日本人の対中感情はなぜ悪化?どうすれば解決できるか―華字紙編集長
日本新華僑通信社 2021年7月13日(火) 11時50分
https://www.recordchina.co.jp/b879294-s28-c100-d0190.html
日本人が中国に親しみを感じない主な原因として「西側が長期にわたって中国の体面を汚してきたことが日本人の中国に対する負の印象を根深くした」「尖閣問題は中国に対する親近感を大きく下げた」の2点を調査分析が示していると論じた。
記事はこの他、日本メディアの中国に対するネガティブな報道が日本人の視覚に衝撃を与えたと強調し、最初に大規模な感染が起きたのが中国・武漢だったことも中国に対する日本人の嫌悪感を高めたと言及。さらに日本でコロナ禍が長引き、それに伴う対策が長期化していることにも注意を向けた上で、「(対中感情の悪化という)状況を変えるには中国国民の道徳、素養教育の強化が最も重要で、細部から現状を変えていくことで将来、理想的な効果が得られると考える。同時に、われわれの国のイメージをいっそう高め、外国や外国人に『文句なし』とさせる。これができて初めて、日本、日本人の中国に対するイメージが徐々に改善され、元通りにすることができる」と主張した。
レコードチャイナの記事から最も象徴的な部分を引用した。
読者諸兄は、この文章を読んでどのように感じただろうか。
どうもね、引用記事を間違えたような気がする。元記事は、日本新華僑通信社とある。
中国語新聞「日本華僑報」
http://jp.jnocnews.jp/news/Newsinfo.aspx?id=73
人民日報 海外版 日本月刊 とある。日本に現地化しているのだろう。そして、やはり華僑だ。だからこういう記事になるのだな。
表題と記事を読んで、これは格好の題材だと思ったのだが、何度も読み返しているうちに違和感を感じ始めたのだ。これが、中国の趙立堅報道官なら激越な口調で我が国を非難するだろう。だが本記事は、あまりにも軟弱なのだ。
おかしいだろ。主張も頓珍漢だ。大陸中国と、現地化した中国人はこれほど違うのか、政治が全ての北京人と商売が全ての上海人の違いなのか、いずれにしても主張は的外れで生ぬるい。これでは中国ではない。支那でもない。中国語新聞「日本華僑報」とは何者なのか?以下は、その中国語新聞「日本華僑報」の紹介文である。
『日本華僑報』は、1999年の春に創刊されました。紙面は日本のニュースを中心に、さまざまな角度から中日関係を分析し、中国社会に向けて最も多く、最も早く、最新の日本の「声」を届けています。読者の支援と、長年にわたる実績を経て『日本華僑報』は、中国大陸を中心とした中国語圏の新聞、雑誌、ポータルサイトへの転載率が第1位の海外編集の中文紙に成長しました。
『日本華僑報』は、中国大陸のみならず、日本の中国人社会で最も多く読者をもつ海外中国語メディアの一つです。その内容は度々、香港、台湾、マカオ、東南アジア諸国や、アメリカ、カナダ、オーストラリアなど異なる地域の中国語メディアにも転載され、影響力は大きく、海外の華僑華人が日本社会と在日華僑華人の動静を理解するための最も権威ある「窓」となっています。

前段部分のみ引用した。こういうことなのだな。華僑は、今も生きている。酒楽は、中国人、志那人と良く表現しているが、華人という表現もある。華語もある。中国人にしてみれば、華という字が好きなのだろう。中華の華だ。だから華僑と自称するのかもしれない。
いずれにしても在日華僑の日本人観の一端がここに示されている。大陸中国人とは立場が異なるので同列には論じられない。華人も現地化するとこうなるのかもしれないが、日本人のように決して現地人化しようとはしない。華人はあくまで華人だ。そこが日本人とは決定的に異なる。
在日華僑は、華僑社会を形成している。でも本当は、こちらの方がスタンダードなのかもしれない。日本人は現地に溶け込み、数代続けば日系ではあるが、日本人ではなくなる。だが、華人は何時まで経っても華人だ。そして、ヨーロッパに移民したアラブもまたアラブであり続ける。そういう意味では、日本人はここでも異色であり異端だ。
郷に入れば郷に従うのが日本人だが、華人は、従わない。記事は、在日華僑の真実を伝えてはいないだろうと酒楽は思っている。大陸中国の意志、中共に忖度している。そして的外れ。
こんな記事を読んで信じる大陸中国人がいるのだろうか?酒楽の素朴な疑問だ。しかも、日本語で。これを読んで日本人が中国と中国人に好意を抱くとでも思っているのだろうか?甚だ疑問なのだが、「中国大陸を中心とした中国語圏の新聞、雑誌、ポータルサイトへの転載率が第1位の海外編集の中文紙に成長しました」と自称しているのである。
14億の民を擁する中国は広く大きい国だ。そこは人民の海だ。
浜の真砂は尽きるとも 世に華人の種は尽きまじ
石川五右衛門ならこういったかもしれない。ただし、中国の少子高齢化は激しく進んでいるので、いずれ種は尽きるかもしれない。習近平は種が尽きる前に台湾を併合しようと考えているようだ。話がずれた。
大陸中国にも多種多様な中国人集団が存在し、海外には、膨大な華僑が存在する。華人は、信用し合う集団ごとに華人世界を形作る。それは国内外を問わない。ここに中国問題の難しさと危険があるのだ。
華僑報をそのまま信じるわけにはいかない。いや信じる華人も日本人もいないのではないか。この記事からは、中国共産党の願望だけしか読み取ることができない。日本人に対する。そしてその望みが遂げられることはあるまい。日本人のためには幸いだ。
