では、やり過ぎるとやり返されるので、そこそこで止めるのが暗黙のルールになっている。ナチスはやり過ぎたから、大きな報復を受けたのだ。
中国は、古代国家のまま世界史に登場した。アヘン戦争で一敗地にまみれ、約150年間、欧州勢の後塵を拝することになった。そして、華夷秩序から脱皮することなく、そのままの姿で成長を遂げたのである。

お花畑
志那はこれから先変化する可能性があるのだろうかというのが、酒楽の現在の関心事項だ。民族の性向など簡単に変わるものではないというのが酒楽の認識だが、志那は図体が大きく、近隣諸国に大きな影響を及ぼすのは必定なので、どうしても関心を抱かざるを得ない。
これは酒楽の勝手な予想だが、簡単に変わることはないだろう。志那は、相変わらず華夷秩序の世界に生きていて、これから先もそれは変わらないと思うからだ。
華夷秩序の本質は、志那が頂点にいて、その他の国々は、志那に跪く、というところにある。志那は、天命を受ける国だから、それは当然なのだ。この天命思想に変化がない限り、志那と対等な国など存在してはならず、世界は常に志那に跪かなければならないのだ。
仮に、近い将来、米帝を主力とする西側自由主義陣営に敗れることがあっても、民族の記憶が消えることはなく、国力を回復すれば、再び、覇権を求めて世界に挑戦するだろう。何故なら、それが志那だからだ。それ以外に理由はない。
ロシアがロシアであり、日本が日本であるように、志那は志那なのだ。版図は大きくなることもあり、小さくなることもある。これは世界史の常識であり、現在も変化することのない真実である。
固有の領土を主張する日本は、世界史の異端児なのだ。たまたま、海に隔てられ、永らく他国に侵略されることのなかった日本は、世界の常識を知らないのだ。そういう意味では、日本のほうが世界の常識を知らない甘ちゃんなのだ。
国境は、自分で守るものであり、取られたら取り返すものなのだ。北方4島と竹島を日本固有の領土だと主張するなら、ロシアや韓国と戦って取り返せばいいのだ。
それ以外に国土を回復する道はない。そういう意味では、志那のほうが国際常識に忠実だ。粗削りだが。
大和は大和民族の記憶を失ったのだろうか?三島由紀夫はそう考えて嘆き、最後は自決して果てた。三島の嘆きは一面の真実だと思うが、酒楽はそこまで悲観的ではない。
日教組の呪縛により、日本人が民族としての記憶を失い、嘗ての日本人ではない、というのが三島の認識だったと想像する。だがそんなに簡単に民族の記憶が消せるものではない。大和は、神武天皇以来、約二千六百年、歴史を紡いできたのだ。たった一度の敗戦で、民族の記憶が消えると考えることの方がおかしい。
そして、大和民族の恐ろしさを知っているのは、アメリカ合衆国であり、中華人民共和国なのだ。かつて大日本帝国と戦った敵だから、日本の本質を知り、恐ろしさを認識しているのだ。
米国が我が国に軍事資産を大量においているのは、米国の世界戦略の一環ではあろうが、それだけではあるまい。それは、大和を抑止するために必要だから存在しているのだ。米帝は、大和を100%信じているわけではないのだ。日米安保は、日米同盟の根拠だが、米国の覇権の源泉であり、大和を抑止するための手段なのだ。
志那は、大和が目覚めるのを恐れ、我が国内部に大量の中国人を潜入させて、メディアや政財界に大きな影響力を行使している。それは、大和が志那に抵抗しないための処置だ。成功している部分もあり、成功していない部分もある。
志那の巧妙なところは、深く静かに浸透しているところだ。メディアはあらかた志那の勢力に屈している。政界にも大きな勢力を持っている。野党はほぼ完全に、与党にも大きな勢力を築き、憲法改正阻止は半ば成功している。
問題は、こういった困難な状況で大和民族が覚醒するか否かなのだ。そのためには、固有の領土などという幻想を捨てる必要がある。大東亜戦争まで持っていた民族の記憶をよみがえらせる必要があるのだ。
中国の台湾併合の野望は、大和民族覚醒の端緒になるかもしれないと、酒楽は期待している。久々に大和が世界史に再登場するのだ。否が応でも。それは、民族の記憶を呼び覚ます特効薬となるかもしれない。
酒楽の妄想でした。暑さに頭が逝かれて。
2021/7/13 18:57三塚 聖平 産経ニュース
【瀋陽=三塚聖平】中国外務省の趙立堅(ちょう・りつけん)報道官は13日の記者会見で、日本が令和3年版防衛白書で「台湾情勢の安定」の重要性を明記したことに対し、「台湾問題は中国の内政であり、いかなる国が、いかなる形で干渉することも絶対に許さない」と反発した。日本側に「強烈な不満と断固たる反対」を表明した。
趙氏は「いわゆる中国の脅威を誇張している。これは極めて誤った、無責任なものだ」と非難した。
中国海警局による尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海侵入については「釣魚島(尖閣諸島の中国側名称)とその付属島嶼(とうしょ)は中国の領土の不可分の一部で、その海域でのパトロールや法執行は正当で合法だ」と主張した。2月に施行した海警法についても「国際法と国際的な実践に適合している」と正当化した。
米国が主導するインド太平洋戦略についても「集団による対抗だ」と非難。「ごみの山に捨てるべきだ」と牽制(けんせい)した。
有料記事ではないので全文引用した。
趙立堅報道官(中華人民共和国外交部報道局副局長)は、今日も快調だ。このままいけば、報道局長に栄進し、場合によっては外交部長も夢ではないぞ。酒楽は彼を応援している。習皇帝に忠実な、極めて優秀な官僚だ。