日本新華僑通信社 2021年7月13日(火) 11時50分
https://www.recordchina.co.jp/b879294-s28-c100-d0190.html
日本人が中国に親しみを感じない主な原因として「西側が長期にわたって中国の体面を汚してきたことが日本人の中国に対する負の印象を根深くした」「尖閣問題は中国に対する親近感を大きく下げた」の2点を調査分析が示していると論じた。
記事はこの他、日本メディアの中国に対するネガティブな報道が日本人の視覚に衝撃を与えたと強調し、最初に大規模な感染が起きたのが中国・武漢だったことも中国に対する日本人の嫌悪感を高めたと言及。さらに日本でコロナ禍が長引き、それに伴う対策が長期化していることにも注意を向けた上で、「(対中感情の悪化という)状況を変えるには中国国民の道徳、素養教育の強化が最も重要で、細部から現状を変えていくことで将来、理想的な効果が得られると考える。同時に、われわれの国のイメージをいっそう高め、外国や外国人に『文句なし』とさせる。これができて初めて、日本、日本人の中国に対するイメージが徐々に改善され、元通りにすることができる」と主張した。
レコードチャイナの記事から最も象徴的な部分を引用した。
読者諸兄は、この文章を読んでどのように感じただろうか。
どうもね、引用記事を間違えたような気がする。元記事は、日本新華僑通信社とある。
中国語新聞「日本華僑報」
http://jp.jnocnews.jp/news/Newsinfo.aspx?id=73
人民日報 海外版 日本月刊 とある。日本に現地化しているのだろう。そして、やはり華僑だ。だからこういう記事になるのだな。
表題と記事を読んで、これは格好の題材だと思ったのだが、何度も読み返しているうちに違和感を感じ始めたのだ。これが、中国の趙立堅報道官なら激越な口調で我が国を非難するだろう。だが本記事は、あまりにも軟弱なのだ。
おかしいだろ。主張も頓珍漢だ。大陸中国と、現地化した中国人はこれほど違うのか、政治が全ての北京人と商売が全ての上海人の違いなのか、いずれにしても主張は的外れで生ぬるい。これでは中国ではない。支那でもない。中国語新聞「日本華僑報」とは何者なのか?以下は、その中国語新聞「日本華僑報」の紹介文である。
『日本華僑報』は、1999年の春に創刊されました。紙面は日本のニュースを中心に、さまざまな角度から中日関係を分析し、中国社会に向けて最も多く、最も早く、最新の日本の「声」を届けています。読者の支援と、長年にわたる実績を経て『日本華僑報』は、中国大陸を中心とした中国語圏の新聞、雑誌、ポータルサイトへの転載率が第1位の海外編集の中文紙に成長しました。
『日本華僑報』は、中国大陸のみならず、日本の中国人社会で最も多く読者をもつ海外中国語メディアの一つです。その内容は度々、香港、台湾、マカオ、東南アジア諸国や、アメリカ、カナダ、オーストラリアなど異なる地域の中国語メディアにも転載され、影響力は大きく、海外の華僑華人が日本社会と在日華僑華人の動静を理解するための最も権威ある「窓」となっています。

前段部分のみ引用した。こういうことなのだな。華僑は、今も生きている。酒楽は、中国人、志那人と良く表現しているが、華人という表現もある。華語もある。中国人にしてみれば、華という字が好きなのだろう。中華の華だ。だから華僑と自称するのかもしれない。
いずれにしても在日華僑の日本人観の一端がここに示されている。大陸中国人とは立場が異なるので同列には論じられない。華人も現地化するとこうなるのかもしれないが、日本人のように決して現地人化しようとはしない。華人はあくまで華人だ。そこが日本人とは決定的に異なる。
在日華僑は、華僑社会を形成している。でも本当は、こちらの方がスタンダードなのかもしれない。日本人は現地に溶け込み、数代続けば日系ではあるが、日本人ではなくなる。だが、華人は何時まで経っても華人だ。そして、ヨーロッパに移民したアラブもまたアラブであり続ける。そういう意味では、日本人はここでも異色であり異端だ。
郷に入れば郷に従うのが日本人だが、華人は、従わない。記事は、在日華僑の真実を伝えてはいないだろうと酒楽は思っている。大陸中国の意志、中共に忖度している。そして的外れ。
こんな記事を読んで信じる大陸中国人がいるのだろうか?酒楽の素朴な疑問だ。しかも、日本語で。これを読んで日本人が中国と中国人に好意を抱くとでも思っているのだろうか?甚だ疑問なのだが、「中国大陸を中心とした中国語圏の新聞、雑誌、ポータルサイトへの転載率が第1位の海外編集の中文紙に成長しました」と自称しているのである。
14億の民を擁する中国は広く大きい国だ。そこは人民の海だ。
浜の真砂は尽きるとも 世に華人の種は尽きまじ
石川五右衛門ならこういったかもしれない。ただし、中国の少子高齢化は激しく進んでいるので、いずれ種は尽きるかもしれない。習近平は種が尽きる前に台湾を併合しようと考えているようだ。話がずれた。
大陸中国にも多種多様な中国人集団が存在し、海外には、膨大な華僑が存在する。華人は、信用し合う集団ごとに華人世界を形作る。それは国内外を問わない。ここに中国問題の難しさと危険があるのだ。
華僑報をそのまま信じるわけにはいかない。いや信じる華人も日本人もいないのではないか。この記事からは、中国共産党の願望だけしか読み取ることができない。日本人に対する。そしてその望みが遂げられることはあるまい。日本人のためには幸いだ。
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