冗談はさておき、相変わらず中共は、台湾を内政問題だと主張している。南シナ海は海洋法条約に違反しているとの判決を無視している。つまり、中共は、志那四千年の伝統に忠実で、国境という概念はなく、あくまで「版図」なのだ。
だが、版図という概念は、ある意味正しい。人類の歴史(古文書などで確認できる有史)において、国境は変わるものであり、栄枯不変なものではない。酒楽が毎回主張する「固有の領土」という概念は、国際社会では通用しないのだ。
もちろん、ロシアに対しては、一定の効果はあるが。いずれにしても、永遠に変わらない国境など存在しないのだ。欧州を見ても、中東を見ても、変化のない国境は存在しない。国境が変化するのは当たり前なのだ。今の国境に満足していない国は、次の戦争で領土を回復したいと考えているはずである。それが常識だ。実際にそうするかどうかは別にして。
欧州が現在安定しているように見えるのは、今だけだろう。東欧では、ユーゴ崩壊以来、数多の国が誕生し、国境紛争が起こった。これが現実なのだ。ただし、何千年も戦ってきた欧州では、やり過ぎるとやり返されるので、そこそこで止めるのが暗黙のルールになっている。ナチスはやり過ぎたから、大きな報復を受けたのだ。
中国は、古代国家のまま世界史に登場した。アヘン戦争で一敗地にまみれ、約150年間、欧州勢の後塵を拝することになった。そして、華夷秩序から脱皮することなく、そのままの姿で成長を遂げたのである。

お花畑
志那はこれから先変化する可能性があるのだろうかというのが、酒楽の現在の関心事項だ。民族の性向など簡単に変わるものではないというのが酒楽の認識だが、志那は図体が大きく、近隣諸国に大きな影響を及ぼすのは必定なので、どうしても関心を抱かざるを得ない。
これは酒楽の勝手な予想だが、簡単に変わることはないだろう。志那は、相変わらず華夷秩序の世界に生きていて、これから先もそれは変わらないと思うからだ。
華夷秩序の本質は、志那が頂点にいて、その他の国々は、志那に跪く、というところにある。志那は、天命を受ける国だから、それは当然なのだ。この天命思想に変化がない限り、志那と対等な国など存在してはならず、世界は常に志那に跪かなければならないのだ。
仮に、近い将来、米帝を主力とする西側自由主義陣営に敗れることがあっても、民族の記憶が消えることはなく、国力を回復すれば、再び、覇権を求めて世界に挑戦するだろう。何故なら、それが志那だからだ。それ以外に理由はない。
ロシアがロシアであり、日本が日本であるように、志那は志那なのだ。版図は大きくなることもあり、小さくなることもある。これは世界史の常識であり、現在も変化することのない真実である。
固有の領土を主張する日本は、世界史の異端児なのだ。たまたま、海に隔てられ、永らく他国に侵略されることのなかった日本は、世界の常識を知らないのだ。そういう意味では、日本のほうが世界の常識を知らない甘ちゃんなのだ。
国境は、自分で守るものであり、取られたら取り返すものなのだ。北方4島と竹島を日本固有の領土だと主張するなら、ロシアや韓国と戦って取り返せばいいのだ。
それ以外に国土を回復する道はない。そういう意味では、志那のほうが国際常識に忠実だ。粗削りだが。
大和は大和民族の記憶を失ったのだろうか?三島由紀夫はそう考えて嘆き、最後は自決して果てた。三島の嘆きは一面の真実だと思うが、酒楽はそこまで悲観的ではない。
日教組の呪縛により、日本人が民族としての記憶を失い、嘗ての日本人ではない、というのが三島の認識だったと想像する。だがそんなに簡単に民族の記憶が消せるものではない。大和は、神武天皇以来、約二千六百年、歴史を紡いできたのだ。たった一度の敗戦で、民族の記憶が消えると考えることの方がおかしい。
そして、大和民族の恐ろしさを知っているのは、アメリカ合衆国であり、中華人民共和国なのだ。かつて大日本帝国と戦った敵だから、日本の本質を知り、恐ろしさを認識しているのだ。
米国が我が国に軍事資産を大量においているのは、米国の世界戦略の一環ではあろうが、それだけではあるまい。それは、大和を抑止するために必要だから存在しているのだ。米帝は、大和を100%信じているわけではないのだ。日米安保は、日米同盟の根拠だが、米国の覇権の源泉であり、大和を抑止するための手段なのだ。
志那は、大和が目覚めるのを恐れ、我が国内部に大量の中国人を潜入させて、メディアや政財界に大きな影響力を行使している。それは、大和が志那に抵抗しないための処置だ。成功している部分もあり、成功していない部分もある。
志那の巧妙なところは、深く静かに浸透しているところだ。メディアはあらかた志那の勢力に屈している。政界にも大きな勢力を持っている。野党はほぼ完全に、与党にも大きな勢力を築き、憲法改正阻止は半ば成功している。
問題は、こういった困難な状況で大和民族が覚醒するか否かなのだ。そのためには、固有の領土などという幻想を捨てる必要がある。大東亜戦争まで持っていた民族の記憶をよみがえらせる必要があるのだ。
中国の台湾併合の野望は、大和民族覚醒の端緒になるかもしれないと、酒楽は期待している。久々に大和が世界史に再登場するのだ。否が応でも。それは、民族の記憶を呼び覚ます特効薬となるかもしれない。
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